tamiのブログ

このブログ・・・妄想ー空想大好きな私が、勝手に楽しんで・・・勝手に文字にしています。ボロボロですが(笑)

ひなちゃんは! 26

2016-10-15 15:03:58 | ひなちゃん! 〈Rあり〉
《 耐えるお姉さん 》


待ち遠しい大人達・・・・会話に交ざれないヒナは静かに塾の仕上げをしていた。

専用に携帯を持たされていたヒナは、サクへ電話をするのだった。

カケルとはメールで会話を楽しんでいる・・・時間があれば必ず返信してくれるので 楽しんでいた。

思い出したようにルナにもメールで会話を始めた。
その時々で返信の内容が代わる事に気づくと、誰かは教えてくれず ルナ1とか ルナ2とか記号で返ってきた。

本文の最初にある《 ルナ1だよぉ! 》から話は始まっていたのだ。

ルナのパソコンは、ルナの友達が自分と会話してくれていたのだと嬉しくなった。

だからかルナ3さーん!と話したい人に打つと返ってくる。
時々居ないと別の誰かが返してくれていた。
ヒナはルナの友達との会話が一番すきだった。

自分の好きな答えが聞けて、知らない何かを教えてくれるのだ。
笑いながら楽しく話すヒナ・・・それでも手は進んでいるか確認もする。

勉強の事でメールすると、時々だがMルナが答える!それはだな・・・と返信してくれるのだ。
最後に誰かを聞くと、メンズルナのMルナだ!と回答の文字の後に書いてあった。

そのままに話をしていると、外国の話をしてくれる。
それはヒナも知らない事だけに、楽しくて旅行誌を買って眺めたほどだった。

いつしか文にも寂しさを伝えると、不思議と皆が パソコンの そばにいて読んでくれているかのように次々とメールを送ってくれる。

楽しむお姉さんの我慢を解放する・・・・と言いながら関係ない話が書いてあったりする・・・それが楽しくて寂しさを忘れるヒナもいた。

暫くしてサクが連れ出してくれる・・・気分転換と騒げる場所へ行くのだ。
帰りには、何故かスッキリしているヒナ・・・・

『ヒナ(笑)、どんな事も口に出してしまえ・・・辛いと(笑)悲しいと・・・
それを受けとめてくれるのも家族だぞ?
一緒に寄り添って悲しむのも家族で、馬鹿笑いも出来るのも家族(笑)だから言っていい。
我慢はしないで俺にも言ってくれ』

そっと抱き締めて話すサクへ、手を回して抱きついた。
顔をうめて泣き顔は見せないように、腕の中へ入り込むヒナだった。

優しく背を撫で、ヒナが大丈夫と思えるまで抱き締めていた。

『ヒナ(笑)、ヒナに似た赤ちゃんが来るから楽しみなんだぞ。
ヒナが可愛くて幸せだから、待ち遠しいと思える(笑)
だけど、ヒナが悲しむと俺も悲しくなる・・・・』

『パパも待ち遠しいよね・・・』
『そうだな(笑)、だけどヒナと遊ぶ楽しさが勝つ。
ずっと一緒に遊んでたからな(笑)』
『 ・・・・』

『赤ちゃんは小さくて(笑)弱い・・・だから大人は守らなきゃならない。
ママはお腹の中で守ってる・・・ヒナも大事だが、小さいから先に守らなきゃな。
(笑)ヒナは気づいてない?』
『何?』

『ママはヒナとお揃いの服を溜め込んでる(笑)
先にヒナに似合う服を探して、赤ちゃんの服を探して悩んでるぞ(笑)
可愛くてヒナの笑顔が見たくてな・・・』

『赤ちゃんの服は?』
『特別にと選んでないぞ? ヒナの服を選ぶ事が楽しいそうだ。
後回しよって言ってたっけな(笑)』
苦笑いするヒナにサクは微笑んだ。

『赤ちゃん中心に思えるのは仕方ないさ(笑)大事にするのも・・・』
『小さいしね(笑)』
『それもあるが、ヒナの兄弟だからな(笑)ヒナに似て可愛いはずだと期待は膨らんでるぞ・・・』
『パパとママの子供だしね(笑)』
言われて笑むサクは、ヒナをより抱き締めた。

