Cinema Collection 2

映画のミーハーな感想が主ですが
多々脱線してます
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(2015/6より)

★マネーボール(2011)★

2011-11-17 23:36:50 | 映画(ま)行
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MONEYBALL

常識を打ち破る理論で
野球を変えた
ひとりの異端児の闘い。


上映時間 133分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)
初公開年月 2011/11/11
ジャンル ドラマ
映倫 G

【解説】

低迷していたオークランド・アスレチックスを革新的球団運営で
常勝チームへと作りかえた実在のゼネラルマネージャー、
ビリー・ビーンの成功物語を、「イングロリアス・バスターズ」
「ツリー・オブ・ライフ」のブラッド・ピットの主演で映画化した感動ドラマ。
共演はジョナ・ヒル、フィリップ・シーモア・ホフマン、ロビン・ライト。
監督は「カポーティ」のベネット・ミラー。

11月11日(金)公開

公式サイト

【感想】 <TOHOシネマズ六本木ヒルズにて鑑賞>
ブラピが素敵

ジョニーの前は、ブラピファン(笑)、元はと言えば、ロバート・レッドフォードが
大好きで、彼の初監督作品「リバーランズスルーイット」に出ていたブラピが、
レッドフォードにそっくりっと思って、好きになりました。
そんなわけで、予告編で観ていたブラピが、あまりにも素敵なのと、昔は、野球少女(笑)
でしたので、この作品を鑑賞して来ました。
ヒルズの7スクリーン(700名弱)の大スクリーンに映るブラピ!やっぱり、イケメン!
もう、溜息もんでしたよ(笑)出ずっぱりのブラピに、ブラピファンには堪らない映画
だと思います。

ブラピがカッコ良かった事は、さておき、私は野球少女と言いましたが(^^;
別に少年野球に入って、野球をやっていたわけではありません。
小さい頃、長島が大好きで、ジャイアンツが大好きで、そのうち、独自で
スコアーブックを覚えてつけていたくらいに好きで、男に生まれて、
野球選手になりたかったと思っていました・・・って言う意味での野球少女です(笑)

そんな私も、だんだん、野球から遠ざかり、メジャーリーグにも興味はなかった
のですが、この作品は、そんな私でも楽しめて、面白かったです



現在は貧乏な球団のGMであるビリーが、少ない資金で、球団を立て直すべく、
旧体制に盾ついてまで、独自の経営戦略(マネーボール理論)を展開して行きます。
お話は淡々と進むのですが、高校で花形選手だったビリーが、大学の奨学金を蹴って、
プロに入ったにもかかわらず、活躍できず、大成せずに、プロを引退してしまった
彼の回想を織り交ぜながら、物語は進んで行くので、飽きさせません。

また、スカウトたちの選手評価についての議論とか、トレードについての
GMたちの腹の探りあい?騙しあい?などの裏事情も興味深かったですし、
人なのに(^^株のように、品物のように売り買いされる選手たち、
選手たちに解雇や他球団への移動などを、淡々とクールに言い渡すGMたち、
華やかなプロ野球の裏側で行われているシビアな経営戦略にも驚きました

以下ネタに触れたところがあります



私は、アスレチックスの奇跡の20連勝は、知らなかったので(^^;
20連勝の新記録が、かかっていたあの試合のシーンは、その試合を観ていた
当時のファンと同じ心境で、ドキドキもの。ですので、打球音と一瞬の静寂、
夜空に浮かび上がるボールが、放物線を描きながらスタンドに吸い込まれて
行くシーンは、鳥肌ものでした
ここが、1番盛り上がったシーンだと思ったので、映画は、ここで終わりかな?と
思ったら、続きが・・・

そこが、またこの映画の奥が深いところでなんですよね~

アスレチックスが、20連勝を成し遂げた年に、ビリーに、レッドソックスからの
GMのオファーが舞い込むのですが、そのオファーを断ります。
『一度お金で人生を決めたことがある。だから、もう二度としないと誓った』
との彼の台詞が心に残ります。
普通の人は(って言うか、私?笑)、そう決めていても、実際に、巨額の富を
目の前にしたら、その信念は揺らいでしまうと思うんですよね。
その信念を貫き通すビリーは、すごい人ですよね。
これが実話なんですから、感動しちゃいます



ラスト、娘の歌が入っているCDを聞きながら、車を運転しているビリーの
潤んだ瞳のアップに、なぜかこちらまで涙が~~~(笑)

「メジャーリーグ」と言う、いくらでも華やかな作品になる素材を、
地味なヒューマンドラマに作り上げたところが、いかにも
「ソーシャルネットワーク」の製作陣と言う感じですね。

久しぶりに正統派のかっこいいブラピを、どうぞご堪能ください(笑)

主なキャストは・・・



ブラッド・ピット=ビリー・ビーン・・・アスレチックスのゼネラルマネージャー。

現時点で、ビリーが1962年3月29日生まれの49歳、ブラピが1963年12月18日生まれの
49歳ですから、二人は、実年齢も近いんですね。 



ジョナ・ヒル=ピーター・ブランド・・・名門イェール大の
経済学部を卒業した野球経験のない他球団のスタッフで、ビリーに引き抜かれ、
アスレチックスのスタッフになり、ビリーの片腕となる。


