二胡歴五年七転八倒

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//5年目のいましか書けない事//

あらかわおき・あらかルト(10) 荒川沖に並木道がある

2017-07-06 17:48:17 | 荒川沖
並木道とはおしゃれなイメージですね シャンゼリゼ、表参道、御堂筋

でも荒川沖の並木道は、いちおう建て込んではいますが、おしゃれな店などなく、レンタカー屋や廃工場などとても賑やかなところとはいえません


手前下方が旧街道。橙色センターラインの道が国道6号



場所は中心街(宿場)から離れたところです。場所は荒川沖交差点の一つ南「荒川沖南区」交差点から始まって南100mほどの区間。東側のみです



最初「なんでこんなところに並木道があるの?」とは思いながらもそんなに気にせずにいました。で、この「あらかルト」シリーズを書いているうちに、
「これは旧街道のわきにあった並木が、残っているのではないか?」という気がしてきたのです

並木のための用地があり、その外側に歩道があります。明治維新以降に並木が植えられるには、あまりに不自然。1年に一度ほどチャンと剪定されています。高さ10mない程度、周囲は測ってみると150cm。直径で約50cm 樹齢は推測もできませんが、1年2mmとして120年? ちょっと微妙です



ネットで調べてみると、古く奈良時代から江戸時代まで、街道のわきに樹木を植えるよう法令があったようです。
保土ヶ谷郷土史(http://www.shinmeisya.or.jp/rekisi/matunamiki.html)ほか(江戸、街道、並木で検索すればいくつも出ています)
それによれば並木用地として9尺(2.7m)を確保する(片側か両側か不明)ということです。道路が2間から4間ですからかなりの用地を使っていることになります

江戸期相模地方では東海道の60%で並木があったとの推算もあるようです(国土交通省関東整備局横浜国道事務所HP、「東海道Q&A Q3」)
たぶん明治以降、道路の拡幅用につぶされていったのでしょうね。今も日光や箱根といった険しいところでは残っているのでしょう


この春、1日で50kmを歩くというトライをした私としては、並木の恩恵がよおぉぉおーく、分かります
5月とは言えすでに日差しは暑く、並木の木陰はものすごく快適です。
私のとったコースは半分が両側が深い木立の林でした。つくば市、赤塚から一の矢まで筑波大学の構内、そして大きな公園や国立の研究所の間に作られたジョギングロードを通りました
もし半分の道のりが林の中でなかったら、完歩は出来なかったかもしれません、ホントに。

土浦市博物館の人にこの並木について質問すると、旧の街道の並木かどうかはわからないとの返答でした
江戸時代の絵図がないか調べてもらったところ、土浦の殿様が江戸へ旅した時の道中絵図がありました(水戸土浦道中絵図あびこ版) ブログアップは不可とのことで写真は載せませんが、ちょうど上の写真の位置に並木が書かれています。荒川沖よりの木は大きく書かれており、なんとなく体裁上書いているのではない気がします

管理は国道事務所が行っているということで、むやみには切られるようなことはないかと思います

博物館のひとも認識していない新発見ならばうれしい



PS
博物館の人に、荒川沖の名前の起源について尋ねたところ、通常の説のみの説明で、「荒川沖=荒川池(または枝川池)説」を聞いたことがあるかと聞けば、ないとの答えでした
聞いた事がない≒間違い、ではあります。 


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