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「スプリット」

2017-05-18 23:37:49 | 映画
Yahoo! JAPANの映画解説より
『シックス・センス』などの鬼才M・ナイト・シャマランが監督、製作、脚本をこなして放つスリラー。女子高校生たちを連れ去った男が、23もの人格を持つ解離性同一性障害者だったという衝撃的な物語を紡ぐ。複雑なキャラクターを見事に演じ分けたのは、『X-MEN』シリーズなどのジェームズ・マカヴォイ。高校生対23の人格による激しい攻防戦に息詰まる。




他の、例えば「ドント・ブリーズ」「イット・フォローズ」「キャビン」などのヒットしたB級ホラー映画に比べると、グイグイくる面白さははなかったなあ。
主演がジェームズ・マカヴォイだし、お上品な感じ。主人公の女の子の過去も、丁寧に挿入されるし。

女子高生3人も、徹底反撃をするのかと思ったらそうでもないし。

23人の多重人格の誘拐犯だけど、実際に『照明』が当たって表に出てくる人格は、本人と5人だけ。

ビーストはもっとやってくれるかと思ったら、体格が良くなって力が強くなるだけで、全然ビーストじゃないじゃん。せめて、超人ハルク位になって欲しかった。
なんで、花束買って、電車の中で変身するのかは、分からなかった。


多重人格は、子供の頃の虐待に起因する事が多い事。治療法として、多重人格の中のリーダーの協力を得て、元の本人に体を返す事を納得してもらって、他の人格をそのリーダーに消してもらう。
なのに、この映画の精神科医は多重人格を「才能(ギフト)」としてとらえて、全員と仲良くなって各自の個性を伸ばそうとしてしまう・・・。なので、ビーストが出現。
というのが、分からないと、分かりにくい映画かも。

多重人格(解離性同一性障害者と言うのか?今は)を扱った作品では、1996年のNHKドラマ「存在の深き眠り ~誰かが私の中にいる~」が本当に素晴らしかったなあ。ストーリーも演者も。細川俊之演じる精神科医と、大竹しのぶ演じる人格の一人との恋も。これは、本当に良かったよん。



で、話題のラストシーン。
ブルース・ウィルスが出てきて、「ダン」という名札をわざわざ見せるんだが、ピンとこなかった。M・ナイト・シャマランでブルース・ウィルスだと「シックス・センス」しか思い浮かばないし。
エンドロールの音楽紹介で「アンブレイカブル」が出てきて、(へえ~、「アンブレイカブル」の音楽を使ったんだあ)と思って。
で、エンドロール後に次回作の宣伝があって。
でも、「アンブレイカブル」観たけどさ。サミュエル・L・ジャクソンの怪演以外、覚えてなくて。
この映画で『シャマラン復活』と言われてるけど、マーヴェル映画みたいな次回作の宣伝って、どうなのよ。復活も違うような気もするし、この宣伝方法もスケールの違うマネみたいだし。



この映画の精神科医のおばあさん。デ・パルマの「キャリー」の担任の先生だよん。まだ、役者やり続けていただねえ。
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