When words leave off music begins.
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Vitali Chaconne [Arthur Grumiaux]
仙覚は、鎌倉時代の僧侶(天台宗)で、建仁(けんにん)三年(1203)常陸国(茨城県)に生まれたが、没年は不明である。
万葉学者として知られる仙覚は、万葉集解読に半生をささげた人で、彼の著作した「万葉集注釈」は、以後の万葉集研究の基礎をなしているといわれている。この奥書には「武蔵国比企郡北方の麻師宇郷(ましうごう)の政所(まんどころ)」と記されており、当地に仮宿し、まとめたものと推定されている。
この地域は、付近をとりまく土塁、空掘跡、櫓の跡から、中世の土豪、猿尾氏(ましお)の居城で中城跡(なかじょうせき)といわれている。
なお、この記念碑は、昭和三年に仙覚律師遺跡保存会により建てられたものである。
昭和五十九年三月 埼玉県・小川町