ぼちぼちやりま!

悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。
事を成す人は、必ず時の来るのを待つ。
焦らず慌てず、静かに時の来るのを待つ。

桜舞、俺酔、鳥啼く

2016-04-13 11:35:57 | 日本の四季
重い頭を動かして枕もとの時計を見る。8時を回っていた。やっぱり昨夜は飲みすぎたかな。時計のそばに薄茶色い液体が入ったグラスがあった。深夜のバーボンのよう。口をつけようかと一瞬思ったけど、今朝は月一の子供会古紙回収の日。倉庫片付けで出た段ボールやら古本やら新聞などを車に積んで、回収場所に運ばなきゃ。

   ***

ここ数日、畠仕事を初めとして肉体労働や親父の13回忌の段取り、岡山を往復したりしてちょっと疲れてる。今日の予定は本町で「世界動乱の中での地域経済」という講演会に行くつもりだったけど、庭の散り行く桜を見てるとどうでもよくなってきた。

折りたたみのディレクターチェアーを持ち出して桜の木の下に陣取ってみる。用水路沿いの通行人の眼なんか気にしない。薄茶色の液体を持ってきてユーチューブで「サクラ」を聴く、最高の気分である。ただただ桜舞散るのを眺めていたら、鳥が蜜を吸いにやって来た。ノンベのジイは人畜無害の置物に見えるんだろうか、チッチィチッチィと何匹もやってくる。

   ***

眩暈のするような二日酔いはどこへやら、と思っていたら、バラバラバラーと大粒の雨が降ってきた。アル中がやむなくスケッチブックをとじ、イスを片付け終わったその時、鳥は啼いた。

ホーホケキョ!


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