THE CURIOUS CASE OF BENJAMIN BUTTON
「ベンジャミン、あなたが教えてくれた
人は皆、出逢っては別れ、愛する者を失う
それでもー人生は素晴らしい」
上映時間 167分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ワーナー)
初公開年月 2009/02/07
ジャンル ドラマ/ミステリー/ファンタジー
【解説】
「セブン」「ファイト・クラブ」に続いて3度目の
コンビを組んだデヴィッド・フィンチャー監督、
ブラッド・ピット主演で贈る感動ヒューマン・ファンタジー大作。
『グレート・ギャツビー』で知られる小説家
F・スコット・フィッツジェラルドが1920年代に著わした
短編を基に、80歳の老体で生まれ、年を取るごとに若返って
いく男の波瀾に富んだ人生の旅路が、激動のアメリカ現代史を
背景に、最新のCG技術を駆使した驚異の映像で描かれてゆく。
共演は「バベル」のケイト・ブランシェット。
【ストーリー】
1918年、ニューオーリンズ。ある一組のカップルの
間に男の子が産まれる。しかし、その赤ん坊は80歳の
老人と見まがうほど奇異な容貌をしていた。
ショックを受けた男は困り果てた末、赤ん坊を
老人養護施設に置き去りにしてしまう。
そして、施設を営む黒人女性クイニーに拾われた赤ん坊は
ベンジャミンと名付けられ、献身的に育てられるのだった。
成長するにつれ髪が増え、皺が減り、車椅子から立って
歩けるようになるなど、普通の人間とは逆に若返って
いくベンジャミン。やがて少年期を迎えた彼はある日、
施設入居者の孫娘で6歳の少女デイジーと出会う。
それは、これから様々な経験を積み壮大な人生を
歩んでいくベンジャミンにとって今後かけがえのない
存在となる女性との運命の出逢いだった…。
【感想】
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微妙にネタばれしているかもしれません
物語に大きな起伏はなく、ものすごい感動も号泣も
なかったのですが、167分と長い時間ですが、
上映時間の長さは全く感じなかったです。
す~~っと心に染み入る作品でした。。。
音楽も心地良く、映像も美しい・・・
もちろん、ブラピもケイトも美しかった!
年のせいもあるかもですが(^^ゞ何回も涙して観てました・・・
あり得ないお話なのに、ベンジャミンの人生に、ストーリーに
惹き込まれて行きました・・・
冒頭、死に際の老女のデイジーと娘のキャサリンの病院の
シーンでは、4年前に亡くなった大好きな母のことを
なんとなく思い出してしまい、それだけで泣けて
きちゃいました
と個人的なことで、話がしめっぽくなってしまって
すみません話がそれました。。。
<80歳のシワクチャおじいさんから、どんどん若返るベンジャミン役の
ブラッド・ピット><十代になったブラピは、私が恋した(ジョニーの前に・笑)
リバーランズスルーイットの時の彼を思いだしました。
溜息が出るほど美しかったです美しいブラピ是非劇場でご覧下さい>
ベンジャミンの人生は、80歳の老人の体で生まれて、
どんどん若返って行くという意味では数奇な運命、
人生であったと思いますが、人の一生と言う意味合いに
おいては、後戻りはできないわけで、デイジーや私たちと
同じだったと思います。
どんな生き方をしても出会いや別れはありますし、
偶然とも必然とも思える出来事も多々あります・・・
人生は永遠ではないし、後戻りもできない・・・
戦争で息子を失った時計職人が、時計の針が逆に進む時計を
作るのですが、でも、やっぱり、時間は戻らないし、
時間の流れには逆らえない・・・
時の流れも死も平等にみんなに訪れます・・・
そして、若い頃って人生では、短い時間なんですよね・・・
だからこそ、1番輝いていて美しいのかもしれません・・・
若い頃、何事も、もっと頑張れば良かったなあなんて
今さらながら、考えてしまいました。。。
<亡くなった妻にこどものことを頼まれたものの、
怪物、化け物のような赤ちゃんを捨ててしまう父親の
トーマス・バトン役のジェイソン・フレミング>
<リーグオブレジェンド以来かな。。。
私が大好きなフロムヘルで、何回も観たので覚えているのですが
気弱な御者の役なので、印象に残っている俳優さんです>
<ベンジャミンの育ての親 クイニー役のタラジ・P・ペンソン>
<アカデミー賞助演女優賞も納得の演技でした!
クイニーがいなかったら、ベンジャミンの人生はなかったでしょうね・・・
あたたかい愛情で彼を見守る母親役良かったです>
ベンジャミンは、父親には捨てられたものの、命と引き換えに彼を
産んだ母親には、彼への愛はあったわけですし、育ての親の
クイニーのあたたかな愛情に包まれ、老人ホームの老人たちに
も愛され、その後、出逢った多くの人たちにもとても魅力的な
人たちばかりでいい経験を積めたと思います。
<冒頭の老女から、幼少期以外すべて演じているケイト・ブランシェット。
CG効果もあるのかと思いますが、本当に美しいケイトです。老女も
ケイト?と思ってしまうほどのメイクでした。>
<シーンでは、10代になったベンジャミンと50代のデイジーの
ラブシーン・・・下着をつけるデイジーのからだのライン(おばちゃんライン)
が切なかったなあ・・・>
<幼少期のデイジー= ダコタファニングの妹のエルファニング
この画像より映像のほうがかわいいです。>
二人の年代が交錯する40代に、一緒に幸せな時間を
過ごせましたし、最愛のデイジーに見守られながら息を引き取り、
数奇な人生ではありましたが、それでも、ベンジャミンは幸せな人生
だったと思います(思いたいです)
<ベンジャミンが初めて恋をした女性エリザベス役のティルダ・ウィンストン
シーンは少ないですが存在感あります>
<エリザベスの人生が変わった?のもベンジャミンに逢ったからかな・・・>
80歳で生まれて0歳で亡くなるベンジャミンの人生を
彼に関わる人たちの人生を、自分の今までの人生に、
これからの人生に重ねあわせて観ていました
この作品は、観る年代によって感じることが違うと
思いますし若い人よりも我々世代
(いくつだ?笑・つまり人生経験が長い世代?)の
ほうが心に響くものがあるかもしれません。
第81回米国アカデミー賞に最多となる13部門での
ノミネートされているのがうなづけた作品でした。
長いようで短い人生、短いようで長い人生、
人生のはかなさ、切なさ、そして素晴らしさ、
一瞬一瞬がいかに大切であるかをあらためて
思いしらされました。
人生は1度きり。。。
特に、我々世代は残された時間も少ないので(T^T)
1日1日を大切に悔いなく生きていきたいですね。
と言いながら、またダラダラと時を過ごすんだろうなあ私
ベンジャミンバトンの人生を追いかけた淡々とした物語・・・
出逢い、別れ、幸せ、喜び、家族、友人、
恋人、愛、永遠、生きて行くことについて、人生について
考えさせてくれました。
不思議な余韻が残る作品でした。。。
<神父に年を聞かれて
『セブン』と答えたベンジャミン、ブラピとフィンチャー監督の
組み合わせだから?笑>
インパクト?があったのが、雷に7回打たれた男の話です。
映像で見せてくれたのも面白かった
結構重要な役割?のおじいさんでした(笑)
2月7日(土)から公開中
<パンフレット¥900たかっ!笑>
<クリックで公式サイトへ>
一瞬、一瞬を大切に生きていますかー?
すべての出逢いを、胸に刻んでいますかー?
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