成功体験を金型になぞらえて観てみました。
前回までとは話がつながらない面があります。
■金型
成功体験は自らの中に「この時はこうする」というような金型を作ることです。
金型ですから、材料さえあればいくらでも量産できます。
ですので、ここに繰り返しが起きます。
ひたすら金型を用いて繰り返す。
材料はその時々で変わるのでしょうが、金型に押し込まれ、何かしら作られます。
いわゆる性格とは金型から作られたものといえます。
どんな金型を持っているか?がその人の性格で、
金型によって作られたものが行動となり、他者の眼に映ります。
それを他者が評価するわけです。
成功体験はある金型を獲得したということです。
生きるということは、この金型の種類を増やしていくことと見做せます。
■金型が作られた背景
金型は成功体験により作られるのですが、問題はその背景にあります。
金型に注目するより、その金型が作られた背景が大事ではないかということです。
このタイトルの最初に述べた経験をよく観察してみると、
怒るという金型を獲得しているわけです。
さらによく見ると、金型を獲得した状況というのがあります。
好きな女の子が二人の男の子に問い詰められているという状況です。
その状況はどのようにして作られたのか?
これは知るよしもありません。
しかし、あえて仮定において話を進めます。
この状況を「いじめている」としましょう。
そうすると、いじめるという金型が二人の男の子に備わっていたことになります。
さて、そのいじめるという金型はどのようにして作られたのか?
考えていくときりがありません。
ですが、ひとついえる事は、他者の金型から作られた状況によって
自分の金型が作られているのではないか、ということです。
さらに、その他者の金型も何らかの状況によって作られているはずですので、
この連鎖はどんどん続いていきます。
そうしますと、連鎖の拡がりは家族、友人、ひいては社会や国家という大きな枠組みにまで行き着きます。
自分の金型が作られた背景には、途轍もなく大きな枠組みがあるわけです。
■枠組み
金型が作り出す連鎖反応は、巨大な枠組みの中で行われているとしますと、
その枠組みを見なければなりません。
金型が様々な現象を作り出すように見えるので、金型が原因のように錯覚しますが、金型は結果です。
枠組みにより作られたものが金型なので、枠組みが原因で、金型は結果であるわけです。
枠組みはたくさんあります。
宇宙や自然もそうですし、国や社会や地域など様々です。
他には、思想や主義などもあります。
これらが複合して金型が作られているとすると、分析的に見ることはナンセンスです。
それでは、何を指標に見ていくか?
続きます。
(ange)
前回までとは話がつながらない面があります。
■金型
成功体験は自らの中に「この時はこうする」というような金型を作ることです。
金型ですから、材料さえあればいくらでも量産できます。
ですので、ここに繰り返しが起きます。
ひたすら金型を用いて繰り返す。
材料はその時々で変わるのでしょうが、金型に押し込まれ、何かしら作られます。
いわゆる性格とは金型から作られたものといえます。
どんな金型を持っているか?がその人の性格で、
金型によって作られたものが行動となり、他者の眼に映ります。
それを他者が評価するわけです。
成功体験はある金型を獲得したということです。
生きるということは、この金型の種類を増やしていくことと見做せます。
■金型が作られた背景
金型は成功体験により作られるのですが、問題はその背景にあります。
金型に注目するより、その金型が作られた背景が大事ではないかということです。
このタイトルの最初に述べた経験をよく観察してみると、
怒るという金型を獲得しているわけです。
さらによく見ると、金型を獲得した状況というのがあります。
好きな女の子が二人の男の子に問い詰められているという状況です。
その状況はどのようにして作られたのか?
これは知るよしもありません。
しかし、あえて仮定において話を進めます。
この状況を「いじめている」としましょう。
そうすると、いじめるという金型が二人の男の子に備わっていたことになります。
さて、そのいじめるという金型はどのようにして作られたのか?
考えていくときりがありません。
ですが、ひとついえる事は、他者の金型から作られた状況によって
自分の金型が作られているのではないか、ということです。
さらに、その他者の金型も何らかの状況によって作られているはずですので、
この連鎖はどんどん続いていきます。
そうしますと、連鎖の拡がりは家族、友人、ひいては社会や国家という大きな枠組みにまで行き着きます。
自分の金型が作られた背景には、途轍もなく大きな枠組みがあるわけです。
■枠組み
金型が作り出す連鎖反応は、巨大な枠組みの中で行われているとしますと、
その枠組みを見なければなりません。
金型が様々な現象を作り出すように見えるので、金型が原因のように錯覚しますが、金型は結果です。
枠組みにより作られたものが金型なので、枠組みが原因で、金型は結果であるわけです。
枠組みはたくさんあります。
宇宙や自然もそうですし、国や社会や地域など様々です。
他には、思想や主義などもあります。
これらが複合して金型が作られているとすると、分析的に見ることはナンセンスです。
それでは、何を指標に見ていくか?
続きます。
(ange)
相変わらず緻密な論理で感心しています。
金型とはうまい言葉を見つけましたね。
鋳型でもいいでしょうね。
わたしはOSと言っています。
全て意味内容は同じですね。
さて
金型をつくるのは親ですね。
親はその親に、そして二人の親は
社会という枠の中で金型がつくられるわけですね。
社会環境という枠組みが全体性で
その影響を個々が受け取り
受け取り方は親の金型で違ってきますよね。
全体的な雰囲気は社会で規定され
その範囲のなかで個々の親が金型を決定しているという図式でしょうかね。