いわき民話さんぽ

福島県いわき市に古くから伝えられてきた昔話や伝説を取り上げ、紹介し、あれやこれやと考えを巡らせてみたいと思います。

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いわきじゃんがらフォーラムが開催されます

2012年03月20日 | Weblog
いわき市文化活用実行委員会(里見喜生代表)主催の
いわきじゃんがらフォーラムが
平成24年3月27日、19時から
クラブ「ソニックいわき(平・大工町)」を会場にして、
開催されます。

19時からの第1部は、
ASA-CHANGが語るじゃんがら

20時からは第2部で、
じやんがらの太鼓の実演です。

入場は無料です。

参観を希望される方は
クラブ「ソニックいわき」まで
事前に電話での申し込みをお願いします。
電話番号は0246-35-1199です。
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オイナホッケ 『永井の昔ばかし』から

2012年03月03日 | Weblog
福島県いわき市三和町永井地区に
伝えられている昔話を紹介します。
今回は「オイナホッケ」という話です。

 オイナホッケ
 上永井大平田地内に、オイナホッケという、
上永井で一ばん高く美しい山があります。
そしてこの山は県道側からは
どの地点からでも見る事が出来ると言われています。
 上永井の人達が、誇りに思っているだけのことはあって、
その形も美しく、四季のうつり変わりと一緒に山の色も変化して、
春先の雨あがりの若緑と、
秋の松の中に見える紅葉の紅(くれない)の色は、
それはそれは見事なのです。
 しかしその見かけの美しさとは裏腹に、
自然界から受ける厳しさを一人じめにしたように、
冬の間は、雪も永い間とけたことがないといわれるほど寒く、
木々の枝先を吹きちぎるほどの北風が吹きすさぶのです。
そして夏は反対に強い陽ざしが一日中ジリジリ照りつけ、
風はそよとも吹かないのです。
 昔、この地の一番環境の厳しいこの山に自ら身を投じ、
厳しく辛い修業をつんで居られた「オイナ」という名の修業僧がありました。
人もめったに訪ねることもない山の中で、
一人ぽっちで経を読む毎日だったといわれています。
 里の人達と顔を合わせることなどはなかったのですが、
偉い法華さまだといわれ、里の人達に尊敬されていました。
 しかし修業を終えた法華さまは、山を下りて帰っていかれました。
里の人達は、いつまでもオイナさまの名を残しておきたいと
この山に「オイナホッケ」という名前をつかたそうです。
 今でもこの山に登ってみると、
頂上付近に整備されたような平地があり、
そこがオイナさまの住居跡だといわれています。
 又、下永井に舘のあった時代、やはりこの山の頂上にも
舘があったと伝えられています。

■いわき市三和町永井の昔話を収録した『永井の昔ばなし』という本が
発行されました。
新書判で、1冊840円(税込み)です。

ご購入を希望される方は
次まで、はがきで、お申し込みください。

平電子印刷所
〒970-8024
福島県いわき市平北白土字西ノ内13

注文をされる方のお名前、ご住所、電話番号と、
本の名前(『永井の昔ばなし』)と
購入冊数を
ご記入の上、
はがきでお申し込みください。

なお、本の代金のほかに
送料160円がかかりますので
よろしくお願いいたします。 
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周神山   『永井の昔ばなし』から

2012年02月20日 | Weblog
福島県いわき市三和町永井地区に
伝えられている昔話を紹介します。
今回は「周神山」という話です。

 周神山
 迎田地内の県道のすぐわきに、
消防のポンプ小屋とサイレンの塔があります。
 この場所は県道ができるまでは
人工的に造られた小さな山になっていて、
ここは周神さま(家畜を祀る神)を祀った塚でした。
 ここは江戸時代、周神さまを中心に幾つかの神々が祀られ、
永井坂や迎田地内の人々の信仰の対象となっていました。
しかし、時代が変ると共に人々の信仰心もうすれ、
いつか拝む人もなくなりました。
そして県道が引かれたときに、塚もこわされ、
石塔は熊谷喜勝さんの家のうら側の
小高い丘に並べて祀られています。


■いわき市三和町永井の昔話を収録した『永井の昔ばなし』という本が
発行されました。
新書判で、1冊840円(税込み)です。

ご購入を希望される方は
次まで、はがきで、お申し込みください。

平電子印刷所
〒970-8024
福島県いわき市平北白土字西ノ内13

注文をされる方のお名前、ご住所、電話番号と、
本の名前(『永井の昔ばなし』)と
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ご記入の上、
はがきでお申し込みください。

