礫川全次のコラムと名言

礫川全次〈コイシカワ・ゼンジ〉のコラムと名言。コラムは、その時々に思いついたことなど。名言は、その日に見つけた名言など。

PHP研究所の「21世紀図書館」リスト1~43

2013-03-28 08:38:30 | 日記

◎PHP研究所の「21世紀図書館」リスト1~43

 最近になって、中公新書の『日本語が見えると英語も見える』(1994)を読んだ。非常に勉強になった。
 同書の「あとがき」によれば、著者の荒木博之氏は、この本の前に、『日本人の英語感覚』〔21世紀図書館81〕(PHP研究所、一九八六)という本を出していたという。

『日本人の英語感覚』は、氏の著作の中で、「最も反響が大きかった本」だった。ところが、「21世紀図書館」というシリーズは、八十数冊を出したところで、すべて「絶版」になってしまったとある。
 そう言われてみて、かつて「21世紀図書館」という新書判のシリーズがあり、なかなか興味深いテーマの本が並んでいたことを思い出した。何冊か購入した覚えもある。

 それにしても、八十数冊すべて絶版ということを聞くと、どんな本がはいっていたか気になる。そこで、全八六冊のデータを調べてみた。以下がそのリストである。本日は前半ということで、四三冊目まで。

1 「般若心経」を読む 「色即是空、空即是色」愚かさを見すえ、人間の真実に迫る 水上勉著 1983・2
2 近代文明への反逆 社会・宗教・政治学の教科書『ガリヴァー旅行記』を読む 高坂正堯著 1983・12
3 漢字再発見 その驚くべき表現力・情報力・経済力の秘密 鈴木修次著 1983・2
4 和紙と日本人の二千年 繊細な感性と卓越した技術力の証明 町田誠之著 1983・2
5 「下半身の装い」に探る人間の本性と変身への願望 深作光貞著 1983・2
6 日本二千年の人口史 経済学と歴史人類学から探る生活と行動のダイナミズム 
7 「縁社会」と人間関係 仏教と共に生きてきた日本人の思考と行動原理 増原良彦著 1983・2
8 今村均氏の軍人生活 一陸軍大将の回顧録に組織を生きる英知を探る 日下公人著 1983・2
9 文学誕生 日本的教養の研究奈良・平安篇―古代・王朝人の知的生活と物語生産システム 稲賀敬二著 1983・3 
10 「病院化社会」の経済学 現代医療システムはあなたの明日をどこまで保障できるか 西村周三著 1983・3
11 芥川龍之介の経営語録 人間と世の中への深い洞察の書「侏儒の言葉」の読み方 竹内宏著 1983・4
12 邪馬台国発掘 畿内か北九州かー永年の論争に終止符を打つ! 奥野正男著 1983・4
13 俳句で日本を読む なぜ「古池の蛙」なのか―日本人の美意識・行動様式を探る 李御寧著 1983・5
14 道具と日本人 木の文化を育み磨き上げた技術力の発露―木工具の二千年史 中村雄三著 1983・5
15 「落人伝説」を読む 日本人はなぜ滅びゆく貴人を慕い憧れるのか 村松定孝著 1983・5
16 「華厳経」を読む 華厳十地の生活信条が不安と混迷の現代人を救う 並河亮著 1983・6
17 日本官僚の原像 太安万侶の日常生活から現代の官僚制度を考える 野村忠夫著 1983・6
18 カラーで読む関ケ原合戦 1600年9月15日を演出した武将たち 会田雄次・日■貞夫・神山登著 1983・7
19 ハ虫類になった日本人 CM三十年の歴史が語る現代人の脳と行動のメカニズム 西村五洲著 1983・7
20 羊毛の語る日本史 南蛮渡来の洋服はいかに日本文化に組み込まれたか 山根章弘著 1983・7
21 敬語日本人論 「礼」の言葉―敬語から日本的集団のダイナミズムを探る 荒木博之著 1983・8
22 就職とは何だろうか もう一つの明治・大正・昭和史―代表的企業人の職業選択 松尾博志著 1983・8
23 カラーで読む大坂冬の陣・夏の陣 徳川政権250年が確立した日 邦光史郎著 1983・8
24 卑弥呼と邪馬台国 コンピュータが幻の王国と伝説の時代を解明する 安本美典著 1983・9
25 英雄たちの病状診断 その病気・性格が日本歴史を変えた 服部敏郎著 1983・9
26 乱世の論理 日本的教養の研究室町・戦国篇―日本人は動乱の時代をいかに生き抜いたか 小和田哲男著 1983・10
27 「戦争論」を読む 今なぜクラウゼヴィッツか―核の時代の戦争と政治の哲学 長谷川慶太郎著 1983・11
28 日本神話の謎を解く 神話形成のプロセスが古代日本及び日本人を浮き彫りにする 重松明久著 1983・11
29 「観音経」を読む 観音三十三身が仕事・恋愛・健康など身近な悩みを解決する 鎌田茂雄著 1983・11
30 新・「菊と刀」の読み方 戦後日本と日本人の変容の歴史を再点検する 西義之著 1983・12
31 日本の「1984年」  G・オーウェルの予言した世界がいま日本に出現した 小室直樹著 1983・12
32 「下半身」から「上半身」へ 装いの移ろいが語る人間らしさの本源 深作光貞・ 相川佳予子著 1983・12 
33 江戸時代を見た英国人 日本及び日本人は彼らの目にどう映ったか ろじゃめいちん著 1984・2
34 「民謡の島」の生活誌 奄美の暮らしに発見した歌の心とことだまの姿 小川学夫著 1984・2
35 論語と孔子 人間関係論のエッセンス「論語」の新しい読み方 鈴木修次著 1984・2
36 中国医学の話 中国四千年の英知に学ぶ正しい漢方の知識と処方 張明澄著 
37 ロシア・ソ連人の日本観 なぜ北の隣人はわれわれの文化に敬愛の情を抱き続けるのか 木村明生著 1984・3
38 「星の王子さま」をフランス語で読む 楽しく学べる生きた外国語 加藤恭子著 1984・4 
39 もうひとつの太平洋戦争 戦時放送記者がいま明かす日本の対外宣伝戦略 並河亮著 1984・4
40 日本人の遊びごころ われわれは、はたして遊びべたな民族なのだろうか 守屋毅著 1984・4
41 「グリム童話」をドイツ語で読む 楽しく学べる生きた外国語 小塩節著 1984・4 
42 漢字文明圏の思考地図 東アジア諸国は漢字をいかに採り入れ、変容させたか 西田龍雄著 1984・6
43 日本の組織・アメリカの組織 人びとのまとまり方はどのように異なるのか 金山宣夫著 1984・5

 18の■は、プレビューで、出なかった。弁という字のムの部分が立になっている字である。

今日のクイズ 2013・3・28

◎「日■」というのは、非常に珍しい苗字ですが、何と読むのでしょうか。■=弁という字のムの部分が立になっている字

1 ニッシン  2 ニチベン  3 ヒビ

今日の名言 2013・3・28

◎おおばくち身ぐるみ剥がれてすってんてん

 甘粕正彦の辞世の句だという。甘粕正彦といえば、関東大震災の際、陸軍憲兵大尉として、アナーキストの大杉栄を殺害し、その後、満洲に渡って、満州映画協会の理事長を務めた人物である。本日の東京新聞「本音のコラム」欄で、竹田茂夫氏が引用していた。ちなみに、コラムのテーマは、「国家のおおばくち」である。  

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