サキさんの介護日記      (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

想像してみた

2017年04月20日 21時42分19秒 | 介護日記
サキさんは何か言いたそうに、しきりにブツブツとギシギシ(歯ぎしり)を繰り返すことが最近多い。

何を言いたいのか、伝えたいのかわからない。だけど、しきりにブツブツ言っている。

そんなサキさんの思いを、勝手に想像してみた。

「サキさん、お父さんやよ、来たよ」
「遅い、もうどこに行っとったの?心配しとったがね」

「サキさん、せっかく来たんやでさ、目を開けてよ。目開けてご飯食べんと、味気ないよ」
「どうせミキサー食なんやで味気ないわ。すりつぶしてあるから、目を開けてみたって何なのかわっからへんし。目を閉じて匂いだけに集中した方がましやわ」

「サキさん、せっかく(お父さん)来たんやで笑ってよ」
「勝手にこんなところに入れといて、よう言うわ。変なわめくおばあさんばっかりで、いややわ。早よ、家に帰りたい

「サキさん、それじゃまた来るでね、今度は土曜日やで、待っとってね」
「何で、もう帰っちゃうの。さっき来たばっかやがね。また、一人ぼっちになってまうがね」

「私は、いつまでここにおらないかんの? いつになったら楽になれるの? いつになったら、いつになったら」

「サキさん、お誕生日おめでとう。61才やね。また、2歳違いになっちゃったね」
「ありがとうね、でも、また一つ年寄になっちゃったね。あ~あ、やだやだ

愚痴でも、ボヤキでも、同じことの繰り返しでも何でもいい。もう一度、サキさんと話がしたい。たわいのない会話をしたい。
「お父さん、お仕事ご苦労様、これからも頑張ってね」
って、励ましてもらいたい。
もう一度だけでいいから





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