おはぎちゃんと出会ってから
気付けば半年が過ぎていました
あっという間に過ぎた半年でしたが
何年ものように感じるほど
色んな体験をさせてもらった
気がします
知らなかったこともたくさん
初めて経験したことも…
あまりにも色んな事を
そんなにいっぺんに
体験させてくれなくても
もっともっとゆっくりじっくり
おはぎちゃんとの時間を過ごして
いきたいと願っているのに…
まるで出会う前までの時間を
埋めるかのように
色んなことをこの短い期間に
詰め込んでくるのです
体調を崩したり元気になったりを
ず~っと繰り返してきて
未熟な私はその度に一喜一憂して
ようやく体調の変化にも
落ち着いて対処できるように
なってきたかなと思い始めた最近…
おはぎちゃん自身も元気で
この状態が少しでも長く続くよう
願っていたのに…
ここにきておはぎちゃん
痴呆が出てきてしまいました
病院の先生は
甲状腺機能亢進症かもしれないからと
検査をしましたが
おそらく違うと思います
この間の日曜日を最後に
私のことも
わからなくなってしまいました
もうゴロゴロ喉を鳴らすことも
ありません
話しかけただけで
嬉しそうに喉を鳴らしていた
おはぎちゃん
抱くと喜んで私の顔をペロペロと
舐めてくれたおはぎちゃん
他の猫たちに興奮して威嚇していた
おはぎちゃん
あどけない瞳で
まるで見えているかのように
見つめ返してくれたおはぎちゃん
もう私の知ってるおはぎちゃんは
見られなくなっちゃったかも
しれないけれど
これからきっとまた
まだまだ知らないおはぎちゃんを
見せてくれるんだろうね
私のことを忘れちゃっても
私はずっとおはぎちゃんを見ているし
絶対に離れないよ
どんなに嫌がられてもそばにいるよ
だから一緒に頑張ろうね
でもね
そんな立派なこと書いてても
本当はまだまだ涙ばかり出る
ダメなお母さんです
おはぎちゃんの前では絶対に泣かないと
そう決めても
車に乗ってても仕事してても
買い物してても2階に居ても
ちょっと油断するとすぐ泣いてしまって
どうしておはぎちゃんばかり…
って思ってしまいます
猫神様って本当に居ますか?
目が見えない上に腎臓病で
この上痴呆まで…
おはぎちゃんにどれだけの苦痛を
与えるつもりですか?
こんな小さな体に
こんなにたくさんの仕打ちは
あまりにひどすぎませんか?
代われるものなら
代わってあげたいです
ウチに来て
もっともっともっとも~っと
たくさんの幸せを教えてあげたかった
もっともっとたくさんの愛情を
感じさせてあげたかった
まだまだ全然足りないのに
どうして
何もわからなくさせちゃうの?
どうしてこの子から
幸せな時間を奪っていくの?
そんな何処へもぶつけようのない
怒りをただただ胸に涙が溢れます
でもやっぱり泣いてちゃいけない
私は
おはぎちゃんを守らなきゃいけない
おはぎちゃんの支えになりたい
だから
泣かないで頑張ります