礫川全次のコラムと名言

礫川全次〈コイシカワ・ゼンジ〉のコラムと名言。コラムは、その時々に思いついたことなど。名言は、その日に見つけた名言など。

ワイマール憲法、ナチス憲法に関する正誤問題

2015-08-04 06:29:37 | コラムと名言

◎ワイマール憲法、ナチス憲法に関する正誤問題

 本日は、ストゥカルト(Stuckart)が書いた「民族社会主義と国法」という論文から、その第三節を紹介する予定だったが、同じような話が続くのもどうかと思ったので、この間、検討してきた問題の整理の意味を兼ねて、正誤式の設問をいくつか用意してみた。

【問】次の命題の真偽を判定してください。解答は、○(正しい)、×(誤っている)、△(真偽の判定ができない)によって、おこなってください。

1(  ) イギリスには、いわゆる「憲法典」と呼ばれるものが存在しない。
2(  ) ワイマール憲法には、日曜・祝日を「安息日」と位置づける条項があった。
3(  ) ワイマール憲法には、「生存権」を定めた条項があった。
4(  ) ワイマール憲法には、所有権の行使は「公共の福祉」に役立つことが求められる旨を定めた条項があった。
5(  ) ワイマール憲法には、大統領は、緊急時、憲法の定める基本権を停止できる旨を定めた条項があった。
6(  ) ワイマール憲法は、いわゆる「授権法」の公布・施行と同時に廃止された。
7(  ) ナチス政権は、「生存権」という考え方そのものを否定した。
8(  ) ナチス政権は、「公益は私益に先だつ」ということを憲法原理のひとつとした。
9(  ) ナチス政権は、キリスト教を「全道徳の基礎」として位置づけていた。
10(  ) いわゆる「ナチス憲法」というのは、ナチス政権が、ワイマール憲法に替えて制定した新しい憲法典の通称である。

 正解は次回。

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