『また遊ぼうな(笑)』
『うん(笑)』
笑顔に戻ったヒナを家へ入らせたサクも、笑みを浮かべヒナが入ったドアを眺めた。
『サク(笑)・・・・悪かったな・・・』
仕事帰りのヒロが声をかけてきた。

『ヒロさんはヒナとも会話で遊んで下さいよ(笑)、産まれてない子供より暇なヒナに目を(笑)』
『そうする(笑)
だけどな、ヒナは俺と一緒に夕食を食べてくれるんだぞ(笑)

いつも一人で食べて可哀想だとさ・・・いつの間にか、お姉さんになってるな・・・物凄く優しく育った・・・』

『(笑)良かった・・・』
『ユナには(笑)言えないが、ルナの接し方がヒナに優しさを教えたんだと思うぞ・・・ヒナはルナに似てる。

自分を出して我が儘をいうが、それは誰かの為だったりする(笑)
後で気づく事が多いがな・・・』

『(笑)本来の二人なんじゃ?』
『 ・・・・(笑)そうかもな』
『じゃ、帰ります(笑)ユナには内緒で・・・・そっとフォローはしときますが、黙ってて下さいね(笑)負担はヤバいんで』
そうだなと笑むヒロに会釈すると、サクは帰っていった。






『終わったな(笑)』
『(笑)サンキュ・・・ここに居ていいのか?』
『あー(笑)』
疲れた体を休める彼らの小さな会話だった。

一気にと計画を綿密に立てた警察側は、ゼン達を囮に捕まえようと頑張ったのだ。
機動隊まで出し罠をしかけ、一網打尽に二組を潰しにかかったのだ。

ゼン達が集めた情報と警察が集めたモノで手順を話し合い、加わりは部下達を外しゼン達だけにした。
部下にした若く見える警官達を動かして、引寄せたのだ。

警官よりも倒しまくるゼン達に苦笑いをしながらも、ソウスケは部下を動かして誘導したのだ。


やっと片がついた彼らは隣にある店へ食べにきたのだった。
運んで貰うより順番で食べてこいと上司に言われ、追い出された。

店に入ると個室だと二階へ通され、休めるほどの並ぶソファーへ身を沈め疲れた体を癒していた。

食事をしに来たはずが、オーダーさえ面倒で・・・会話も億劫になりボソボソと話しては休んでいたのだ。

ソウスケの同僚までが、出されたと同じ個室に入ってきた。
寝そべる事も出来る柔らかな素材のソファーに笑み、身を投げ出す者もいた。

店のスタッフが入り、テーブルを纏めセットしていく。
すると飲み物や食べ物が運びこまれてきた。

『あ?』
ハルトの呟きに目を閉じていた人達が何だとハルトを眺める・・・
室内を見ればスタッフが運び込んでくる様子が分かる。

『(笑)ハルちゃん、何が食べたい?好きなの持ってくるけど?』
『 ・・・・』
『刑事さん達は?リクエストはあったかな(笑)』
『ない・・・・です・・・』
そう言いながらも、ハルトとノンを交互に眺め驚いていた。

『やっほー(笑)』
目を合わせ笑むと皿を置き、それぞれの彼らの場所へ取り皿をセットするランがいた。

『そういえば、アルコールは・・・出していいのかな(笑)』
『水かお茶にしとけば? 公務中じゃないの?』
『ん?出したから飲ませろってのは、酒じゃないの?』
『サッちゃんは誰から?』
聞いたのかとノンは彼女を眺めた。

