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マクロスF 第24話 「ラスト・フロンティア」 感想

2008-09-21 08:44:52 | マクロスF
マクロス・フロンティアも完全にクライマックス。

グレイスの本当の狙い、11年前の真実、シェリルの出生の秘密、等次々と明かされていく謎。
アルト、シェリル、ランカの置かれた状況も本当にクライマックスへ。

既に感無量状態に陥りつつあるので、感想を書けないくらいの状態です。


■グレイスの本当の狙い

グレイスが作中で複数の人格とネットワーク上で交信し、優先権等について会話をしていた内容と、バジュラが自分たちのネットワークを持っていて、並列化がなされているというのは、意図的に似せるようにこれまで表現されてきたけれども、グレイスの研究の本当の狙いは、バジュラの生態系にヒントを得た全人類のネットワーク化、しかも並列化&各ノードに対する優先権を設定することによって、配下のノードの自由意志を奪い(これは既にブレラがこの状態にある)、グレイスは自分自身の理論の正当性を主張したいという願望から自分が女王になる、銀河の女王になるというところまで行き着いてしまった、ということなのか・・・。

バジュラをコントロールする鍵=ランカを手に入れたことで、というか、プロトコル解析が進んでいるということは、次はランカを介さなくてもグレイスはバジュラをコントロールできる、ということになるのでは?

名実ともにそれでグレイスが銀河の女王になる、ということなのかもしれないですね。
#逆に言うと、ランカが離脱するのもそのタイミングになるのか?
#個人的にはブレラが自由意志を一瞬でもいいから回復する、とかそういうイベントでランカを解放して欲しいけれども。

全人類並列化理論。

この自由意志を剥奪する理論に、当時ランシェ・メイやマオ・ノームは反対したんでしょうね。
受け入れられない、と。

グレイスの行動原理は、その理論を否定されたことと、バジュラによって得たヒントではあるけれども、自分の体や研究を灰にしたバジュラを許さない、という実はものすごく個人的動機に由来しているかも。

今回の二人の歌姫が双方を代表する戦の歌姫として歌の代理戦争でもしているかのように見えるのは、ランシェ・メイの血(ランカ)とマオ・ノームの血(シェリル)を争わせるという、グレイスにとっての意趣返しにもつながっているのではないかとさえ思えるところです。
#作中で何かそう明言した気がするし。
#当然、グレイスはシェリルの出生の秘密を知っていたことになるし、マオ・ノームに対する恨みからシェリルをV型感染症に感染させて実験体にした、ということまで可能性としては考えられてしまう(シェリルを孤児にしたのも・・・とかね)。
#ランシェへの恨みの返しとしては、全人類をその娘が敵に回す、という現在進行形で継続中・・・と。

ただし、この作品名に何故「フロンティア」と冠されているのか?

それは作中前半から提示されていたインプラントやサイボーグというモラルハザード、バイオハザードに対する警鐘を鳴らしていたわけだけれども、人間が持つ生きていたいという生存本能、開拓者であるという矜持、誰かを愛していたいという想いは、並列化ネットワークなんかでは不要のものとされてしまう。

けれども、それって本当に人間らしいことなんだろうか?

今回奇しくも、キャシーがオズマに語ったように、人の営みというのは、宇宙に出ても変わらない、生きる力ってのは強いものなんだ、ということ。

そういった並列化された世界では無用とされる力こそが、実は人類が持つ一番大きな力で、それらを体現してきたのが「フロンティア・スピリット」なんじゃないのか、と。

それが「ギャラクシー」の対極に位置する「フロンティア」の位置づけなんじゃないのかな。

今回、最後に無傷の「ギャラクシー」が登場して並列化世界の頂点に達しようとしているけれども、対する「フロンティア」、人類が持つ最後の希望=生きていたい、誰かを愛していたい、という生存欲求が勝つか、という「ギャラクシー」対「フロンティア」のイデオロギー対決が最終話のもうひとつの見所なのかもしれないですね。


■シェリルの出生の秘密

。・゜・(ノД`)・゜・。

やっぱりマオ・ノームの血縁関係者、しかも孫だったんだ。・゜・(ノД`)・゜・。

ドクター・マオとして、マオ・ノームの話が出たときからそうだったらいいのにな、とさえ思っていたことがここで判明。

孤児だと、親の顔すら知らないと思われていた天涯孤独の身だったシェリルにも、両親がいて、そのまた両親がいて、あのイヤリングは代々ノーム家に受け継がれてきたものだったんだ・・・。

なんかそれだけでちょっと嬉しかった。

・・・マオはやはりシンと結婚したんだろうか?
でも、ノーム姓名乗ってるから、離婚したのかな・・・。

ともあれ、サラとマオに宿る血は人類が持つ血とは違うので、その設定は使われるかどうかわからないけれども、彼女たちは「巫女」としての力を持っているのだから、やはり現在も戦う者たちを戦歌で送り出す「巫女」的存在となっているシェリルは、紛れも無いノーム家の娘だった、ということですよ。

親が子を思う気持ち、これがどれだけ強いか。
これは親になって是非経験して頂きたいところですが、ランシェにしても、マオにしても、きっと同じだったに違いない。

今は二人の娘と孫がグレイスに良いように利用されている。

けれども、やはりラストではそんな二人を縛るグレイスの恨みから、彼女たち二人の生きる力で是非、飛び立って欲しいところでしょう。

シェリルが燃え尽きる前に、こっちが燃え尽きそうです。

シェリルのステージは絶対にもう一回、見せ場があると踏んでます。
というか、期待しています。



そしてアルト。

彼がこの戦いの最後にどんな答えを出すのか。

それは最後の最後までとっておきたいと思います。

今回のラストでランカに抱かれるように撃墜されてしまったアルト。

けれども、VF-171Exという仮の機体ではなく、VF-25という本当の愛機に乗るとき、これが彼の本当のクライマックスでしょう。


ああ、本当にあと1話で終わってしまう・・・。
これまでかなりの密度で楽しませてもらったこの作品。

今回も、そういう意味では劇場版マクロスの主題歌である「愛・おぼえていますか」を敵側の巫女であるランカが歌い、それに挑んでいく人類というのは、初代マクロスを超えようとするスタッフの意気込み、それこそ「フロンティア(という作品の)・スピリット(魂)」の現れなんじゃないのか?とさえ思えました。

僕は初代を見て心を奪われたタイプの人間だけれども、このフロンティアも、大好きな作品になったことは間違いありません。

最終話、楽しみにしています。

マクロスFO.S.T.2 「娘トラ。」
これも購入確実。今から楽しみです。

ライオン

買っちゃいました!現在ヘビロテ中。

マクロスF(フロンティア) 2(blu-ray Disc)


DX超合金 マクロスF(フロンティア) VF-25Fメサイア(アルト機)

やばい、これは買ってしまいそう。2008年11月発売だそうです。
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