棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

花いかだ--朝の部

2017-06-15 18:40:29 | 山郷の暮し
今年 我が家の桜の開花は平年並みであったが、それからの天候が寒暖激しかった。
日記を見るとこどもの日ころまで花見酒を楽しんでいた。
ぼやけた記憶の中ではあるが、これほど長く花を楽しめたことはなかった。

柔らかな風を受けるたびに、ダイナミックな花吹雪にわーーーと歓喜し、舞い踊る光景が脳裏に焼きつく。
薫風に酔いしれているうちに、この風を表現できないものかと小波を描くことを思い立つ。

「花いかだ--朝」91-162cmは、まだ直射日光を受けていない時間帯を設定。
微風にひたひたと寄せる小波だ。

写真を参考にせざるを得なかったが、柔らかな光の朝をどのような画材で制作するかが大問題だ。
わかりやすくいえば、墨画的・水彩・日本画材そして油彩などがある。
制作意図としては墨彩画をベースに、私があみ出した技法で、仕上げは油彩にもっていく。
水彩仕上げでもいいのであるが、水面のヌラリとした粘性が表しにくい。
そのほかいろいろな違いは写真ではわからないのです。(だから本物を見なくては・・)

描き進めているうちに、波紋だけではどうもまとまりきれずに「花いかだ」を入れることがひらめいた。
小波に別なアクセントがうまれた。
ソレまでは風を表す手段として小波をモチーフにしたのだ。

写真をよくよく見ると、まったく気がつかずにいたが小枝が写っており、その葉っぱの緑がなんとも美しい。
早速 小枝を切って画面に添えてみると、写真のように波模様に溶け込んだように見える。
その時は思わずうれしさで「やったーー」と。
その写真を撮り、見比べるとサンプル写真と変わりがない。

それからが腕のみせどころだと、可能なかぎり写実に徹底した。

とまーーそんなわけで「できたーー」となりましたが、夕方の散歩で田植え前の田んぼのきらめきにピーーンときた。

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 完成を祝う | トップ | 2-花いかだ・夕刻 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。