癒し系獣医師の動物病院開業日誌

アニマルセラピー団体で活動している癒し系獣医師。農業団体職員から脱サラし、動物病院を開業しています!

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老犬の病気 子宮蓄膿症

2011年05月09日 | 動物医療
必ずしも、老犬に鹿でない病気とは限りませんが、老犬に多いですね。
何となく、緊急性のないような印象をお持ちかもしれませんが、一刻を争い、対処すべき病気です。

避妊せず、発情を繰り返す内に発情終了後のプロジェステロンというホルモンが、子宮内膜の感受性が高まったときに発症すると言われていますが、よく分からないこと多いと思います。
症状は

・よく水を飲む
・吐く
・腹囲が膨満している
・おりものがでている
です。

血液を調べるととにかく白血球がものすごくふえていて、所謂核の左方移動が見られます。
BUNという、腎臓の機能を表す数値が上がることもあります。

いろんな菌が感染するのですが、怖いのは「エンドトキシン」という毒性なある物質が体を蝕んでいくことです。

治療は外科的子宮卵巣全摘出ですが、全身状態が悪い場合、術前に抗生剤や補液剤で治療することが必要な場合もあり、手術の際は最新の麻酔管理が欠かせません。
一般状態が悪いと、麻酔をかけて、手術が成功しても覚めないこともあるのです。

とても怖い病気です。
一般のメスワンコオーナーさんはぜひ避妊手術をしてあげてください。
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