サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

目を閉じたまま

2017年09月03日 16時23分43秒 | サキさんの動画
朝10時前にサキさんの施設に着きました。


ベッドの上のサキさんは目を閉じています。寝ているのかどうかは分かりません。
今日は眉間にシワがありません。でも、左目尻がくっついています。ずっと目を閉じたままで、固まってしまったのでしょうか。

10時の水分補給で、ポカリスウェットのゼリーをスタッフさんが持ってきてくださいました。サキさんは、目を閉じたままですが、背もたれをあげて、飲んで(吸い込んで)もらいました。

2017年9月3日目を閉じながら


目を閉じたまま、上手に水分補給をするサキさん。起きてるのかな?
その後、もってきた差し入れを焚寝てもらいました。生クリームとプリンの入ったクレープです。
二口、三口と食べすすめるにつれて、目を開いてくれたサキさん。穏やかに、そしておいしそうに食べてくれました。この間、一言も言葉は発しません。叫びもしません。静かなままです。



そのまま、再び目を閉じて眠ってしまったので、そのままにしてくれていましたが、昼食の10分前に、車いすへの移乗を行ないました。(スタッフさんと私で)この時、首筋と腰に手を回したのですが、大きな声を出して反応するサキさんでした。

そう言えば、今日、着いてすぐにおむつの交換があったのですが、その時もサキさんの叫び声が扉の外まで漏れてきました。昨日も車いすへの移乗で機嫌を悪くしたサキさん。

身体の節々が痛いのかな。ベッドで寝たきりで。背中に何かできてるのかな。首や背中がすごく凝っているのかな。(もともと肩こりの酷かったサキさんです)

次回、きちんとスタッフさんに聞いておこう。そして、私の感じたさまを伝えておこう。

昼食は完食。昨日と違って、食事中はおとなしかったサキさんです。でも、食事が終盤に近付くにつれ、声が出るようになったサキさん。肩や背中をさすると反応して声が出ます。足をさすっても。理由は分かりません。

声を出したままのサキさんを残して、施設を後にしました。

サキさんが穏やかに過ごせますように。
それだけが今の願いです。