『ソウルボート航海記』 by 遊田玉彦(ゆうでん・たまひこ)

私たちは、どこから来てどこへゆくのか?    ゆうでん流ブログ・マガジン(エッセイ・旅行記・小説etc)

ただ、伝えたい事

2012年02月24日 23時59分20秒 | 航海日誌
このブログで書いていることは、そんなに複雑な話ではないだろうと、筆者はおもって書いている。のですが、どうでしょう。

難しいかもしれない・・・

でも、簡単に、したい。

嫌なことは嫌、とか、心地よいことは好き、とか。

この地球のうえでの話です。

なんだか、よくわかないけど、どうも、日本も世界もおかしくなっている、と、感じませんか?

やり過ごしたいけど、やり過ごせない事態が進行していると感じませんか。

そこで問います。あなたはどう生きたい?

わたしは、どんなに個人的な範囲でも、一所懸命に生きたい。

それは、同じ感慨でしょう。

では、どう、一所懸命に生きるか。

そこです。

個々人の表現をしたらいいと思います。

好きだ! 嫌いだ!

でいい。思い切り。好きに生きたらいい。でしょ?

どう、それを表現するか?

一所懸命、考えましょう。それをやれば良し。

三重苦

2012年02月17日 00時25分08秒 | 航海日誌
ヘレン・ケラーの事は、小学校の教科書で知った人が多いと思います。生まれながらの三重苦(見えず、聞こえず、しゃべれず)。どうして、物事を理解して、外界とコミュニケーションを取れたのか。

先生がポンプの水をヘレンの手にじゃあじゃあ流して、水の感触を知らせて、ウオーターと教えました。どうやって、ウオーターの響きを伝えたか。感触だけが手がかりでした。ヘレンは、それを感じて、「ウオー、タ」と答えました。すごい! 不可能に思える偉業でした。教科書で覚えた感動でした。

不可能と思っても、そうではない。なにか方法はある。ダメだで諦めたら行き着かない事でした。それをヘレン・ケラーが教えてくれたのでした。

いま、日本は世界はとんでもない窮地に立たされ、多くの人があれもダメ、これもダメの、苦渋を味わっています。それは、社会的な三重苦の状態ではないでしょうか。もうダメだ~と息絶え絶えの人もどんどん増えている。それは、ヘレンと同じかもしれません。でも、どんな三重苦でも、生きている限り、なにか方法はあるかもしれません。

わたしたちは今、ヘレンと同じ、三重苦だ。三重も苦だから、もうダメだと諦めれば、先がない。でも、ヘレンを思えば、そうじゃない。だから、ヘレンであることをしっかり受け止めて、なにかの糸口を見つけよう! 生きる限り、なにかまだ、知らないなにかがある。

今夜は、社長と会社の話をしていて、そんな事を想い、しゃべったのでした。


今夜

2012年02月16日 00時45分10秒 | 航海日誌
酒を飲んでいた人と、話し込んでいて、
「いま、しゃべっていることを、会社でしゃべれますか?」と、いわれ、そう、でも、書けますよ書きますと言った。

なにをしゃべっていたかというと、日本の歴史は、去年の春で終わったということ、人間が二分されたということ、かろうじてまだ社会と業態は在るが、もう数ヶ月で終わるということ、などをしゃべっていた。

その、リアリティが無いだけだと。

で、それがどうだかという話で、結局は、個人に帰結するのだと言った。世の中という話は、他人事の話のようで、個人の話なのだと。その意味がリアルに伝わらないのだから、仕方ないという話だ。

しゃべるのは勝手だが、それが訪れるという話だ。

だから、精一杯に生きて、ありがとうだ。


佐渡ふたたび

2012年02月11日 19時54分42秒 | 航海日誌

去年の初秋に続き、今週前半は、佐渡島へ行って来ました。食楽という雑誌の取材です。佐渡は、去年、世界農業遺産に登録されました。500年続く伝統的農業(棚田)と、自然と芸能など文化遺産が継続されるエリアとして認められたからです。

朱鷺を育む里山で作られたお米は旨い。寒ブリ、南蛮エビ、ヤリイカ、鮑、八幡芋、タラの肝、ああ、どれも珍味で、それを島の小さな酒蔵、金鶴印の濁り酒のあてにして、もう、私は竜宮の浦島太郎でございました。泊まった宿も旅館・浦島ですから、できすぎです。

写真は、その蔵の麹。菌が繁殖してお米を取り巻いたところ。善玉菌がものをおいしく仕立ててくれる。身体にもおいしい菌類が宝です。これからの世は、こうした菌類が生命に重要な存在だと明言できます。日本人は、アメリカ辺りから来るおかしなものは食べず、醗酵食へ戻って、大和魂を蘇らせましょう!


志(こころざし)

2012年02月01日 00時32分03秒 | 航海日誌
志とは、士道という。士とは、武士の士であれど、武士に限らず。生まれ来て目的を持つ者のことなり。

士において、おのが求むるものを探し、時期の中においてもがく者なれど、これ、みな同士という。それ、人のことなり。

士は、死に違わず。死に至る道程のことなり。有限の道なり。必死なり。喚起なり。歓喜なり。

志とは、心を刺すとも云う。痛みを持ちて、苦しい道みなり。

人は、道にありて、同士なり。どの道も、変化はあれど、同じなり。

こころの主を求むる者 同じなり。

主、志に、有り。

心を差し示せよ。

それが道なり。