日本男道記

ある日本男子の生き様

死ねない老人

2017年06月24日 | 読書日記
死ねない老人
クリエーター情報なし
幻冬舎

◆内容紹介◆
高齢者たちは、なぜ「死にたい」のか?
「死にたい」と言わせないために、私たちには何ができるのか?

日本は現在、世界のどの国よりも早く「人生90年、100年」という時代に突入しています。
しかし一方で、自身の長寿を喜べない高齢者も増えています。
大きな病気もなく、経済的にも家族関係にも恵まれている人であっても、
「死にたい」という思いに駆られる例が少なくないのです。
本書では、増え続ける「死ねない老人」の実態を解説したうえで、その背景や解決策を提示します。
高齢者が人生の集大成ともいえる時期を充実して生きるためには何をすべきなのか。
また高齢者本人の意思が尊重される医療や最期を叶えるために、
家族や社会で行える対策にはどんなものがあるのかも解説しています。
(「はじめに」より抜粋)

◆内容(「BOOK」データベースより)◆
「はやく死にたいよ」忍び寄る“老後悲劇”の足跡―他人事では済まされない!高齢者医療に25年間携わってきた医師が明かす「死にたくても死ねない高齢者」の悲惨な実態。


◆著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)◆
杉浦/敏之
1988年、千葉大学医学部卒業。千葉県救急医療センターに勤務後、千葉大学医局研修を受け、千葉大学大学院で医学博士号取得。さいたま赤十字病院に勤務し、2003年より医療法人社団杉浦医院院長、2004年より同医院理事長。日本医師会認定産業医、労働衛生コンサルタント。埼玉県立大学、上尾中央看護専門学校で講師を務めている。大学卒業以来25年以上にわたり高齢者医療に携わっており、地域医療を充実させるために末期がん患者への在宅医療も行う

【読んだ理由】
新聞の書評欄を見て

【印象に残った一行】
ある患者さんは在宅生活になって「病院にいると自分がいつ死ぬかとしか考えられなくなるのですが、自宅にいると、今日も生きててよかったと思えるんです」と語っておられました。

次の二つが高齢期の「生きがいに」つながるキーワードになるのではないかと思います。
まず一つ目は「人の役に立つ」ことです。
(略)
そして二つ目は、「好奇心を持って学ぶことです」

「死の質」国際ランキングで世界一を誇るイギリスでは、「日暮れは日の出と同じほど美しく」という言葉があるそうです。

【コメント】
約1か月前に脳外科の手術を受けたが、私自身もどのように死を迎えるか、自分の意志をまとめなければならない。

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