tamiのブログ

このブログ・・・妄想ー空想大好きな私が、勝手に楽しんで・・・勝手に文字にしています。ボロボロですが(笑)

ひなちゃんは! 33

2016-10-20 08:42:40 | ひなちゃん! 〈Rあり〉
《 姉さんと言え! 》


『んがっ!(笑)』
『そうじゃなくて(笑)姉さんって格好よく呼んでよ(笑)』
『(笑)んーぎゃ!』
『(笑)惜しい惜しい、頑張れ!』
弟に話しかけながら、何故か励まして言い直させるヒナに苦笑いしながら大人達は眺めていた。

『んねっ!』
『じょーずぅ(笑)もいっかい呼んでくれない?』
『だぁー!』
笑いながら答える事に笑いをこらえ、教えているヒナは諦めた。

今度は妹に教えていった。邪魔をする・・・・
『ダメですよぉ(笑)今は、お嬢がお勉強っす。姉さんと呼べない子は練習のみ! がっ!んばりましょー』

まるでヒナの担任の真似をするのかと不思議に眺めるアンナもいた。
ついに、弟に笑み妹を隣へ座らせた。
何度も言って笑うヒナ・・・スパルタ式のように言い方を二人へ言い聞かせるヒナだった。




ノンが緊張した顔で ランに会えば抱きつき、ルナに会えば彼女に抱き着いては謝った。
少し前に、自分が妊娠していたと知り 帰り道は不安だらけで怖くなったと電話をしながら相談していた。

『どうした?』
『怖い・・・・何にも出来ないのに・・・ルナみたいな勇気は出ない。ランみたいにパッと考えて出来る頭もないから・・・助けて欲しくて・・・』

取り合えず大丈夫だという彼女は、迷うように不安げに家へ戻って彼に言うつもりだった。


ノンが帰ったあとに二人が苦笑いをした・・・・
『ルナも怖い?』
『自分が怖い・・・親になる怖さは抜けてないから』
『そっか・・・私も自信はないな。シュンの面倒を見てた時は平気だった・・・でも自分の子は・・・』

『シュンは人の子だもん・・・だから世話が出来たんだと思う・・・
そうじゃなくて・・・自分が親になるって、有り得ないと思ってきたから』

『ルナもか・・・だけどピル、止めたでしょ・・・』
『体質が変わったかな・・・気持ちの問題か分からないけど気分がね・・・飲むと必要以上に落ちる』
『私は怠さが取れなくなった・・・』

『止めた?』
『ん・・・不思議と妊娠する前みたいな怖さは無かった(笑)』
『大人になったかな・・・ルナは?』
『んー(笑)無いと思いたい・・・』

『私達が欲しかった親の愛を貰えないから親になりたくない?
(笑)・・・・最近ね、考えれるようになった』
ふと言ったランの言葉に苦笑いするルナだった。

『同じようになる怖さ・・・ならないようにする努力?』
『ランと同じ(笑)だけど・・・努力じゃなくて・・・・』
何だと表現が違う気がしたルナがいた。

『子育てっさ(笑)分からないけど、カオルやタクミに接するのと同じよね・・・出来ない事は助ける(笑)』
『ノンが言ってたみたいに?』
『そう・・・・小さいから世話をする。

(笑)シュンが初めて来た時に・・・ルナが言った言葉を思い出した。
生きる幸せを貰っただけって(笑)、ソウが泣いて・・・優しく抱き締めて・・・・・(笑)それだけで、いいのかも』

『大好きよって抱き締める?』
『(笑)あの時のルナは、ソウの親に見えた・・・ゼンの目も優しくて、ソウは泣いてたけど笑ってた。
ソウへ大好きって(笑)そんな思いがはいった手で抱き締めてたよね』

『皆がそうだったよね・・・一人じゃないぞって(笑)声にしてないけど、そんな雰囲気だった・・・』
『ただ愛する(笑)』
『愛しすぎて間違わない?』

『止めれる家族が(笑)そばに居るけど? 私を守ってくれてるルナなら(笑)私を止めてくれるでしょ?』
確かにと頷く彼女が微笑んだ・・・・


『ラン(笑)本当の親って分からない・・・・・だけど間違いは知ってる・・・』
『近いなら話して(笑)違う方法を考えれば・・・
私達はさ(笑)本当の親って、どんなのか・・・言った通り、知らないわ。
子供を苦しめる親しか見てないから・・・・だけどね・・・・思ったんだけど・・・』

