みかんだいありー

耳鼻咽喉科クリニックの院長が、診療や日常生活で気づいたことを自由に書きたいと思います。

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クラビット500mg

2010-01-24 15:53:49 | Weblog
抗菌剤のクラビットの投与方法が最近変わったので、最近しばしば患者様からのご質問をうけます。そこで、今回は抗菌剤の投与の考え方と,クラビットの投与方法が変更された理由についてお話ししたいと思います。

オレンジクリニックでよく出す抗生物質にはワイドシリン・クラバモックス(以上ペニシリン系)、メイアクト・フロモックス(以上セフェム系)、クラリス・ジスロマック(以上マクロライド系)、クラビット・ジェニナック(以上ニューキノロン系)などがあります。

抗菌剤を飲むと消化管から吸収され、血液中に移動します。ある一定の濃度まで血液内で薬の濃度が高まらないと抗菌剤は細菌を有効に死滅させることができません。さらに理想的な濃度の高まり方が抗菌剤によって違うのです。

ペニシリン系・セフェム系は効果的な濃度が長時間持続する事で効果が発揮され、時間依存性薬剤といわれます。これに対してマクロライド系・ニューキノロン系は時間が短くても高い血中濃度に到達する事が出来れば効果が発揮され、濃度依存性薬剤と呼ばれます。

本来クラビットは濃度依存性薬剤のため、一日の投与回数を少なくして、量を多くして飲むのが理想的なのは分かっていました。しかし、当時の厚生省の考え方(安全性とか、旧来のくすりが一日3〜4回投与のものが多かった事などが原因と思われます)よりクラビットは100mg三錠、一日三回投与が基本とされていました(最高六錠まで投与がゆるされていました)。

しかし、最近になってやっぱり500mg一日一回投与のほうが、効果がかなり高く、耐性菌の出現も抑えられ、副作用はそれほど変わらない事などがはっきりしてきて、投与法の変更になったのです。同じニューキノロンでも、開発段階の新しいジェニナックは最初から一日一回投与です。

ほかにもいろいろとご説明したい事があるのですが,長くなるのでやめておきます。診察時に聞いて下さい。

今日は友人が開業するので,内覧会を見に行きました。帰りに打田のめっけもん広場に寄って帰ってきました。安くて良い物うっていますけど、和歌山市内のスーパーとあんまり変われへんようにもおもえるし。まあ、レジ袋はくれるので満足しました。

それはそうと、昨日のブラッディマンディーはおもしろかった。映画を一本見たような充実感がありました。三浦春馬くん、作品に恵まれていますね。来週から,また楽しみです。
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