『電話だから知らない。人数は多いが(笑)行かせるから飲ませてくれって。
で、飲んで食べたら解散ですって(笑)だから飲んでいいんじゃない?』
『聞いてました?』

『それより、なんでサトミがいる?仕事は?』
『(笑)任せて来たけど?、トウヤのリクエストあった?』
『ない(笑)酒をくれ』
『了解(笑)、程々に・・・』
笑み頷く彼を見てサトミは出て行った。

『ノン(笑)ルナの店?』
『そうだよー(笑)今はフル回転してる・・・ゼンはちゃんと食べないと怒られるよー』
グラスを取り上げて箸を持たせ、ハルトにも持たせて微笑んだ。

刑事達にも配り箸を持つ・・・・自分ですると慌てた人達が彼女から、箸を貰い受け食べ始めるのだった。

『そっか(笑)最初に食べないと酒は出さないと・・・・』
『あー(笑)なるほど。酒の話は出て、グラスはあるのに無いよな・・・』
『ん? これは水?』
取られたグラスを眺め一口飲んで項垂れた。
『水・・・』
笑う人達と一緒に笑う彼らも食べ始めるのだった。

バランスの取れた料理だった・・・暫くして酒を運ぶソウが来た。
『(笑)お前はバイトか?』
『はい(笑)弟子になりました!』
それが誰か知るゼンが微笑んだ。

アルコールの場所を作り戻っていくと、交代でルナが つまみだとテーブルへ並べて行った。

箸を持つと、それぞれの皿へ少しずつ乗せていく・・・・
そっと避ける人へ皿をつつき微笑んだ。
『食べないと飲ませないわよ?』
その一言で、乗せられたモノを我慢するように食べる刑事達がいた。

驚いてルナを眺める・・・
『(笑)抜かり無い。嫌いでも食べれる腕はあったのよねー』
笑うルナにつられ、笑み返す彼らだった。

『媚びはうるな(笑)』
『(笑)売ってない、ちょっと威張っただけよ。それ・・も少し食べてから飲んでよね・・・』
『 ・・・・』
早く飲みたくて食べていない事がバレたと彼らも慌て食べる姿に笑むルナだった。

ソウスケが笑み、久しぶりだと手を出した・・・・笑う彼女はソウスケと握手するのだった。
『ありがとう(笑)』
『(笑)いいや』
『ついでに、ソコの(笑)避けないで食べなさいね。せっかく作ったんだから不味くないはずよ!』
そう言うと、ジッと観察のように見られた。

『ソウスケ!早く食べろ(笑)飲めねーだろ!』
『食べるまで見てるか?』
『(笑)もちろん』
笑み腕をくむルナに苦笑いをして恐る恐る食べるソウスケだった。


『やだぁ・・・好き嫌いの多い子供が沢山いたんだぁ・・・』
酒を持ってきたノンの言葉に苦笑いする人達だった。

『見事に子供(笑)』
『人参にピーマンに(笑)セロリ?貴方は・・・それ、きのこ?』
『食感?』
集まり出す彼女達は、隣の個室との仕切りを外した。

勢い良く立ち上がる人達・・・苦笑いをしながら上司の隣で食べている自分達の部下に驚いていた。
何より一緒に此所で食べている人達に驚いたのだ。

苦笑いの上司達は食べろと促して、彼女達の手酌を飲み干した。

本当の意味で夢は叶ったとゼンが微笑んだ。
それはハルト達やソウスケも同じだったと、目が合った彼らは笑みを浮かべた。

『ルナ、店は?下は大丈夫なのか?』
『閉めた閉めた(笑)』
『ソウに皆の夕食を食べさせて出せって言ってある(笑)』
『学校?』
『そうよ(笑)、テスト近いのに気になって手も着けなかったから・・・』
『昨日まで(笑)ここで勉強会をしてたわ』

『ん? ・・・・・yoursの勉強会?』
一人の刑事が呟く・・・・そうだと頷く彼女達に笑み頭を下げた。
『カナタを知ってますか?』
『(笑)ソウと仲よくなったみたいね・・・・手際よくて・・・・(笑)下で働いて貰ってます』

