二胡歴五年七転八倒

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//5年目のいましか書けない事//

博物館撮影学(7) :(F)マニュアルフォーカス撮影もできるようにしておく

2016-07-27 21:03:28 | 写真
今回のツアー客の一人でニコンD800を持っていた方。ある博物館で、「撮影しようとしたら、係員に距離測定の補助光をとがめられて、撮影できなくなってしまった」
とぼやいていました。補助光は暗い場所なんかでシャッターを押す寸前に光る、白いまたは赤い光です。フラッシュの時はひかりますが、暗いときも光ります。それなしではオートフォーカスではとれません
「マニュアルフォーカスで撮ればいいですよ」と答えましたが、たぶん彼はもう撮影できなかったに違いありません。普段練習していないとたぶんできないでしょう。
幸い私のカメラは補助光なしで距離を測定できていました


厳密に言いますと、私はまだ博物館での撮影でマニュアルフォーカスで撮ったことはありません。遊びがてら練習はしています
私が練習するわけは、大理石のようなつるつるした彫刻の場合、カメラが合焦点が分からず、レンズが前に行ったり後ろに入ったりを繰り返すことがしばしばあるからです

今回の旅行ではこの像でレンズが前後しました。

人物像の場合、目に焦点を合わせるのですが、これの場合は口角のちょっとした傷で焦点を合わせることができましたので、マニュアルにせずとも焦点を合わせられました

ミラーレス一眼という1サイズ小さいカメラでは、ファインダーは電子モニターということもあり、マニュアルフォーカスで焦点リングをまわすと視野の中央が拡大されて、焦点合わせが楽です
フルサイズ一眼やAPS-C一眼では光学ファインダーですから目で合わせるのは、私の眼では難しいです。でも一応フォーカスエイドという機能があって、焦点が合うところで丸印がファインダーの下のほうで出てきますが、こういうものがあるということ1眼レフ持っている人もあまり知らないでしょう。詳しくは取説をご覧ください
コンパクトカメラもマニュアルエイドはありますが、焦点リングは手動ではないでしょうから、ほとんど役に立ちません

練習では、私は大理石の卵型のもので、表面に映る照明がピントあうようにしています。
ガラスのコップでもなんでもいいと思います





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