5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

さらに暑くなる2012年

2012-01-05 22:23:29 | 自然
今日1月5日は「近日点通過日」。

地球が太陽に一番近くなる日ということのようだが、それにしては寒かった。明日は二十四節気の「小寒」。寒の入りで、冬の寒さが一番厳しい時期というわけだが、今年の気候はどうなるのだろうと考えていた矢先、「2012は1850年以来、ベスト10に入る暑い年になる」というロイターの配信をシンガポールのストレイト・タイムズの記事に見つけた。

英国気象庁の発表では、2012年の世界平均気温は、1961年から1990年までの30年間の平年の世界平均=摂氏14度よりもほぼ0.5度も高い数字になるかもしれないという。平均で0・5度というのは局部的にはエライ高温を経験するということにもなる。

先月すでに公開されている暫定数字を見ても、2011年の世界平均気温は0.36度分、平年よりも高く、過去の記録で11番目に暑い年だったが、今年は、さらに高く、平年比0.48度(0.34度~0.62度の範囲で)に達するという気象庁の読みである。

2011年は、強い「ラ・ニーニャ現象」が観測されたが、今年も去年ほどではないにせよ、やはり「ラ・ニーニャ」が起こると想定される為、気温は昨年よりも高くなるだろうという。

WMO(世界気象機関)の発表は、英国気象庁とは微妙に違っていて、2011年の世界平均気温を平年より0.41度高かったと発表している。

さらにWMOでは、2010年を過去記録上で最も高温の年だとし、高温年トップ12がすべて、1998年から2011年の間に収まるとしている。WMOは英国気象庁のほか米国気候データセンターとNASAの3種類の資料と計算のベースに使っている。

この記事では、WMOの2012年予想については触れていないが、1998年以降は高温年が継続しており、2012年も高温年になる可能性が高いという読みなのだろう。

年末のアメリカはイレギュラーなほどの暖かい冬だったというし、スイスのスキーリゾートは雪不足で困っているというニュースもあった。これも「ラ・ニーニャ」によって偏西風の流れに変化が起きているからだろう。

これは英国の話であるが、地球を半周したこちら側でもいずれ同じ傾向にあるわけだろう。

電力会社は「冬の節電」を呼びかけているが、今年は暑くて長い夏になるというのなら、「常時節電」も必要になろう。大型台風やゲリラ豪雨も覚悟せねばならない。食糧の値上がりもあるかもしれないし、新しい伝染病が発生するかもしれない。

経済環境の変化だけでなく自然環境の変化にも対応する2012年になりそうだ。お覚悟めされよ。






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