入道雲の下で笑う

突発的現状と生活の記録。佐賀から広島、東京へ。どこにいても、いろんなこと考えながら生きています。

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みちのく旅行記 その1

2017-04-05 23:01:16 | 旅日記
さて、前回の更新からそんなに日もあいていないのだが、
ふと思いついたので昨年10月に行った青森旅行の話でも書こうかと思う。

前回の投稿でも書いたが、47都道府県制覇にあたって、ラスト2つが青森と高知だったので、遅い遅い夏休みを使ってまずは青森を旅してみたのだ。とりあえず通常の土日に夏休みの2日をくっつけて3泊4日の休みを取り、北へ向かったのだ。



初日:10月19日(水)

朝6時過ぎに家を出て、東京駅に向かう。サラリーマンの皆様が通勤されている電車で東京駅に向かうのはなんだか楽しい。こっちはジーンズにスニーカーだ。旅行のスタートで気持ちも晴れやか。今回はずっと移動する旅行なので登山用のザックに荷物をひとまとめにして機動力重視。その日の思い付きでどこにだって行けるのだ。さらばウツムキ加減の従順な羊たちの群れよ。



7時36分東京発東北新幹線、緑の「はやぶさ」で新青森駅を目指す。普段乗っている船も緑のハヤブサ号なので勝手に親近感。新幹線は時速300キロ、ハヤブサ号は頑張っても20キロ程度ですが。文庫本を読みつつ北へ北へ。信号トラブルで1時間遅れくらいで昼前に新青森駅着。天気は秋晴れ。空が広いぜ。

さて、青森についたが何をしよう。とりあえず、市内で見どころになりそうな三内丸山遺跡まで数キロだったのでてくてく歩いてみる。同行者がいると、バス調べて乗ってとかになるが、一人だととりあえず数キロは歩くことが多い。旅に出るととにかく歩くのだ。雲ひとつない快晴。ぼんやりと東北って曇り空のイメージだったが、秋晴れの日だってあるのだ。祝福されているようだ。



30分ほど歩いて三内丸山遺跡に到着。どうやら日本最大級の縄文時代の遺跡らしい。とりあえず荷物をコインロッカーに入れてぶらぶら見学。時空のトンネルを超えると縄文時代らしい。なかなかロマンあるギミックではないか。







展示内容はどうってことない竪穴住居や物見やぐらがいっぱいある程度だが、綺麗に刈り込まれた芝生の公園だと思えば結構気持ちがよい。しかし遺跡ってのはなかなか見どころの難しい観光施設ですね。何か歴史的に重大な事件が起きた場所であれば想いを馳せることもできるが、ずいぶんむかし(約5000年前)に人がいっぱい暮らしてました!って場所に歴史的なロマンを感じるには、ちょっと難易度が高い。現在だってずいぶん人がいっぱい暮らしているし、現在のほうが数千年先から見ると、よっぽど珍妙な暮らしぶりをしているような気がするのだ。

歴史の珍妙さというよりは、芸術の珍妙さに惹かれる僕は、三内丸山遺跡の隣にある青森県立美術館に移動した。ここは正直言って良い。クールである。まずは珍妙にデカくて静謐なイヌ。



この犬を美術館の中庭に備えただけで、この美術館は勝ちである。奈良美智なるほっぺたが丸く目つきの悪い少女の絵をかきまくる50代のおっさんがデザインした犬らしい。おっさんが青森出身とのこと。現代美術の珍妙さは理論的にはよくわからぬが、この存在感と優しさは良い。個人的にはネコ派だがこの優しい犬もよい。作品名は「あおもり犬」。ダジャレか。



その他は戦争写真家の特別展示や奈良美智の作品展などなど。じっくり2時間ほどかけて鑑賞。とりあえずこのあたりでうなりをあげて仕事関連の電子メールを受信し続けるわがスマートフォンの存在を忘れることに成功。こっちは休暇中なのだ。勝手に受信するでない。


さて、芸術の珍妙さに癒されたので移動する。青森市街地までバスで行こうとしたのだが、ここは都会ではない。次のバスが1時間以上先だったのでとりあえず歩けば近づくかとてくてく歩く。知らない街を歩くのは良い。熱くも寒くもない晴れた秋の夕暮れ。結局市街地まで半分ほど来た段階でバスが来たので乗り込む。

青森といえばねぶた祭りである。和紙を張った巨大な提灯を台車に乗せて街を練り歩きつつ、その周囲を法被をきた男女が跳ね回るという素敵なお祭りである。そのねぶたを展示してる「ワラッセ」なる展示場に参る。



屋内展示なのでそこまで期待していなかったが、これが結構よい。何よりこれを毎年テーマを変えて新しく作るってのがよい。作り変えるためには専門のねぶた職人がいるようで、青森県内に数十人のねぶた職人がいて、デザインや照明の組み方の設計、実際の制作までをずっとやり続けているそうな。

その地方だけで暮らしていけるお祭り専門の職人がいるってよいですな。生産性という意味では基本的には何も生まない祭りですが、その祭りに命をかけている人たちがいて、祭りのためにお金をちゃんと拠出する団体があり、そのお金で数十人の職人が伝統を継承していける。そしてその祭りを通じて地域の人たちが繋がり、誇りをもって生きていける。なんだか豊かではないですか。

そんなことを考えつつ見たワラッセの外観に夕日。




初日はこんなところで、あとはホテル近くの居酒屋に入り、ビールに日本酒に最高の時間。



右上の「貝焼き」ってのが、大振りのホタテの貝殻に味噌ベースで貝とネギを煮て卵とじにした料理なのだが、これがめっぽう旨い。一味唐辛子をかけてチビチビと食いながら日本酒を飲むシヤワセよ。また、右下のイカゲソの天ぷらにアラレとだし汁をかけたものも派手さはないが優しくしみじみと旨い。となりにいた50代のおっちゃんと話しながら日本酒をカパカパ飲む。そんな感じで初日の夜は更けていくのである。

ではまた。



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