迷うようにルナを見つめるランに苦笑いをした。
『構わないから言って(笑)』
ルナの言葉に苦笑いして謝り、また話を続けた。

『ルナを苦しめた親だけど、ユナさん達には苦しいと思えてない。
子供によって違うって事でしょ・・・』
『だね・・・・辛さや悲しさを訴えても聞いて貰えなかった・・・我儘としか思ってなかったかも・・・』

『そうよね・・・親の思う先を教えたから行けと進まされる。
私には無理な先でも背中を押されて怖かった・・・拒否ると部屋から出れなくなる。
全ては親の操り人形に感じて・・・生きるのも嫌になった』

『子供とも、私達みたいに話せば・・・大丈夫と思える?』
『 ・・・・・』
『(笑)確かに、経験してないしね』
分からないという笑みに呟く・・・
『だけど(笑)私達は、相談するって体験してるわ・・・話し合う事が普通に出来るわ(笑)

ルナ・・・・ごめん、怖さが 吹っ切れたかも(笑)。ルナの言葉で重石が取れた気がするんだけど!』
ルナを眺めると苦笑いをしていた・・・ランも笑み彼女を抱き締めた。



二人で飲みに出かけた・・・・既に外は薄暗く・・・カフェだった店はバーになっていて驚いた。

yoursで起こる事が、署内で話題になり 二人で楽しげに その話をしていた。
『だから最近、普通の子達が来ないんだ(笑)』
『ん(笑)、仕方ないから出入り口を替えて接触禁止にしたわ。
食事なら部屋の電話にして、従業員が運ぶ(笑)面倒くさくなった』

笑み合う二人に、隣で聞いていた男が混ざりだした。
『自分から学びに来るって事は、外で ヤンチャな子達でも勉強したいという意欲はあるんですね』

『そりゃそうよ、勉強する機会を奪われて弾かれたんだもの。
謝る機会を与えず、意欲を削いでるのは大人よ』
『素直になれない子供なだけなのに・・・残念だわ』

『なら・・・・優秀な子は居たんですか? どんな理由で暴れて?普通・・・意欲は、なくなりませんよね・・・』
何だと男を眺める二人・・・・
『ん?何です?』
『誰?』

『すみません(笑)教師をしています・・・・学校に来ないで遊ぶ子達は、私のクラスにも居たので(笑)』
『もしかして勉強しに来てる中にいるのかなーって?』
『はい(笑)気になって』

『居たら?』
どうするのか気になって聞いてみたのだ。
『 ・・・・学校で、させようかと(笑)』
『子供を追い出したくせに、また連れてくの?』
『遊びたくて学校に行かないんじゃなくて、行けない理由はあったかもよ?』

『 ・・・・・』
『勉強(笑)しないんじゃない? 貴方は中学の教師?』
yoursで勉強をしている子達は殆どが中学生だったのだ。
そうだと頷く男は不思議そうに彼女達を眺めた。

『教え方なら私達、教師の方が・・・』
『(笑)確かにね、だけど貴方に合わないから弾いたんじゃない?
何で学校に行かなくなったの?』
『あー聞きたい(笑)』
ランが話ながら頬杖して男を眺めた。

『 ・・・・・』
『ん?』
答えない男に驚いた・・・・
『あ・・・・勉強を教えるだけの教師なんだ・・・』
『あー・・・・自分の歩みに合う生徒だけが先生の教え子・・・・』
『だね・・・』
そうだと納得して話す彼女達に、まだ驚いたままで見つめていた。

『ちゃんと出来ない子も拾いますよ?』
『ん?じゃなんで行かないの?』
また答えられなくなった男を眺め、諦めた彼女達は二人で飲み始めたのだった。

『何でだろう・・・・』
少し酔っているのか、思わずなのか小さく呟き自分の中で考えているようだった。
『その子に会って聞いてみれば?』
『 ・・・・』
『 ・・・・お好きに』
答えなかった男に苦笑いをしたルナは、それきり構わずにランと楽しい会話に戻るのだった。


暫くして、その男が彼女達の席に座りグラスを一気にあけて眺めた。
急な出来事に驚き、何だと男を眺める二人・・・決意したような真剣な目で見つめると頭を下げて話を始めた。

『そこへ、見に言っても構いませんか?見学を・・・させて貰えませんか?』
どうしても理由を知りたいのだという男に圧倒され思わず頷く彼女達がいた。
ならばと酒を飲み込み、必ず見学させて貰うと言い・・・礼まで言ってテーブルに撃沈した。

