サラリーマン、単身赴任で寺社めぐり。

単身赴任に彩りを。。
寺社に行き尽くして素敵な仏像たちと出会いつつ、食・酒を堪能する旅に出てみました。

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【冬】 奈良・室生 「女人高野を歩く」②

2017年01月30日 | 
ここで、堂内、国宝仏については、もう少し触れておきたい。

まずは、中尊
〔釈迦如来立像〕(平安・国宝)
について。
十二神将を従えることから、もとは薬師如来として造立されたものと推察される。
像高二三四.八センチ、五体並ぶ像の中で最も大きく、存在感を放つ。
カヤの木の一木造で、赤茶けた衣を身にまとい(もとは朱色だったらしい)、黒光りした顔と上半身を露出、独特の外観を持つ。
衣紋は細やかで流れるような美しいラインをたどるが、これは室生寺の像特有のもので、「室生寺様」と称されるそうな。
瞑想に耽っているかのような表情は、観る者の邪念を取り払ってくれるかのようだ。

そして今一体、
〔十一面観音立像〕(平安・国宝)
について。
今冬のJR東海「うましうるわし奈良」のキャンペーンポスター「モデル」として、露出度満載の像であるが、像高一九六センチ、こちらもカヤの木の一木造。
穏やかな表情と、「下膨れ」の顔立ちがとても優しく、また、長い年月消えずに残った唇の紅色が、なんとも和ましい。
きっと、昔々、救いを求め、長旅の苦難を乗り越えて、ここにたどり着いた女人たちは、この像に拝し、癒され諭され、落涙とめどもなかったのではないだろうか。

見つめ続けて、金堂拝観に多くの時間を要してしまったが、決心して次の行程、弥勒堂(鎌倉・重文)へと移る。
柿(こけら)葺き入母屋造の小さな堂である。

<弥勒堂>

<別日:雪の弥勒堂>


名前の通り、本尊は
〔弥勒菩薩立像〕(平安・重文)
室生寺最古の仏像であるが、むしろ主役は、客仏の
〔釈迦如来坐像〕(平安・国宝)
である。
像高約一〇五センチ、決して大きな像ではないものの、ずっしりとした安定感を持つ。カヤの木の一木造、引き締まった表情から湧き出る厳粛さと、流れるような衣紋(翻波式)のしなやかさが、総体として抜群の調和を生み出しており、実に美しい。

次は本堂(灌頂堂)(かんじょうどう)(鎌倉・国宝)だ。
入母屋造の巨大な堂は、存在感抜群であるが、真言密教において非常に大切な法義を行う場所、ということ。自然、厳かな気持ちとなる。

<本堂>

<別日:雪の本堂>



【冬】 奈良・室生 「女人高野を歩く」③ へ続く




ジャンル:
神社仏閣
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