Ruby の会

シニアライフ~能楽・ボランティア・旅行・食べ歩き・演劇などを綴っています

東京芸術座「蟹工船」

2016-12-07 20:10:57 | 映画・テレビ・演劇・芸能

 12/5,6日と1泊で京都へ行ってきました。冬の京都は意外と暖かく晴れ上がり、ゆったり旅行を楽しんできました(いずれまた書きます)。

 さて、12/2(金)は、高岡文化ホールで観劇の日。義妹、SAさんと3人で出かけた。駐車場確保のためかなり早めに出かけ、ロビーで義妹が買ってきてくれたお寿司を食べる。開場前になるとどんどん人が増え、ロビーに行列ができる。👇は、開場直後かな?青い法被姿は運営サークルの会員さん達。   

  この日の演劇は、東京芸術座の「蟹工船」。「蟹工船」は言わずと知れた小林多喜二の名作。原作をきちんと読み終えたかどうか記憶は定かでないが、だいたいのあらすじは知っている。映画や漫画にもなっているそうだが、舞台となればどうなのかと言うのが興味の湧くところだ。つらい場面もあるのだろうな~と覚悟して観に行く。

 👇は、ネットからの写真で小さいが、たぶん、最初のシーン…出航前の函館港の光景だ。舞台のあっちこっちにスポットを当てながら、人々の会話から誰がどこからどんな事情でこの仕事に集まって来たかを観客に伝える。 

  《あらすじ》 昭和の初め頃--食いつめて”自分を売る”より仕方がなくなった男たちが函館の港に集まって来た。秋田、青森、岩手、北海道の農民や労働者たち、斡旋屋に「だまされて」連れてこられた東京の学生ら、オヤマまで…を乗せた3000トンに近い蟹工船・博光丸が函館を出航し、オホーツク海に蟹漁に出ます。
 
 ~蟹工船とは、母船式蟹漁業の中核となる大型船で、船内に蟹缶製造の工場を備えている。8~10隻の漁艇(川崎船)を搭載し、早朝漁場で海上にそれを降ろす。川崎船は網を揚げ、蟹を満載して母船に運ぶ。甲板に揚げられた蟹を缶詰にし箱詰めするまでの長い工程を手作業で行うため、400人以上もの乗組員が1日10数時間の重労働を強いられた~。

 博光丸の監督の浅川は、漁は国家事業である、ロシアと「一騎打ち」のつもりで働け、とどなります。浅川は、博光丸と並んでいた秩父丸からSOSの無電が入っても、「余計な寄り道せって、誰が命令したんだ。」と船長を怒り、秩父丸を見捨てます。漁夫、雑夫たちは重労働と祖悪な食事で身体を悪くし何人もの漁夫が北の海で死んでいきます。船医が何度監督に訴えようと耳を貸さない鬼浅川。
  自分たちを守ってくれると思っていた帝国海軍も実は船会社の味方だった、とわかり、自分たちの味方は自分たちだ、と漁夫たちはサボタージュ、ストライキを起こします…。

 舞台上に30名以上も登場する群像劇と聞いていたが、一人ひとりが命のある人間として生き生きとリアルに描かれる。つらいリンチの場面もあるが、力強く立ち上がる男たちに救われる。舞台は船上だけ、水平線が大きく傾き、漁夫たちが船の揺れに合わせ同時に揺れたり、こけたり、観客も船に乗っていて船酔いしそうな気持ちになる。蟹缶を製品にするまでの流れ作業も見事な演出だった。洗って茹でてほぐして…の作業を横並びに。
 最後に湧き起こる「ソーラン節」。一緒に歌い、せめて手拍子を打ちたい気分でいるうちに幕が降りた。

 食い入るように観ていた義妹、「浅川を殺してやりたいと思うほど憎かった(笹岡さんごめんなさい)、カーテンコールで真ん中で花束をもらっておられビックリ」とのこと。ソーラン節を会場皆で歌えばよかったのに…とも。彼女が「よかった!~」と喜んでくれたことが私にも喜び。演劇鑑賞会に誘い、1年余り。これからも見続けてくれればうれしい。
 👇は、つもさんブログです。彼女は1日早く観られ、その日のうちにブログで紹介されました。http://blog.goo.ne.jp/goo1775_1945/e/2c0888c7a5c46797e7fa244d099983bd

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4 コメント

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Unknown (なは)
2016-12-08 16:59:10
清姫様
素晴らしい演劇でしたね!アップするのは難しいと思っていましたが、よく紹介してくださいました。
あの小説がこんなに分かり易くしかも迫力・魅力のある作品になるとは想像もしませんでした。
ほんとに最後はみんなで歌い、手拍子すればよかったです。
私たちも感激して見ていました。
Unknown (清姫)
2016-12-08 20:50:43
なはさん
素晴らしかったですね。演出も素晴らしかったし、アンサンブルと言うのでしょうか、役者さんたちの気持ちがピッタリと合っていました。
観劇後時間があれば、観た人同士で感想を話せばいいのですよね。
👆の記事は、パンフからの抜き書きがほとんどです。船の構造や、言葉の解説や、「カーテンコール」が役に立ちますね。
Unknown (姫)
2016-12-15 02:34:50
いい演劇でしたね。
暗いのではないか・・と心配されていましたが、私はとても気に入っています。
早速のアップですね。
いつもながら、うまく紹介されています。
あっ君が来るというので、あわてて帰ってしまいましたが、感想など話し合えるとよかったです。
Unknown (清姫)
2016-12-15 22:29:24
姫ちゃん
悲惨な場面ばかりかと尻込みしていましたが、力強く立ち上がるところがよかったね。
あまり先入観を持たない方がいいな、と思いました。
渋ちゃんに渡したら喜んでおられましたよ。彼女も高岡で見なくなってから、ときどき無駄にしているようなので。

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