可笑しくて笑う彼女達・・・・店のスタッフに頼み、彼女達は店を後にした。


『こーらー!待ってくれ!』
後ろから叫ぶ人に何だと振り向くと、酔いで潰れた教師だった。
ふらつき歩みは、まだらに通る人達さえも邪魔をするほどに やって来たのだ。

嫌そうに彼女達は構わずに歩く・・・
『話があるんだってぇ・・・こらっ!待てっ!』
その声に呆れ、知らぬ降りをして彼女達は歩を進めた。


『ルナか?』
前から歩いてきた人が彼女に声をかけてきた。
笑みで返す彼女達から、後ろから彼女達を呼び止めて歩いている男の姿を眺めた。

可笑しくて指をさし、ルナを見て笑うのだった。
『ソウスケ(笑)あれは一応、どっかの教師だった・・・』
『あれでか?』
『あれでよ・・・何で子供たちは、自分の授業を受けに来ないか知りたいらしいわ』
『あんなだからだろ(笑)』

『こらっ!(笑)すこーし話の続きだ! 頼む!』
やっと追いついた男は、フゥと息を抑えて彼女を眺めながら話した。

『威張るのか(笑)頼むのか・・・酔いは冷ませませんか?』
『ん?君は誰だい? 用があるのは彼女達で、君じゃない!』
ソウスケに支えられ、胸を張って言った男を苦笑いしながら眺めていた。

『職質かけろ(笑)』
隣に居た同僚が笑いながら言った。
『(笑)それは、いわゆる職務質問ってヤツですね。
怪しい者ではありません。彼女達と仕事の話をしていましたので!』
『彼女達は教師ではありませんよ?(笑)貴方は本当に教師でしたか?』

『はいぃ(笑)間違いなく! ずっと添削続きで帰りが遅く、飲みにも出れず・・・・やっと飲めました!』
聞いていた彼女達が我慢出来ずに笑いだした事に、男は驚きジッと眺めていた。

ソウスケの手を払うと、ルナを捕まえ・・・・慌てたソウスケが男の襟首を捕まえて引き離した。

男を足元に転がして、ルナの後ろへ笑いながら手を伸ばし何かを静止させるのだった。

『大丈夫だったろ、(笑)その手は下げろ・・・・』
笑いたいのを我慢して話すソウスケに驚いた彼女達が振り向いた。

振り上げた手を押さえるカズサがいたのだ。
ゼンが仕方ないと笑い、カズサに笑むと捕まれたままに手を下げた。

『こいつは何で人の女を襲う・・・』
ゼンが仁王立ちしたように腕をくみ、男を見下ろしていた。
尻餅をついた状態で見ていた男に言ったゼンを眺め彼女は驚いていたのだ。

『し、知らずに・・・・襲うって・・・そんな大それた事はしませんよ・・・』
『先生(笑)刑事の前で言いますか。
酔った弾みで誰もが、ふいに起きる現象でもありますがね』
ソウスケは同僚が言った口を押さえた・・・・笑いでごまかすソウスケを眺め、ルナを抱き込んだ。

『ゼン(笑)帰っていいぞ、先生は俺らが話しとく。行け(笑)』
手をヒラヒラさせて笑うソウスケに笑み、ルナの手を繋ぐと踵を返したように歩きだし・・・
『じゃーな(笑)牢に入れとけ!』
と言い捨て帰るのだった。



何処で会ったかを聞く・・・・本当に教師かを聞く・・・・何を話したかを聞く・・・・何度も聞き出してくるゼンも酔っていた。

可笑しくて笑うランが二人を引き離すと、悪戯な笑みでゼンはランに抱き付く。
カズサは笑い引き離す・・・その繰り返しが可笑しくて、笑いは止まらなかった。

『ゼン(笑)ランに触んな』
『ルナを取るからだろ(笑)ランを襲えば、お前が引き離すだろ。捕まえとけよー(笑)』
笑いながら言うゼンに、彼女達まで笑いは止まらなかった。


『やっと着いたな(笑)』
『おやすみ(笑)』
『寝れる?』
『飲み直す?』
彼女達の会話は家の前まで続いていた。

酔ってはいたが、四人の歩きは普通に進めたので自宅へ着くのも早かった。
会話は彼らの押しで、最後まで出来なかった。

笑いながらバスルームへ入るルナ・・・後を追い身綺麗にして、互いに大量の水を飲み込んだ。


翌日の四人は、二日酔いに襲われたのだった。
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