60_60_30 零半乗

50ccバイクでの走行記録

北海道 一周 2013(4)

2014年04月06日 | 北日本

北海道 一周 2013(4)



 28日 7:25出発、晴。サロベツ北上
 曇り空の下を出発。ライダーグループは、今朝から初山別で開催される集会に参加する
ため札幌から来た同年輩、挨拶を交わして出発。R232はほとんど車が走って無く走り易い、
羽幌の市街を通過するとすぐにガス欠、初山別まではリザーブで充分の筈。余裕で走って
いると腹具合が怪しくなる、情勢は一変慌てて速度を上げる、左前方の海上には薄っすら
と利尻が見えて来るが眺めを楽しむ余裕は無い。初山別入口のホクレンで給油、腹具合も
収まり空には晴間が広まり爽やかに出発、風は冷たいが快走日和。左手の雲ひとつ無い海
上に浮かぶ利尻を眺めながら遠別に到る、漁港から開拓農道に乗り交通量の少ないコース
を快走、花はまだ少ないが利尻は美しい、何度も停車して見とれる。手塩からd106に乗り
サロベツを北上、このコースも花にはまだ早いが群青の海に浮かぶ利尻は美しい、やはり
何度も停車する、他の車やバイクも沢山停車して撮影している。

d106

夕来附近

浜勇知附近

抜海附近

 抜海に到り稚内には海沿いと丘陵越えのどちらのコースにするか思案、丘陵越えを行く
ことにしてd106をそのまま進む、急勾配のコースを走ると丘陵を越え、丘の斜面に並ぶ住
宅街を下り南稚内駅付近からR238に乗る。宗谷湾沿いのコースは風が強く寒い、道端の案
内板には気温14℃で風力4mの表示、体感気温はもっと低い筈。前方の宗谷岬には薄い靄
が懸かり不鮮明、海沿いを走り宗谷岬で休憩。宗谷岬背後の宗谷丘陵に登る、青い空と緑
の牧場そして彼方には青い海と素晴らしい景観が広がる。丘陵を行くd889は独走状態の快
走路、穏やかなアップダウンとカーブで南下してd1077と出合い乗り換える。走り易い林
間コースを東に走り東浦から再びR238に乗る、オホーツクに沿って走ると、青い海に白い
漁船が列を成して競い合うように鬼志別港に向かう姿が見られる。道の駅「さるふつ」付
近でガス欠、この先浜頓別までスタンドは無い、エサヌカ線を心置きなく走るには給油を
しておきたい、浜鬼志別に引き返し給油。給油後、浜猿払からエサヌカ線に乗る、青空の
下に広がる牧草地は地平まで見渡せる、はるか彼方の陽炎の中に浜頓別のクリーン
センターの煙突が見える、出会った車は3台のみ。浜頓別市街を抜けクッチャロ湖畔の
キャンプ場に到る、受付後何時ものサイトに荷物を下ろすと市街地に向かいA-coopで食料
を調達、サイトに戻り寛ぎながら設営。夕方には何人かのライダーが到着する、近くに設
営した名古屋から来た同年のS氏、50歳前の名古屋№のハーレーライダー、多摩№の同年
配ライダーと飲んで寛ぐ、素晴らしいクッチャロ湖の落日を眺めながら。気温はかなり
低く、夜中に寒さで目覚め眠れない。

クッチャロ湖落日

 29日 7:50出発、晴。宗谷
 今日は少し温かい、連泊するので軽装で出発、サロベツ原野から稚内方面を目指す。
キャンプ場から南下してd84に乗る、日本海側に向けて牧草地帯を走る。刈り取り直後の
牧草地は黄緑、まだ刈り取っていない所は濃い緑とパッチワークのようなコントラストが
美しい、牧草地帯から林間を走り低い峠を越えると猿払村に入る、ヤナギ林の中を走ると
キタキツネの母子と何度も出会う。

