
Hip Cake Walk/Don Pattersonwith Booker Ervin
(Prestige 7349)
スコットに続いて,先のエリック・クロス盤で活躍したドン・パターソンに再登場願いましょう。やっぱり,後期泥沼はオルガンの時代と言っても過言ではないかもしれません。ここが,オルガン嫌いのジャズファンにソッポを向かした原因なのかも知れません。いいテナーが入っていても,ピアノの代役がオルガンだと途端にスルーされて来た歴史を感じます。かまわず行きましょう!今日は黒く逞しいトーンで人気のテナー,ブッカー・アービンとパターソンのコラボです。
メンバーはBooker Ervin(ts), Don Patterson(org), Billy James(ds)のトリオです。冒頭A-1"Sister Ruth"のアービンのサックス,パワフルですね〜。あの顔が浮かんで来るブローですね。それに呼応するパターソンも最高ですね。B面大半を占めるブルースのタイトル曲”Hip Cake Walk"こそ真骨調です。パターソンのブルジーなオルガンに乗って、この曲だけ登場のLeonard Houstonのアルトサックスがフリーキーなトーンを交えた熱いソロを展開します。勿論,アービンも際限のないブローテナーを聴かせてくれます。アーシーなコテコテ度はこれぞ泥沼後期プレステッジと言う印象ですね。
所有盤はオリーブの再発ステレオ盤ですがコーティンされたカバーはOJCとは一線を画していますね。信号機ジャケといえば、マイルスのWalkin', チェンバースのGoと相場は決まっていますが,摩天楼,ブラックビューティ,曇天そして微妙な水平線の傾き,アメリカの大都市(NYでしょうかねぇ?)を感じるGOOD COVERです。












アービンと言うとピアノトリオがバッキングしていることが多いような気がしますが、パターソンの初リーダー盤でも共演しているのです。
http://blog.goo.ne.jp/67camper/e/7f268be12b05c3d03ef7a9d91bc4cc1c
この街並を捉えたカバー、最高でしょ。
中の音楽が聴こえてきそうですね。ちゃんと黒人女性を使ったところにコテコテ感もでているし・・・。
さて、本盤、やはりアーヴィンいいですねぇ、色気の漂う艶やかな音色がいつもながら心地いい。デザイナーになりたかった僕には、「中の音楽が聴こえてきそう」なんて上手いこと仰るジャケの構図も魅力です。ハービー・ハンコックの向こうを張ってモノクロにすればもっとヨカッタかな・・、当時の空気を捉えた、いいデザインです。
スティットもこの時期オルガンバックが多いですよね。
http://blog.goo.ne.jp/67camper/e/048c17808f388fe963cde0e63edfcd26
ご提案ですが、ミュージシャン別に過去の記事が見られるようにできないかと・・。せっかくの膨大な遺産が検索しないと見られないのがちょっと惜しい気がするんですが・・。
今更,面倒くさいので許してください。
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