cadenza

にっき。

28

2016-10-18 15:17:43 | コンサート
10/10
マリインスキー、ヴェルディのドン・カルロ。
最初の部分がカットされたとかなんとかで、初っ端から主人公が絶望していてまあ大変。
なんでもお父さんに許嫁をとられてしまったんだとか。初見のオペラだったからもう、は?みたいな。置いていかれた感半端なかったです。

なんかお父さんに許嫁エリザベッタをとられてしまったカルロが、色々頑張ろうとするも捕らえられ死刑に処されかけるも逃げ出し、お父さんの恐怖政治?に翻弄され苦しむ民を救うため立ち上がろうとするも……先祖の霊に墓に引き摺り込まれてしまう(?)という……なんともぽかーんとしてしまうようなお話。
カルロの決意はいったい……?
え、いや……あの……えっと?
……で、なんだったの?という。

色々あったのに最後に神が助けにきて全て救ってしまうオルフェオ並みの謎のラストだったわけですが。

えーと、私的感想といたしましてはよし!タイトルを変えよう!でした。
ドン・カルロからロドリーゴにすべき。

ロドリーゴはカルロの部下であり色々と助けたり誤解されかけたり支えたりするかっこいいおじさん。おじさんのマントのさばき方が素敵すぎて素敵すぎて。なのにまあ、先祖の霊のせいで…ロドリーゴの頑張りも全て水の泡。

神に選ばれし王は絶対……みたいな。そういうことだったのかな。おらわがんね。

そんな、なぞのオペラでしたが一際強烈だったのがエボリ公女。
初っ端から赤いショールを振り回しいい女っぷりをみせつけるも、勝手にカルロが自分に恋していると思い込み、夜のお庭に彼を誘い出しショールを被って誘惑するもばっさり振られ。
あ!あんた私の仕えるエリザベッタ様が好きなのね!!と女の勘で察知し、復讐してやる!!と捨て台詞を吐いて退散。
後日エリザベッタに嫌がらせをするんだけど、なんやかんやで根はいい人らしく私がやりました!と自白するの。愛するカルロには振られ、敬愛するエリザベッタの信頼を失い……さて赤ショール女も少しはしおらしくなるのかなと思いきや。

悪いのは美しすぎる私……そう、私の美貌なの

というアリアを聴衆に食らわせ退散するのこの人。いやあ、面白すぎるでしょうエボリ公女。私の美貌!!!!はー……キャラ濃すぎ。絶対長生きするよエボリ公女。
しかもちゃっかりカルロを牢から逃がすんですよこの人……まあ先祖の霊のせいで(以下略)
私的にはねすぐ死んでしまいたい、とかいいだすヴェルディによくいる悲劇のヒロインぶった女よりも全然好感度高いですエボリ公女。

えーそんなつっこみどころ満載のオペラでした。
なんというか脇役万歳。
この時代のスペイン史を軽くさらったら事情のあれこれもわかってもっと楽しいのかもしれない。

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