d84町境附近

 上猿払を過ぎると道路の改修工事が行われている、前方遠くの工事現場で警備員により白
旗が大きく振られたので速度を上げる、スピードが乗って来るといきなりダートに突っ
込み転倒を覚悟する、何とか体制を確保してエンジンブレーキを利かせて減速、ダート区
間の案内表示をしてくれよ。キタキツネと何度も出会いながら再び低い峠を越えて豊富町
に入る、林間を下り牧草地を走り豊富温泉を通過して豊富駅に到り休憩。走ると寒いので
雨具を着けて出発、国道を少し南下しd444に乗りサロベツ原野に向かう、兜沼の案内に
従い落合農道に乗り換える。この農道は丘陵上の牧草地を走る快走路、利尻の姿を探すが
見えない、しばらく走ると前方にそれらしき物が薄く浮かぶ。更に進むと利尻の輪郭が
見えてくるが薄いシルエットと残雪の白さが見えるだけ、絶景コースなのだが今年も天候
に見放された、靄が懸かり遠望が利かない。d763で兜沼を経てd510に乗り換えると北上、
少し走り左折して宗谷本線を渡ると勇知駅が在り集落が形成されている、山間の小さな集
落で人の気配は感じない、スタンドや郵便局・A-coopが有るので中心集落のようだが。更
に宗谷本線に沿って林間を北上して抜海駅を通過するとすぐにd106と出合い乗り換える。
海沿いを快走するが利尻は薄いシルエット、昨日が奇蹟のような一日だったのかも。今日
はd254で海沿いを走り野寒布岬に到る、岬の気象案内板は18℃風速5mの表示が出て
おり寒い、海は美しいが樺太は見えず早々に退散。岬のボランティアガイドに稚内の大型
書店を教わり市街に戻る、クラーク書店で文庫本を購入、駐車場で若い主婦に大きな
スーパーを尋ねる。少し南下した所の「卸売スーパー大壹店」でキャンプ用の食料を購入、
土曜日のせいかかなり繁盛している店だった。R40で市街地を南下してR238に乗る、恋問
の海岸で停車して風景を眺める、天気は良く海は美しいが今日も宗谷方面は靄で不鮮明、
宗谷岬で給油した後オホーツクに沿って走る。

宗谷丘陵 声問附近から

知来別から海岸段丘に登り内陸の農道を走る、道端のハクサンチドリは既に盛りは過ぎ
ているようだ。鬼志別に到りd1089に乗り南下、猿払の小集落を通過して農道に乗り換え
カムイト沼に到る、沼の畔はエゾカンゾウやヒオウギアヤメの盛り。

エゾカンゾウ

ヒオウギアヤメ

 カムイト沼から農道を南下して浅茅野で国道に戻り、浜頓別で食料を調達してキャンプ
場で寛ぐ。夜は昨日の三人に福岡の50歳前のライダーを加えて飲む。

 30日 7:55出発、晴。
 今朝は更に暖かいようだ、移動する四人のライダーと挨拶を交わし今日も軽装で出発、
湖畔の道路を走り浜頓別の北郊でR238に乗り近くのベニヤ原生花園に向かう、花の時期
には少し早いようでヒオウギアヤメやハマナスは少なくコバイケイソウばかりが目立つ。
園内散策も期待できない、ウソタンナイ砂金採掘公園に向かう。R238を南下する、浜頓別
を過ぎオホーツク海岸を走ると今日も海は綺麗、神威岬に寄ると青空をバックに灯台が
美しい。

