Wood&Life2

木材と人間の関わりを考えてみました

DIY初心者がプロ以上のウッドデッキを作るために

2016-09-24 14:02:01 | 日記

ハードウッドはプロの大工さんでも初めて扱う時は失敗すると言うぐらい硬い木です。しかも高さ調整しなければならない束がたくさんあると一般の方では手に負えないことになります。どうやったらDIY初心者が作ってプロ以上のものができるか。で開発したのが調整束がついたキットデッキHARDアマゾンジャラ
お客様の感想を読んで頂ければ、分かりますが、作られたお客様は、皆、自分でここまでのことができたことに驚かれます。
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最も耐久性のあるウリン材を、一般の方が組み立てるには

2016-09-24 13:43:17 | 日記

ウリン(アイアンウッド)、ウッドデッキ材として販売されているハードウッドの中で、最も耐久性の高い樹種として知られています。実際に大学にJISの腐朽促進試験に出すと合成木材(人工木材)よりも耐久性が高いと言う結果が出ます、
しかし、この木は硬いだけでなく、まっすぐな木がほとんどないと言う問題のある木です。それをどうやってDIY初心者に作ってもらうか。これが問題でした。まず、ビスはオリジナルで作り、床板の曲がりは床板に圧力をかけて曲がりを補正し、大引きも集成にして、まっすぐで強度のあるものにして、ようやく今の形のキットデッキHARDウリンを販売することができました。結果は添付の写真とお客様の声のとおりです。組み立ては苦労しなかったそうです。
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モノマガジンとウッドデッキ

2016-09-06 12:57:30 | 日記

モノマガジンと言う雑誌があります。世の中のすぐれものを紹介する雑誌ですが、これまでこだわりの高級品の紹介が主で、我が社の商品とは無縁な雑誌と思っていたのですが、そのモノマガジンの編集者から「キットデッキ」を紹介したいとの連絡がありました。無料で掲載してくれるのにノーと言うはずがなく、掲載された雑誌を送られてきて驚きました。DIY特集と言うから、他社の商品も掲載されているのかと思ったら、弊社の商品だけでした。うちの商品だけを選んだ理由は、編集者があちこち調べた結果、キットデッキが一番すぐれたDIYのデッキであると判定されたからだそうです。
私は子供の頃、母親が定期購読していました「暮らしの手帳」の愛読者で、その商品テストのシビアさと公平さに子供ながらに敬服しておりましたので、現在市販されているウッドデッキを、どこかの雑誌が商品テストをしてくれれば、このデッキの良さが分かるのにと残念に思っていました。今回、商品テストはされていないものの、商品の仕上がりやコンセプト。さらにお客様の声を調査されて、弊社のキットデッキを数あるウッドデッキの中で一番の「すぐれもの」として取り上げて頂いたことに感激です。今日は大切においてあった高級酒の蓋をあけます。
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無垢のフローリングのひび割れの相談がありました

2016-09-01 23:26:02 | 日記
本日、設計事務所の方から電話があり、リフォームの現場で杉のムクのフローリングを使ったがそのひび割れが大きく、工務店と施主の間で2年もの間トラブルになっているが、この原因は何かと言う相談です。弊社はサイディングは加工・販売はしていますがフローリングについては加工も販売もしていません。しかし弊社のホームページは木材の総合案内のようなサイトですので、よくこんな相談がきます。相談の電話の方は当事者なのか、お客様から相談を受けられた方なのかは分かりませんが、こんな時は、いつも根本の原因からお話しするようにしています。
■木材は乾燥すると収縮します。材種や木目によって変わりますが5%収縮します。つまり幅100mmのフローリングであれば95mmになると言うことです。木材の両側から収縮すれば幅が100mmから95mmに縮むだけですが、木材にとっては端から収縮しようが真ん中から収縮しようがどちらでもよいので、これが真ん中から収縮すると5mmのひび割れが発生すると言うことになります。
■このようなひび割れが発生しない対策として最も有効なのは人工乾燥して木材の含水率を下げてから加工をすることです。木材の含水率は木材の重さに対する木の中に含まれている水の割合で計算しますから、杉などは伐採した直後は含水率が200%ぐらいになります。これが含水率が30%以下になると木材が収縮をし、反ったり割れたりとなります。それでは何%ぐらいすれば良いのかと言うと、クーラーのない国宝の書院作りの和室であれば15%ぐらいでよいのですが、空調の効いた住宅であれば10%ぐらいにする必要があります。それが床下暖房をしているような住宅であればさらのその半分ぐらいにする必要があります。
もし私が住宅を建てて杉のフローリングを使う場合は、そのメーカーに確認してどれぐらいの含水率かと確認して自分に必要な含水率の商品を使います。
■しかし杉のフローリングと言うのは無垢の商品で新建材のベニヤ板の上に貼ったフローリングのような完全に商品化されたものではありません。そのため、含水率10%で製造されている商品でも、ばらつきがあり、5%の商品も15%のものが混じっている可能性がありますし、1本の木の中でもばらつきがあります。これは人工乾燥をする時に、元の木が50%の含水率の場合もありますし30%の板の場合もあります。これを同じプログラムで人工乾燥してくわけですから、出来上がった商品はばらつきは出るのは当然です。そのため、フローリングを貼った場合に、ひび割れが発生する時もあれば、乾燥しすぎていたために、大気中の水分を吸収して木材が膨れて、床が盛り上がると言うことも発生します。
■これが欧米であれば、無垢のフローリングを使うのが当たり前で日本のようにベニヤ板の上に木材の単板を貼ったようなフローリングは存在しませんから、一般の人も工務店も設計事務所も全員が無垢のフローリングの特性を知っていますからトラブルは起きませんが、日本の場合は無垢のフローリングを使い慣れていないので、施主からのクレームが発生しやすい状態と言えます。今回のことは施主にとっては、このようなひび割れがあること自体が問題ですが、一番の問題は日本の場合は、関係者全員が無垢のフローリングの知識がないことです。
■日本の場合、このようなトラブルを避けるために、ベニヤ板に薄い単板を貼ったフローリングや、木材ではなく、塩ビに木材の柄をプリントしたものを使うのが一般的ですが、このような住宅展示場に外国人を案内すると、皆「信じられない。」と言います。彼らにとっては20年経過して、表面をサンダーをかけてメンテナンスしないのかと言う疑問です。日本では20年先のことまで考える必要がないし、それよりも引き渡し時点のクレームがつかないことが重要だと説明すると彼らは「それでは、これは不動産ではないではないか。」と言います。彼らにとっては土地が不動産ではなく、住宅が不動産なのですが、これは日本人と考え方が違うので話は平行線になります。
■それでは欧米人の住宅では無垢のフローリングでクレームはないのかと言うはやはりあるようで、それを防止するために、フローリングは購入したらすぐに貼らないので、数日は梱包を解いて、部屋の中に放置するようにメーカーは推奨しています。それである程度フローリングの含水率のばらつきを修正し、過乾燥の場合は含水率を元にもどしているようです。
■最終的に相談の電話があった設計事務所の方に、それぞれの状況までは分かりませんが、第三者的なコメントすると、誰が悪いと言うことは言えません。無垢フローリングと言う素材に近いものを納入したメーカーが悪いことはありませんし、材料を指定された工務店が悪いわけではなく、色んな落とし穴を事前に知らされていなかった設計事務所が悪いとは言えません。さらに知識がなかった施主に責任があるとはとても言えません(ホットカーペットを敷いていたかもしれませんし、空調をガンガンかけていたかもしれませんが)。
つまり誰が悪いわけではありませんが、施主が困った立場にあるのですから、それぞれが妥協して、解決をするしかないでしょう。

