ぼちぼちやりま!

悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。
事を成す人は、必ず時の来るのを待つ。
焦らず慌てず、静かに時の来るのを待つ。

プチセイゲニスト

2016-04-07 11:43:33 | 健康・医療
糖質制限推進派の作家が急死してから、ようやく「糖質制限」に興味を持った。著書「おやじダイエット」から読み始め、医師江部康二のブログにたどり着く。

食物中の糖質が血糖値を上げ、膵臓から分泌されるインスリンがそれをエネルギーにかえるが、残りの血糖は脂肪として皮下組織に貯えられる。過剰な糖質摂取を続けていると、膵臓の疲弊からインスリン量が減少し糖尿病となる。やがて人工透析に網膜症、心筋梗塞や脳梗塞、あるいは組織の壊死やガンを引き起こす。
これまでは糖尿病患者のカロリー総量を制限して血糖の上昇を抑えようとしてきた。しかし糖分の絶対量が減らないとその効果はほんのわずかしかない。そこでこれまでのカロリー制限食から主食(糖質)を抜く糖質制限食に変えると、わずかの期間で驚くほど諸数値が改善したという。極度に糖質を制限しても、肝臓はアミノ酸から糖新生として糖質を体内で作り、さらに脂質から作られるケトン体で、脳細胞を含め体組織は十分活動でき何ら問題はないという。

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脂質・糖質・タンパク質は三大栄養素であり、脳は糖質で動く、カロリー制限こそが糖尿病・ダイエットの基本、と思ってきた常識が180度ひっくり返されるような話である。確かに血糖が上がるのがヤバイなら、糖分をとらなければいいだけの話なんだが。

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体脂肪率が30%を超え、中性脂肪やコレステロール値が基準値の倍近くにもなることもあり、さらに検査のたびに血糖値や尿酸値にも「Hマーク」が灯りだした我が身にとっては、試してみる価値は大いにありそうな「糖質制限」。

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それでも新興宗教にも似た怪しげな健康情報が、うたかたの如くあふれては消えてきた世間ではないか。エビデンス不足が問題と指摘される極端な主張を、100%は信じる気にはなれない。
そもそも、ごはんにパン、ウドンにラーメン、お好み焼きにピザを断食するなんて、とても続きそうにない。

まあ、せめてごはん1杯を半分にし、ビールに大吟醸を焼酎に変えて、ちょっと試してみようか。R65にして糖質制限プチセイゲニストに初挑戦。どんな結果が出るかしら。


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