神威岬灯台

 撮影後、更に南下してウスタイベのキャンプ場を覗く、10組程度の利用者がいる、広々
とした芝のサイトは快適そう、北見枝幸のすぐ近くで食料などの調達も便利。北見枝幸市
街を走り抜けるとd12に乗り内陸に向かう、ダケカンバの林間を走り緩い登りの快走路を
行くと右手に旧歌登町営簡易鉄道跡が続く、ヤナギ林の中を走りトンネルで峠を越えると
眼下に歌登の小盆地が広がる。歌登市街を通過して西郊の畑作地の中でd120に乗り換える、
緩い勾配で林間を進むと前方に二頭の鹿が立っている。更に山間に入ると路肩に釣り人の
車が何台も駐車しているが、出会った車は数台も無い。峠を越え川沿いを快走して牧草地
に下りしばらく進むと中頓別に到る、市街地でR275に乗り換え少し北上すると、右手下に
寿公園が見えるSLと往年の戦闘機F104が展示されている。峠をトンネルで越えて少し
下るとウソタンナイの案内に従いd586に乗る、東に少し走ると案内に従い複雑な農道を
走る。砂金採掘公園は牧草地の端を流れるウソタン川の川原に作られた施設、日曜日の
ためか10数台の車が駐車して、川に入り砂金を掬う人も見られる。往路を戻り再びR275
に乗り浜頓別に戻る、給油してオイル交換を依頼するとすぐには出来ないと断られる、限
度を越えているが諦める。食料を購入してキャンプ場に戻り、午後は昨日購入した文庫を
読み寛ぐ。夜は奈良の40歳代自転車男性と札幌の30代のハーレーライダーと飲みながら
寛ぐ。奈良の男性は明日稚内空港から帰宅するらしい、札幌のライダーは北海道の
キャンプ場情報に詳しい。

 7/1日 7:55出発、晴。道北縦断
 奈良の自転車男や札幌のライダーと挨拶を交わし出発、今日も快走日和。湖畔沿いに南
下してd84からR275に乗り中頓別を目指す、国道は今日も空いており快調に走る、トン
ネルを抜け林間を下り寿公園を通過して中頓別に到る。珍しく途中で追い越して行った茨
城№の三人組ライダーがスタンドで給油している、左折してd120に乗り換え畑地から牧草
地へと走っていると再び茨城のライダー達に抜かれる、このコースでライダーと出会う
のは初めて。兵安の小集落を通過すると人家は無く牧草地が続き廃屋が草原に建つのみ、
ダケカンバやシラカバ林の穏やかな上り坂を川に沿って走る。峠の上りに掛かり時折樹間
から見える左手には緑の樹海が広がるばかり。峠を越えヤナギ林の中を下ると歌登に到る、
市街を南に横切りd120で更に南下、川沿いに牧草地を走る快走路は対向車にはたまに出
会うのみ、追い越されるのはごく稀。ヤナギやダケカンバ・シラカバの林を川沿いに走る、
垣間見る川には釣り人が瀬の中に立ち竿を振る姿を何度か見かける。緩い勾配を気持ち
良く走っているといつの間にか天の川トンネルに到る、入口の牽牛PAで休憩、山菜採り
らしい乗用車が数台駐車している。路面の濡れているトンネルを慎重に走り林間の穏やか
な下りを快走して仁宇布に到る、仁宇布からd49に乗り放棄された牧草地やヤナギ・ダケ
カンバの林を走り松山峠を越え雄武町に入り変化のない風景を下りd60と出合う。

d60出合附近

 d60に乗り南下、少しきつい坂を上ると幌内越峠を越え下川町に入る、峠を下り川に
沿って林間をしばらく走ると新しく広いコースになる、山腹を大きく回り広い谷を長い橋
で渡り牧草地の丘陵を快走、左下には広い谷が続く。丘陵から農作地帯に下り畑地や牧草
地を行くと下川の市街に到る。下川からd101に乗り更に南下、農地をしばらく走ると上パ
ンケで4日前に紋別から走って来たコースに乗る、牧草地から林間を走り峠を下るとd61
に出合う。農地を東に走り岩尾内ダムを上りダム湖に沿って進み、湖畔から農地の川沿い
を上紋峠への上りに掛かる処でガス欠。最寄りは朝日の市街だが15km以上も戻ることに
なる、上紋峠に登れば後は下りで滝上までは20km少々だと思われる、下りで燃料を節約
することにして前進。峠への上りは勾配がきついがコースは広く対向車も無くマイペース
で快走、しかし靄が懸かり景観は今一つ、峠からの遠望も期待はずれ。峠からはギアーを
ニュートラルにして奥札久留まで下り余裕を持って滝上に到り給油。滝上からR273を紋別
に向かう、滝上附近の麦畑は、先日通過時した時には青々としていたが、今日は穂が黄緑
色になっている、わずか数日での変化に驚かされる。中渚滑からd713に乗り換え紋別に
到る、民宿「まるたけ」で荷物を下ろしバイク屋を教わる。民宿から少し北に向かい幸町
の吉田モータースでオイルを交換してもらう、実に3,700kmも走っており交換目安の倍
近く走っている、色は真っ黒で量は半分近くに減っている、限界をはるかにオーバーして
いた。吉田モータースは町の昔ながらのバイク屋さんで年配のオヤジは親切な人物、店は
息子に代替わりしているが現役で仕事は続けているようだ。「まるたけ」に戻り寛ぐ、宿泊
の連絡をした時女将さんは私用で忙しいからと渋っていたが、夕食は期待通りだった、刺
身三品・マガレイ煮付け・ソイ一夜干・ゆでツブ貝など。