ピーター・ブランドは、実在の人物ではなく、脚本家チームが、
アメリカの国民的スポーツに変革をもたらした数学の天才たちの
エッセンスを集約して作ったとのことです。
(それらしき人もいるようですが、パンフにはそのように書かれていました)



フィリップ・シーモア・ホフマン=アート・ハウ・・・アスレッチックスの監督。
GMのビリーとは、度々、衝突する。


ホフマンって、1967年生まれってことは、44歳、ってことは
ブラピより年下~



ロビン・ライトペン=シャロン・・・ビリーの離婚した妻。

シーンは、ワンシーン(声のシーンを入れると2シーン)でした。
ショーンペンと離婚したので、ロビン・ライト・ペンからペンが抜けたんですね

主役のブラピを始め、ジョナ・ヒルやフィリップ・シーモア・ホフマン、
そして、ミラー監督も野球少年ではなく、野球に特に興味があったわけではない人たちで
この作品が作られているって言うのは、なんか面白いですよね(^_-)-☆

イチローも、TVの中のシーンで出てました\(^O^)/



ビリー・ビーン(ウィキより引用)

現役時代から短気な人物として知られる。何か失敗すると
それを一人で抱え込み、手当たり次第に物に当り散らす。
そのような自分に妥協ができない性格のため、プロ入り以降は伸び悩み、
妻とも離婚してしまう。 GMになってからもその性格は変わらず、
チームが負けている時など何か上手くいかないことがあったときは、
ロッカールームなどで暴れ、物を投げて壁に穴を開けてしまうこともある。
そのため、極力試合をじかに観戦しないようにしている。
試合中は球場内のトレーニングルームで運動して汗を流したり、
オフィスにこもる(球場の外に出かけてしまうこともある)。
試合経過は常に携帯している小型端末に配信される文字情報で把握している。

プロ入り時、契約金の高さに惑わされ大学に行かずにプロとなったことを
後悔しており、その苦い経験から自分自身の身の振り方に関しては
「金のために決断を下す」ということを恐れている。
2002年に、ビーンはボストン・レッドソックスから5年契約1250万ドルという
高額のオファーを受けた。ビーンはこのオファーを快諾し、
メジャー最高年俸のGMとなるはずだった。しかし、数日後に契約を自ら破棄した。
その際、マスコミに「二度と金によって人生を左右されまいと心に決めたから」
と理由を語った。

『マネー・ボール』(原題:Moneyball: The Art of Winning An Unfair Game 
「マネーボール:不公平なゲームに勝利する技術」)(ウィキより引用)

マイケル・ルイスによるアメリカ合衆国のノンフィクション書籍。
邦訳版の副題は「奇跡のチームをつくった男」。

メジャーリーグの貧乏球団・オークランド・アスレチックスのビリー・ビーンGMが、
セイバーメトリクスと呼ばれる独自の手法を用いて、プレーオフ常連の強豪チームを
作り上げていく様子を描いた。2003年に米国で発売され、ベストセラーになった。

誰だって「自分は全然違う人生を歩むことができたのではないか」と
思ったことがあるだろう。ーーベネット・ミラー監督




【ストーリー】

高校時代は花形選手だったものの、プロでは大成することなく
引退したビリー・ビーン。その後、若くして弱小球団アスレチックスの
ゼネラルマネージャーに就任するが、長らく低迷を続けるアスレチックスは
財政的にも厳しく、選手の補強すらままならない状態だった。

そんな体たらくに喘ぐ2002年、名門イェール大の経済学部を卒業し、
インディアンズのスタッフとして独自に選手のデータ分析を行っていた
青年ピーター・ブランドと出会う。
自らのチーム強化ヴィジョンに不可欠と見込んですぐさまピーターを引き抜き、
彼のデータを重視した斬新な選手評価を基に、安い選手を買って勝てる
チームをつくる独自の経営戦略を打ち立てていくビリー。

しかし、その常識破りの方針と、彼の短気で独善的な性格が周囲の
反発を招き、チームは結果を出せない状態が続く。
それでも、ビリーは確固とした信念で戦略を貫き通すと、次第にチームは
勝ち星を重ね、ある奇跡を呼び起こす…。

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22 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (KLY)
2011-11-18 00:07:47
ブラピが凄いのは勿論なんだけど、フィリップがまた上手いよね。もう傍から見るとただのふとっちょの監督なんだけど、しっかりブラピを際立たせつつ存在感も放ってるし。
が!ブラピあと3年で俳優引退だっていうじゃないですか!勿体無いよなぁ。製作側に回るって、別に出ながらだっていいじゃないね。
おはようございます。 (BROOK)
2011-11-18 06:38:13
メジャーリーグを題材にしているものの、試合や選手をクローズアップしているのではなく、
あくまでその裏側にあることを描いていたので、
それが非常に興味深かったです♪
あんなにもあっさりトレードしたりクビにしたりしていたのは、驚きでした(汗)

