ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

娘と共に遠くの花火を見る~娘よ(86)~

2017-08-26 22:00:28 | 生き方

【これは先日ビッグスワンで見た花火】
昨夜は、午後7時半頃から、ドドン、ドドンという低い音が西や南の方角から聞こえて来た。
近隣で花火大会が行われていたのだった。

娘は、昔から花火が好きだった。
だから、県内ではよく知られている長岡花火や小千谷・片貝花火、柏崎花火などをよく見に行っていたものだ。
もともとがお祭り好きな性格だった。
そして、花火のごとく、一度家を出たらなかなか帰って来なかったりしていたのだった。

昨夜は、家の外に出て一つ目の通りまで出ると、塀越しに高さのある花火を見ることができた。
もっともその塀の中は、お寺の墓地。
墓石の向こうに上がる花火を楽しんだのであった。

花火の好きな娘にも声をかけ、墓場前で塀のはるか向こうに上がる花火を見た。
隣家や向かいの家からも人が出てきて、短い時間、共に楽しんだ。

遠いところから見える花火は小さい。
私がデジカメを取りに帰って再度行くと、娘も撮影しようとスマホを持って来た。

まあ、普通のデジカメや型の古いスマホでは、二人ともやはりうまくは撮れなかった。



ただ、こうして娘と二人、この時期の花火を見ていると、3年前の夏に娘が入院していた病院で、花火大会を遠くから見たことを思い出した。
あの時は、病院側の計らいで、食事をする広い部屋に入院患者の希望する人たちが集まって、部屋の電気を消して窓越しに見たのだった。

【3年前に見た花火】
もちろん、娘は、このことは記憶に残っていない。
でも、私にとっては、入院中の娘に関する一つの思い出となって残っているのだ。
今は、こうして院内ではなく外で娘と花火を見られたことは、うれしいことであった。

地方の花火大会でもあり、距離もあったので、あまり印象に残る花火は見られなかった。
写真もうまくは撮れなかった。
娘と、家に引き上げた。
空を見上げた娘が、聞いた。
「あれ、北斗七星?」
その方角に顔を上げると、確かに北斗七星だった。
「じゃあ、どれが北極星か、わかる?」
と聞くと、娘は、正確に指差すことができた。
まあ、小学生の理科の知識だものな、などとからかいながら、空を見上げた。

娘と病院で見た花火が、もう3年前だなんて。
1年1年が本当に早いと思う。

夏の祭りが終わると、秋になるなあ…。




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