 2日 8:10出発、晴。斜里からさくらの滝
 出発点検でテールポジションランプ切れに気付く、何時から切れていたのか不明、昨
日のオイル交換時にチェックしておくべきだった。駄目もとで昨日の吉田モータースに向
かう、運よくオヤジが開店準備を始めている、ランプ交換を依頼すると快く受けてくれる。
もう一度バイクをチェックして出発、紋別市街を南に走り抜け道の駅「紋別」の南側に
立つ巨大なカニのハサミを撮影してR238に乗る、朝から暑くファスナーを大きく開き風を
入れながら走る。コースの左右には牧草地が続くのみ、交通量は少なくカーブもアップ
ダウンも無く刺激が少なく注意不足になる。通過する集落や信号を意識せず漠然と走って
いると右手に大きな水面が見える、なぜこのコースで右手に水面が見えるのかと思う、す
ぐにサロマ湖だと気付く。気付かないまま湧別市街を通過し、農道に直進して三里浜への
コースに乗っていたのだ、すぐに引き返し芭露への農道に乗りR238に出る、国道を少し
走り道の駅「湧別」で休憩。気合を入れなおして出発、サロマ湖西岸を走る、左右には畑
作地が続き麦と蕎麦の畑が丘の上まで広がる、牧草地かと見まがう広大な麦畑を見ながら
走り旧常呂町に入る、麦畑の中にしなびた大きな葉の野菜畑が混じる、蕪の葉っぱのよう
だと不思議に思いながら進むと国道脇で農作業をする女性がいたので尋ねる、ビートの畑
とのこと、納得。

麦畑 常呂

ビート畑 常呂

 何処までも続く麦畑とビート畑を進み能取湖畔から網走湖に沿って走る、右手に広がる
網走湖の素晴らしい風景を眺めながら網走に到る、市街を走り抜け網走港の道の駅「流氷
街道」で休憩。青いオホーツクに沿って走る、海は美しいが靄が懸かり知床は見えない、
北浜から農道に乗り内陸に向かい麦畑の中を南下、斜網広域農道に出合い乗り換える。広
域農道は丘陵地帯の上を行く、周囲は丘の彼方まで広がる麦畑やビート畑、大きなアップ
ダウンを繰り返しほぼ直進、正面には斜里岳が聳える圧巻のコース、利尻を正面に眺め
ながら走る落合広域農道と甲乙付けがたい。R391に出合い乗り換え南下、すぐに小清水の
市街に入るとd944に乗る、このコースもまた正面に斜里岳を眺め麦畑の中を行く。

斜里岳 R391から

 d250と出合うと乗り換え南下して札弦に到る、給油してスタンドのオヤジと「さくらの
滝」の話をしながら休憩、そろそろ遡上が始まっているのではとのこと。札弦からd1115
に乗り漠然と走っていると前方で左折合図のワンボックス、注意をして前進すると滝への
案内表示、慌てて左折して滝に到る。駐車場にはかなりの車が停車しており期待が持て
そう、早速滝に下ると多くのマスがジャンプしている。次々とジャンプするマスをしばら
く眺めていたが滝昇りに成功したものは無い、20匹程度の同じ固体が何度も繰り返し挑戦
しているようだ、観察していると同じ固体は同じ場所で繰り返し挑戦していることに気付
き、シャッターチャンスのタイミングが合ってくる。遡上は始まったばかりで数はまだ
少ないようだ、順番を待つ魚影も見られない。