なお、本の代金のほかに
送料160円がかかりますので
よろしくお願いいたします。 
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北屋敷と南屋敷   『永井の昔ばなし』から

2012年02月09日 | Weblog
福島県いわき市三和町永井地区に
伝えられている昔話を紹介します。
今回は「北屋敷と南屋敷」という話です。

 北屋敷と南屋敷

 大字上永井と呼ばれるずっと前、上永井村と呼ばれていた頃、
永井坂といわれる部落がありまして(今もあります)、
そこに北屋敷と南屋敷があり、
ほぼ同じ位の戸数があったと伝えられています。
 しかし、大飢饉があったり、疫病が何度も流行ったりして、
北屋敷はほとんどなくなり、南屋敷は今もありますが、
戸数がへっているということです。
北屋敷にも江戸の末期頃まで茶店が一軒だけ残っていて、
小銭を沢山持っていたので、強盗に押し入られ、
雇い人の棒使いが月の光で刀を持った賊と戦い、
みごと勝ったと云う話もあり、
昔はけっこうさかえていたといわれています。
 上原(うわばら)の共同墓地には、
昔、南屋敷に住んでいたと云われる人達の墓があり、
今は無縁仏となっています。
 そして盆や彼岸には、お参りにいった人々によって、
供物等が供えられています。

 
■いわき市三和町永井の昔話を収録した『永井の昔ばなし』という本が
発行されました。
新書判で、1冊840円(税込み)です。

ご購入を希望される方は
次まで、はがきで、お申し込みください。

平電子印刷所
〒970-8024
福島県いわき市平北白土字西ノ内13
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堂んどこのあみださま    『永井の昔ばなし』から

2012年02月04日 | Weblog
福島県いわき市三和町永井地区に
伝えられている昔話を紹介します。
今回は「堂んどこのあみださま」という話です。

 堂んどこのあみださま

 昔、南屋敷と呼ばれる部落の入口に、
堂んどこと言われている淋しい所がありました。
 そこは、昼間でもあまり気味の良い所ではありませんでした。
大きな杉の木に囲まれた窪地に、
朽ちた土台だけが残った堂跡があり、
その近くには、古い墓石が散在していて、
夕方など一人でそこを通ると、背すじがゾッとするといわれていました。
 さて南屋敷のはずれに、働き者で気の優しい男が住んでいました。
男は秋のとり入れがすむと、
冬の間中、山へ行って炭やきをして、暮しをたてていました。
男はいつも堂んどこを通るときには、
立ち止まって手を合わせていました。
 ある吹っかけ雪のふる、寒い夕方のことでした。
その日は、めずらしく炭が全部売れて、男は上機嫌でした。
帰りに一杯ひっかけて、歌をうたいながら堂んどこまで来ました。
いつものように手を合わせてから歩き出すと、
急に背中がズシッと重くなりました。
「あれ、何だべやー」
と言って、背中を見ると、
白い着物を着た入道さまが、おぶさっていました。
「イヤー、たまげた。入道さまどうしなさっただ」
と声をかけると、急に背中が軽くなり、
入道さまはかき消されるようにいなくなってしまいました。
 男は自分が酔っ払っていたからだろうと、
気にもしないでその夜はねてしまいました。
けれどもその次の晩も又その次の晩も同じことが起こりましたので、
気にやんで、部落の物知りのバアさまにきくと、
「昔はあそこのどこに、あみださまの堂があってな、
祭りもやっただが、いつのまにか、燈守りもしなくなってしもた、
きっと、お前に又前のようにしてもらいたいんだべ。
このごろ凶作が続くのも、そのせいであんまいか」
と言うことでした。
 それで皆と相談して、寺の境内にあみださまをうつして祀り、
村中で拝むことにしました。
 するとバアさまの言った通り、次の年からは豊作が続き、
夕方、堂んどこを通っても
背すじがゾッとすることはなくなりました。
上永井のはずれ、中寺に近い部落を高戸と呼んでいます。
 この部落は、平家の落人の住みついた所といわれ、
落人達が山伏のいでたちで、背負って来た神様を小高い丘の上に祀り、
そのまわりに一族が住みついて開墾したといわれています。
昔は、ここを広戸と云い、神社の戸を意味していましたが、
いつのまにか高戸と変り、
この一帯が高戸と呼ばれるようになったといわれています。
 
 
■いわき市三和町永井の昔話を収録した『永井の昔ばなし』という本が
発行されました。
新書判で、1冊840円(税込み)です。

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〒970-8024
福島県いわき市平北白土字西ノ内13

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