『場所はここでしたか(笑)
去年、やっと捕まえたんです(笑)
なかなか抜けれなくて、悩んで暴れてたんですが(笑)
最近、久しぶりに会ったら働けてると。
調理学校へ行くと夢を抱いてたので嬉しかった・・・・・』

『あのカナタ?』
『そうだ(笑)無鉄砲で喧嘩ばっかりしてたヤツが変わってたんだ。
理由聞いて驚いて、昨日のメールで勉強会に来てるとあった』
『つるむヤツが代わると違うんだな(笑)』
やっぱりと呟く刑事達に笑みを浮かべ眺めた。


『チャンスを掴めれば(笑)、大丈夫な大人が引っ張ればいいのよね』
『それをしてくれなくて子供は苦しむのよねぇ・・・』
『その大丈夫な大人が少ないのよ(笑)きっとね!』
『私達はラッキーだったよね(笑)』
『居たんですね(笑)』
彼の呟きに笑う彼女達・・・

『居なかったぁ(笑)だから私達で互いを引っ張ったのよ・・・』
『よく出来ました(笑)』
『ほんとよねぇ(笑)10年も・・・・』
『が、頑張りましたね(笑)』
『はい(笑)楽しみながら・・・・』

『辛さは自分達で吹き飛ばしたし?』
『楽しさは分けて遊んだし?』
『ちょっと・・・・・(笑)出来が良かったと自慢しなさいよ・・・』
『 ・・・・(笑)確かにね、頑張れば出来る子だらけだった』
『ラッキーだった(笑)』
懐かしむように呟くルナを皆は眺めた。

『いい人達に恵まれた(笑)、選ばなきゃならない大事な時に 手を引く人達に出逢えてた(笑)
大丈夫と口にしないで手を差し伸べる人達に会った。
悩めば誰かの言葉で進めたわ。物凄くラッキーだった(笑)だから生きて来れたわ』

『ほんとよね(笑)苦しくて離れたいのに私に張り付いたルナがいたわ。
生きるのも苦しいのに、互いにスッキリしたんだった』
『同じだぁ(笑) きっかけはハルちゃんだったけど、頑張る力はルナがくれてた(笑)』

『私なんて仕事にしちゃったよ?
(笑)覗きが趣味って気味が悪いって嫌がられてたもん。
だけど覗きじゃなくてパソコンの中の世界が不思議で興味が増してただけだった・・・』

『今も楽しい?』
『楽しい(笑)、日々進化するから負かしてやるって頑張ってるよ』

『サッちゃんは無理は駄目よ(笑)体に悪いから』
『分かってるって(笑)
それよりさぁ・・・・あれは、どうなった? 完成したの?』
『足りなくて渋ってたじゃん・・・』
『だよねぇ・・・・赤いのにして話がきてないよ?』
ラン達は何でだとルナを眺めた。

『今ごろ?(笑)諦めたんじゃなくて?』
『してない(笑)、だから頑張って働いて稼いでたじゃん・・・』
『あの人は?』
『探してたでしょ?』
『バイヤー探してて・・・』

『紹介してあげたけど?』
『で?』
『紹介して貰って倍に返して貰ったけど?』
『 ・・・・・余裕で? ・・・・なの?』
『(笑)いくつ買えるかな・・・』
『どんだけ・・・』

『だから(笑)ラッキーだったって言ったじゃん・・・・巡り巡って、物凄く優秀な人を紹介してくれたわ。
半端ない自信持ってたから(笑)やれって全部渡したら凄い事になっちゃって・・・・

ラッキーラッキーって(笑)焦ったよ元手を摩ったかと思った・・・』

アハハと笑うルナに驚いて眺める彼女達・・・何の話だと聞きたいが交ざれない雰囲気に彼らは押し黙っていたのだった。
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