さくらの滝 (1)

さくらの滝 (2)

 滝から農道を走りd805からR391に乗り南下して野上峠を越える、峠からの眺めは靄が
広がり残念な状態、硫黄岳も薄いシルエット。峠を下り川湯から川湯温泉を経て屈斜路湖
に沿って南下、和琴半島で国設キャンプ場に行くと工事で閉鎖中、近くの商店の男性に
尋ねると来年から新装開業とか、湖畔キャンプ場に向かう。屈斜路湖は靄が懸かり景観は
ほとんど駄目、しかし天候は穏やかで快適な午後、湖畔に座り寛ぐ。釣り人以外にも何組
かのキャンパーが利用している、ライダーも何人かいるようだ。

 3日  6:50出発、曇り。津別峠
 朝から雲が垂れ込めている、しかし津別峠方面は見え美幌峠には時折日差しが有る。朝
食を済ませると空身で津別峠に向かう、d588を登り8合目の峠に到る、雲が垂れ込めるが
屈斜路湖は見える、津別側は霧に包まれ峠にも流れ込んで来る。2km上部の展望施設に向
かう、薄い霧が流れ展望は絶望的な状況、展望台から辛うじて屈斜路湖は見えるが薄い
ベールの中。早々に退散してキャンプ場に戻り撤収作業をして出発。川湯で給油してR391
に乗り野上峠に向かう、薄日はたまに差すが雲が広がっている。野上峠からの眺望は薄く
靄が懸かるが良好、林間の下りを快走してd805を経て農道を走り「さくらの滝」に到る。
滝昇りに成功した固体がいるのかジャンプしているのは昨日の半数程度、昨日のグループ
の残りが挑戦しているだけかも、しばらく観察していたが飛び出す頻度が間遠い。農道を
戻りd1115に乗り南下、林間の緩い上りを漠然と走っていて神の子池への入口を見落とし
てしまう。昨日も今日も簡単なポイントを見落としている、出発して3週間が経ち見え
ない疲労が蓄積して集中力が低下しているようだ、このままでは事故に繋がる、休養を
取ったほうが良さそうだ。裏摩周への分岐点で上を見ると霧は懸かっていない、雲は
重そうだがとりあえずは上ってみることにする。展望台から湖は完全に見えるが水は鈍色、
すぐに退散してd150を下り牧草地帯を走りd505に直進しd13に乗り換え計根別に到る。
計根別からd311に乗り南下、牧草地帯を快走して中西別でR243に乗り換え別海に到る。
キャンプ場で利用手続き後、荷物を下ろし食料調達に行く、コープさっぽろは改修工事中
で唖然。現場の警備員がスーパー「フクハラ」を案内してくれたので向かう、今まで存在
に気付かなかったが市街の南に在る「フクハラ」は新設の大型スーパー。サイトに戻り
寛ぎながら設営、明日は雨の予報が出ているので大テントの中に設営、一張り先客が居る
が出掛けているようだ。寛いでいると先客が戻って来る同年輩の東京のライダー、その後
同年輩の沖縄、少し年下の名古屋のBMW・会津若松・浜松のライダーがやって来る。

 4日  雨天停滞。
 名古屋以外のライダーは出発、沖縄のライダーから発泡酒をいただく。朝から洗濯をし
営業開始に合わせ名古屋のバンキンヤと温泉に出掛け寛ぐ、良い骨休めとなる。