ラストシーンの娘の歌を車の中で聞くビリーの姿・・・良かったですよね~。
私も思わず泣きそうになっちゃいました。
おんなじ!! (ノルウェーまだ~む)
2011-11-18 14:09:19
ひろちゃん☆
うわー、全部いっしょだわ♪
ロバートレッドフォードからブラピ(「12モンキーズ」から)そして、ジョニーへ。
ちなみに日本人だとオダジョーから松山ケンイチよん。

ブラピは役の幅が広がって、ますますいいかんじになってきてるね。
ブラピ~ (マリー)
2011-11-19 00:07:46
誰が野球少女やねん~(笑)
ひろちゃんも昔(ここ強調)野球少女だったんだね。私もだよ~
だから子供には絶対野球させようと決めていた!可哀想な長男…
野球だけじゃなくスポーツの世界はアマもプロも厳しいよね~実力主義はなんでもそうかな?
ああいう世界で生きるのは並外れた強い精神力が必要だよね。

ブラピは久々爽やかな感じでよかった!ヒゲもじゃはヤダ…
野球やってそうにも見えたし さすがっ。あのハッテバーグ役の人もよかったわ。
あっ娘ちゃんの歌も心に響いたよ~
KLYさ~ん (^_-)-☆ (ひろちゃん)
2011-11-19 21:19:22
レス遅くなってすみません

そそ、フィリップ、台詞もシーンもそう多くは
ないですが、やはり存在感ありますよね。
ああ言う監督いそうですもん

>が!ブラピあと3年で俳優引退だっていうじゃないですか!勿体無いよなぁ。

その報道、否定って言う記事を見たような気が
するのですが・・・
もし、事実なんだとしたら、ほんと、もったいないですよね
BROOKさ~ん (^^)v (ひろちゃん)
2011-11-19 21:24:54
レス遅くなってすみません

私も、華やかな世界に見える野球界の裏側を
観る事ができて、面白かったです
それが非常に興味深かったです♪

クールなトレードや解雇通告・・・厳しい、非常な世界でしたよね

ラスト、BROOKさんも、やはり、泣きそうになっちゃいましたか
いい作品でしたよね(^_-)-☆
ノルウェーまだ~むさ~ん (^^♪ (ひろちゃん)
2011-11-19 21:29:06
レス遅くなってすみません

好きなハリウッド俳優の変遷?(笑)まだ~むと同じでしたか

>ちなみに日本人だとオダジョーから松山ケンイチよん。

残念!そこは、ちょっと違いました(笑)
松ケンは好きですが、オダジョーは普通です

ジョニーもですが、ブラピも年を取って
役の幅が広がり、ますます素敵になってますよね
マリーさ~ん (*^。^*) (ひろちゃん)
2011-11-19 21:34:37
コメントサンクス>誰が野球少女やねん~(笑)

私!私(笑)昔だから、少女よ~ん(笑)

>だから子供には絶対野球させようと決めていた!可哀想な長男…

うちの僕ちゃんたちは、体が弱くて(ノ_・。)
スポーツさせられなかったの~

>ああいう世界で生きるのは並外れた強い精神力が必要だよね。

スポーツに限らずだと思うけど、どの世界でも
生き抜いて行くには、物凄い精神力の強さが
不可欠よね

私も髭もじゃのブラピは、いや~~(笑)

>あのハッテバーグ役の人もよかったわ。

彼も野球経験は全然なくて、一生懸命練習したみたいよ
野球少女の意味がわかった! (ituka)
2011-11-20 00:14:05
たぶん、ワタシと感性が凄く似てると思うんですよ。
実はワタシも野球の基礎を知らないのです。
ただ単に、幼少期からプロ野球のスコアを見て楽しんでたし
小学生のころ地元チームのスコアを勝手に付けて遊んでました(爆)

あと、今回のブラピがレッドフォードにそっくりなルックスになってることとか。
(もともと似てるのに、今回は髪形がそっくりだった)

ハッテバーグのホームランは涙モノでしたよね!
イチローがメジャーで初めてレーザービームをお披露目して球場全体がどよめいた感覚に近かったです。
itukaさ~ん (^^)v (ひろちゃん)
2011-11-20 02:15:41
コメントありがとうございます

itukaさんと感性が似ている・・・喜ぶべきことか(笑)

>小学生のころ地元チームのスコアを勝手に付けて遊んでました(爆)

あ~~やっぱり似てましたね(笑)私は、TVのプロ野球中継観ながら、スコアーつけてましたから(中継が終わってしまった場合は、その後ラジオにかじりついてました・笑)

>ハッテバーグのホームランは涙モノでしたよね!

その当時は大ニュースになった出来事を知らなくて良かったです。おかげで、あのシーンが楽しめましたから
逆転ホームラン、鳥肌、感動ものでした
確かに、イチローの時のようだったかも~