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あれこれ雑記

協力と罰の生物界

2017-05-17 20:19:46 | 日記
という大槻久先生の一寸変わった表題の本を読んでいます。先ずはヌルヌル物質の原因です。台所の排水溝のヌメリ汚れは臭い匂いを発し、その汚れを落とすには大変ですが、それのヌメリの正体は、有機物と細菌です。日々細菌の食物となるタンパク質などが排水溝に流れ込んでいます。この有機物の分解には、細菌が付着し。臭気が発します。ただ細菌が水の流れに抗してゆくためには、ぬるぬるする接着物質(細胞外多糖分)を出して、その粘りを利用し、排水溝の内側に留まろうとするしかありません。細菌たちは同種の個体ばかりでなく、他種の個体も協力してもらいます。ですから水だけでは歯垢はブラッシングをは念入りにしないと除けません。排水溝と同様です。
細胞たちは目も無く口もないのですが、細胞間のコミニケーションが実現できるのです。そのシグナル物資は化学物資です。しかもシグナルの濃度を関知する能力もあるのです。外にもっと高度な伝達をするものもあります。
キイロタマホコリカビは粘菌の一種で細胞の大きさは約一五ミクロンです。普段は森林の土の中などで 暮らしていて細菌を食べています。ですが自分の周囲に食べ物がなくなると、饑餓シグナルを出し、最終的には一〇万個体ほどが集まって、多細胞の集合体を作り、ナメクジのような形体となり、高い移動能力を持ちます。例えば昆虫の足に付着して足先に着いた胞子を遠くに運んでもらう事が出来ます。そのようなになったので世代交代が出来たのは比率にして僅かですが、同類他者に利益を与えていることになります。自己犠牲的な協力者となるのです。
生物が巧みに協力しあっている事例を挙げるのは、ヒトやその近縁類は例を挙げることは出来ても、身近な台所にもあることすら専門家の智慧を借らねば出来ませんね。
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