 5日  7:50出発、霧雨。阿寒横断
 装備に防水手当を施し霧と寒さ避けに古い雨具を着用して霧雨の中を出発、西に向かい
走る、天気予報では西部は比較的好天に恵まれそう、中西別付近で牧草地にシカの群れを
見る、立派な角を持った二頭の雄がいる10頭余りの群れ、濃霧で視界が悪く安心して人里
に出て来ているのだろう。虹別附近から霧は雨に変わり寒さ避けに着ていた古い雨具では
用を成さなくなる、路肩に停車して上着のみ新しい雨具に着替える、雨脚は徐々に強く
なり雨具のズボンも靴も浸水寸前、道の駅「摩周」で休憩。道の駅にはかなりの利用者が
居るがさすがにライダーは少ない、雨具を交換しシューズカバーを掛けて出発。R241に
乗り阿寒に向かう、しかし上りに掛かる阿寒温泉まで33kmの案内表示を過ぎた処でガス
欠、出発時のチェックを忘れていた、リザーブでギリギリ届くと思うがこの先長い上りが
続くことを考え引き返す、好天なら強行するがこの雨の中を僅かな距離でもバイクを押す
羽目になるのは避けたい。弟子屈で給油して再出発すると雨脚が強くなり山間に入ると
更に強く走り辛くなる、このコースで雨宿りをする場所は無い、道の駅に引き返せば今日
の行き先が見つからない、雨を押して阿寒に上る。さすがに通行車両は少なくバイクは
全く出会わない、ひたすら前を睨みながら走る。雨はいよいよ激しくなり雨宿りが必要だ
が適当な場所や大木も無い、双岳台の手前でエンジンが咳き込む、キャブが水を吸い込み
パワーダウンしたようだ、低ギアーほど調子が悪い。トップギアーで20km程の速度で
よろめくように上り双岳台を通過、コースはフラットから緩い下りとなるがパワーは戻ら
ない、下りも20kmで走り双湖台に到り休憩。エンジンの空ぶかしをしばらくするとエン
ジンは復調、双湖台から雨は上がり阿寒方面の雲は明るい。阿寒湖に下りは知る方向を思
案、足寄方面はまだ雲が厚いが津別方面の空は明るい、しかし津別方面に走ると再び道東
に戻ってしまう、文字通り運を天に任せて足寄方面に走る。R241に乗り重い雲が垂れ
込める下を走ると、足寄峠を越えオンネトーへの分岐点を通過する頃から空は軽くなり足
寄方面が明るくなる。しばらく林間を下り牧草地帯から農耕地帯になり勾配が緩くなると
螺湾、ドライブイン前の小広場で休憩して雨具を脱ぐ、上下とも雨が染込みずぶ濡れ。螺
湾からも牧草地や畑地の快走路、交通量は少なく穏やかな下りの直線を行くと足寄に到る、
市街の中心に道の駅「あしょろ」が在り休憩。カブ110の青年と話す、彼は大正カニの家
を出発して斜里のクリオネに向かうとのこと、その後関東№の車で夫婦で回っている同年
輩のおばさんから声を掛けられしばらく話す。道の駅を出て近くのホームセンターに寄り
ガスカートリッジを探すが、北海道のホームセンターはコールマンしか置いていない、
スポーツ用品店を探すしかない。足寄市街の南からR241は西に向かい林間の小さな峠を
越え足寄湖に下る、ここにも道の駅が在るがパスして林間の穏やかなコースを走る、交通
量は程ほどに有るが広く走り易いコース。芽室市街地の南をかすめ峠を越えると十勝平野
の北端に出る、畑作地を走り今年初めてのジャガイモの花を見る。畑作地を南西に走り上
士幌の市街に入る、市街地の北端でd660に乗り換え西に向かいd337に直進するとすぐ右
手に上士幌航空公園、道路の右下に美しい芝の広いキャンプ場が有る。水場の傍に荷物を
下ろすと上士幌の市街に食料調達に出掛ける、消防署の前で通り掛かった消防士にスーパ
ーを尋ねるとすぐ近くのA-coopを教えてくれる。大きくは無いが惣菜や弁当が豊富な店舗
で食料も飲み物も充分に入手、キャンプ場に戻ると寛ぎながら設営。利用者は数組いて夕
方に中年女性が清掃協力金を集めに来る、近くに幕営する札幌の青年ライダーと話す、彼
はよく利用するようで公園の名前の由来を教えてくれる、公園北側にグライダー用の飛行
場が有りそのために整備された公園とのこと。他に神戸垂水区の少し年配の110カブライ
ダーもいるが設営場所が離れており挨拶程度の付き合い。



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