5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2017年版です。

青岬ぶり

2017-06-22 22:31:11 |  旅行・地域

「青嵐」「青嶺」「青葉雨」「青葉風」「青梅雨」「青野」「青田」これらはみな坪内稔典先生の〈季語集〉にある初夏の季語である。晴れでも雨でもこの時期の木々の色はグラデーションのせいか青色に見える。海辺ならば「青岬」という表現も出来る程。

「燈台の白の垂直青岬」

これは〈土佐俳句季語集〉に載った田村一翠の句だと先生は云う。海の国土佐には室戸や足摺の他にも岬が多くある。太平洋に向かって突き出す青岬の雄大さは思っただけで胸がすっとする。

我が愛知県なら 「鷹ひとつ見つけてうれしいらご岬」と〈笈の小文〉で芭蕉が詠んだ渥美半島の伊良湖岬だろうし、坪内先生の故郷愛媛なら佐田岬が青岬ぶりが良い。

「青貝に月の匂いの残る朝」

佐田岬半島出身の富沢赤黄男の初夏の句からは、入江の小さな漁港の光景がイメージできる。放置された錨、漁網や貝の殻、その側には黄色や薄紅色のカタバミの花が群がっている。

クローバーに似たハート型の三つ葉が小さな黄花を目立たせる。青岬にはカタバミがよく似合うとは坪内先生のコメントだ。

 

 

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