と言う説明をしましたが、このようなことは昔から日本ではよく発生します。つまり日本人は木材の良さは認識しているのですが、木材の悪いところを正確に認識されていることが少なく、結果的に木材の間違えた使い方をされたあげく「無垢の木材なんか使うべきじゃない。」と言う判断を皆がされて、結果的に、コストが高くて、耐久性のない、新建材や樹脂製品を使うことになってしまうようなことです。そのため、モノづくりに関しては世界一で機械の性能について日本製は圧倒的な上位に立っているものが、こと木造住宅に関しては、欧米よりもはるかに遅れているのはこのところに原因があります。それも悲しいことに、日本の大工さんの腕は欧米に比べるとはるかに優れているにも関わらずこんなことになっていることからです。
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ウッドデッキの理想的な構造

2016-08-05 10:05:43 | 日記
ウッドデッキの工法は、本場カナダ・アメリカの工法を日本ではそのまま使えませんので、日本では二つの工法が存在します。デッキの教則本で指導されている工法は一見簡単ですが、実際には困難な方法です。次の方法が一般の人が作ってもプロの業者がしてもベストの方法です。

①基礎
ウッドデッキの基礎は束石を置くだけがベストです(理想の基礎の項目をご覧ください)。デッキの下は雑草は原則生えませんが、繁殖力の強い雑草が生える場合があり、その時はデッキの床板の間から出てくるのでどうしようもなくなります。そのため防草シートは貼って、そのうえに砕石を置くのがお勧めです。



②床下構造
ウッドデッキの床下構造については、デッキの教則本に掲載されている工法では、束の横に大引きをビス止めで支えるようになっていますが、この工法では強度がありませんし、大引きの高さをそろえるのが困難です。束の上に大引きを乗せて、それを接合金物で固定する方法がもっとも簡単で強度があります。この工法の最大のメリットは、多少いい加減に作って精度が悪くても、床板の段階で直角を補正できるので、完成すると、きっちりした精度で綺麗に仕上げることができます。これに対して教則本に掲載されている方法は最初の狂いが後々まで影響し、完成しても素人が作ったと分かる程度のものしかできません。(実際には基礎の工事でミリ単位の仕事はかなり困難ですので、教則本の工法ですと、どうしてもデッキが完成した時の精度は出ていません)



③デッキの完成
デッキの教則本の方式は束がデッキの外周部にあるので、少しの狂いも許されませんが、この方法であれば束はデッキよりも200~300mm中に入るので見栄えもよく、また、多少の設置誤差があっても見栄え上も構造上も問題ありません。



④手摺をつける
デッキの教則本には床下の束と手摺を兼用するようになっていて、一見合理的ですが、実際には手摺の部分を床板をL字型やコの字型にカットしなければならないので、かなり面倒な仕事で見栄えもよくありません。手摺は後でこのように取り付けるのがベストですが、この取り付け方法は大手のエクステリアメーカーは取り付け金物を別注製作しているところがほとんどです。弊社の場合は木材を加工して(弊社の特許が認められました)、ボルトで強固に床板に取り付けています。

この工法の良いところはど素人が作ってもプロ以上の仕上がりになることです。欠点は束と大引きの接合金物や、手摺の取り付け金物を別注制作したり、手摺の取り付け工法を開発しなければならないので、販売する業者としては面倒で、特にホームセンターのように材料販売をを主にされているところはやりにくいと言うことがあります
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