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2017-08-13 16:51:33 | 日記
医療法人和楽会はパニック症(パニック障害)・非定型うつ病・社交不安症(社交不安障害)などの不安・抑うつ症状の治療を手掛ける心療内科・精神科 専門医療機関です。

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フクロウblog | ドクター工藤のコーナー医療法人和楽会の「フクロウblog」です。治療や講演会などの様々な情報をお届けします。
機能性内科疾患と精神疾患(ケセラセラ vol.79 冬)
2016年4月19日ドクター工藤のコーナー
医療法人 和楽会 横浜クリニック院長 工藤 耕太郎
身体の病気でありながら、なかなか証拠の見つからなかった疾患群が最近知られるようになってきました。
たとえば、胃食道逆流症は一昔前までは食道に炎症やびらんがみられる逆流性食道炎のみしか知られていませんでした。現在では、内視鏡で炎症やびらんがないように見えても、組織を観察すれば炎症が見つかることがわかってきたため、非粘膜びらん性胃食道逆流症という診断ができました。
起立性調節障害や血管迷走神経反射という病気も最近はどんな学生向けの教科書にも記載されるようになってきました。
もちろん睡眠時無呼吸症候群なども知名度を上げております。
普通の採血やレントゲンなどで見つからないが、身体に異常がある状態というのものが、ここ10年は多く知られるようになってきました。これらの病態に関しては、すぐに精神的な問題とされ精神科や心療内科を初診することは、そう珍しいことではなくなっています。 続きを読む

胃食道逆流症のはなし(ケセラセラVol.77)
2015年3月4日ドクター工藤のコーナー, 病気・症状
医療法人和楽会 横浜クリニック院長 工藤 耕太郎
「ストレスを感じると吐き気がする。」
「ストレスを感じると胸の痛みがする。」
そういう症状でお悩みの患者さんもしばしば受診されます。
慢性的に吐き気を感じているために、例えば「満員電車に乗って吐いてしまったら」「外で食事をして吐いてしまったら」と考えるようになり、行動範囲が制限されてしまうことがあります。
吐き気や胸の痛みを感じているため、患者さんは内科にまず受診します。内視鏡の結果、「胃は問題ありません。精神的なものじゃないですか。」と説明を受けて精神科や心療内科に受診するようになります。
ここで、もう一度振り返らなければいけないことは、胃が問題なくても吐き気や胸痛が出現することがありうるということです。あまり聞きなれないかもしれませんが、胃食道逆流症という病気があります。胃液が食道に逆流することにより食道が炎症を起こす病気です。 続きを読む

血管迷走神経反射について(ケセラセラVol.76)
2014年10月14日ドクター工藤のコーナー, 病気・症状
医療法人和楽会 横浜クリニック院長 工藤 耕太郎
今回は血管迷走神経反射について簡単に説明します。
血管迷走神経反射性失神は、神経調節性失神の中でもっとも頻度の多い病気です。神経調節性失神とは立位などで血液が下半身に下がってしまうことにより、脳への血流が不足し意識を失うものです。神経調節性失神の中でもっとも頻度は多く、若年者でも0.5%以上の人が罹患していると言われています。また失神全体の中で20%を占めるとも言われており、非常に多いものです。
しかし、一般的にはこの病気は知られていないようです。失神後ということで救急外来などを受診したあと、「精神的なものでしょう」ということで精神科に紹介されてくることがとても多いと感じています。 続きを読む

甲状腺の話(ケセラセラvol.75)
2014年6月20日ドクター工藤のコーナー, 病気・症状うつ , 甲状腺
医療法人和楽会 横浜クリニック院長 工藤 耕太郎
甲状腺という臓器の名前を聞いたことのない人も多いと思います。甲状腺はのどぼとけの少し下にある臓器で甲状腺ホルモンというホルモンを分泌しています。
甲状腺ホルモンの役割は、熱を上げる、食欲を後進させる、心拍数を上げる、代謝を亢進させるといったところが代表的なものですが、精神症状にも影響を与えることが知られています。甲状腺ホルモンにより、精神的に活発な活動が可能になります。
さて、甲状腺機能低下症という病気があります。なんらかの原因により甲状腺の機能が下がり、甲状腺ホルモンの血中濃度が低下してしまいます。この病気も精神科の臨床に大きな影響を与えます。なぜならば、甲状腺の機能が低下した場合、食欲不振、低活動、過眠、低体温、心拍数の低下、血圧の低下といった症状が出現するからです。甲状腺機能低下の症状はうつ病と一致するものがあるのです。問診だけではうつ病と区別がつかないこともしばしばあります。
それでは、甲状腺機能低下症はどのような検査をすればよいのでしょうか? 続きを読む

睡眠障害とうつ病の話 ②下肢静止不能症候群(むずむず脚症候群)(ケセラセラvol.74)
2014年4月22日ドクター工藤のコーナー, 病気・症状うつ , 睡眠障害
医療法人和楽会 横浜クリニック院長 工藤 耕太郎
下肢静止不能症候群という病気があります。むずむず脚症候群と呼ばれることもあります。この病気は夕方から深夜にかけて、主に下半身に違和感を感じることにより眠りにつくのが難しくなったり、イライラが生じることがあるというものです。また、下肢静止不能症候群は入眠後、手足が突然動くといった周期性四肢運動障害と表裏一体の関係があり、断眠を繰り返すことが知られています。主に下半身と記載したのは、患者さんによっては違和感を感じる部位は上半身であったり背中であったりすることが稀ではないのです。違和感についても「むずむず」「皮膚の下を何かが這いまわるような感じ」「熱い感じ」「冷たい感じ」と多彩であり、結局のところ「じっとしていられなくて寝返りを打ち続ける」としか症状を総称できないからです。若年性発症(10代)の患者さんの場合、夜、布団の中で動き回るのが習慣になっており、違和感自体を感じていない場合もあります。 続きを読む

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