tamiのブログ

このブログ・・・妄想ー空想大好きな私が、勝手に楽しんで・・・勝手に文字にしています。ボロボロですが(笑)

かぐや 15

2017-05-19 00:36:40 | かぐや < R >
涼めるほどの夜だった・・・店を回りチェックをしていくカグヤがいた。
どの店からも酒から味見をして控え室へ出向く。

全てが終わり時計を眺め苦笑いをした・・・店のカウンターで恒例と思える行動に出たカグヤの姿に、素早く裏方へ入ったバーテンは連絡をした。

ボトルを空にする・・・いつもなら店内の雰囲気を眺め過ごすカグヤは出て行った。


奥に潜む何かが ざわつき始めた・・・耐えるように抑え込み、ジッと疼きが落ち着くのを待った。
完全にも消えない渇き・・・歩ける程度になり足を進める。

分かれ道・・・自宅ではない道を選び、駄目だとマンションへ向かった。
一度使えば抵抗もなく、使える準備もしたカグヤだった。
誰かを留め置く事もなく、暫く休ませてから一緒に出ていた。

それはホテルのように使うカグヤでもあった。
解放させたい衝動・・・収まりの効かない自分だった。

既に最後の店に入る前に吐き捨てれたはずだったが、今回ばかりは収まらない事を知る。

何より、これがお前だと言われているように下腹部に痛みが甦る。
押さえ込み項垂れたように丸めジッと耐えた。
一瞬だけの錯覚・・・それが過ぎれは何とかなるのだ。

買い物帰りだろうヒロが声をかけてきた姿が見えた・・・それは口で分かる・・・何かを問うているのだと。
笑って誤魔化すカグヤだった。

カグヤにはヒロの口だけが動いていて何を言っているか分からず音もしていない気がしていた。
苦笑いするカグヤ・・・大丈夫と笑み先に帰した。

家に戻り支度をするヒロの言葉に、キッチンにいたヒロを優しく包み口づけた・・・絡ませた唇は互いに微笑んだ。

静かに出ていくレンに気づいた・・・

少し前に誰かと連絡をしていたレンは知っていた・・・それでも違和感が沸き起こる気がして不安になった。

どうしても我慢出来ずに追い掛ける・・・姿は見えず隣の部屋のベルを鳴らした・・・もしかしてと。
中からの物音もない・・・落とされている電源に項垂れた・・・


耐えながら歩くカグヤを抱き込み、準備していた車に乗せたレンは車を走らせた。
荒い息さえ耐えるカグヤに、グッと奥歯を噛み締めて一緒に耐えるレンもいた。

静かに震えシートベルトを握り締める・・・その手の震えに辛さは甦った。
自分なら誰かを捕まえて回避するが、カグヤはギリギリまで耐えてから自分を解放する。

それは昔からだった・・・自分とは違う季節・・・この時期にカグヤは身をもて余す・・・耐え抜いてから少しずつ解放するのだ。

それでも自分が知った時は遠慮なく抱き解放してやった。
果てる身の弾きが沸き起こる瞬間に、火照る身は変わらずに触れる。

終わらない疼き・・・カグヤは瞬間の痛みが甦る・・・お腹を押さえ込み体を丸めて逃すように耐える。
彷徨うような虚ろな目・・・意識を自分で飛ばしたくて放る・・・

疼き火照る身は構わずにだ・・・それを かき消すようにレンは貪る。
それを感じる前に消してやる・・・快楽だけに身を持ち込む・・・今のカグヤには一番の方法だった。

この苦しみから逃れられる・・・辛さは素早く剥がれていく・・・焦がれた瞬間にならないと分かるが・・・だから気づいた時にはカグヤを連れ出す。

誰にも止められない疼きを知る・・・辛さを知る・・・そこに ほんの僅かな礼だ・・・
自分の渇きを剥ぎ取り諭すカグヤ・・・それは逆もあったのだ。


力なくシートに預ける・・・休める隙間なのだろうと思えた。
車から出して抱き上げる・・・レンが そっと入り込み素早く部屋へ滑りこんだ。

身綺麗にしていく手さえ抵抗もないが、間に合う状態だと分かる。
湯へつけて触れていった。
微かに吐き出す吐息が少しずつ熱くなる・・・震え弾くように・・・導くように触れていった。

唇を塞ぐ・・・吐き出せと絡ませ、手は全てへ巡らせた・・・
『の・・・逆上せ・・・』
『るよな(笑)』
レンの声にフッと笑うカグヤ・・・力は入らずに仕方ないとレンは抱き、軽く水気を拭いてベッドへ連れ出した。

カグヤを見下ろす・・・撫で付けて巡らせながら口づけを落としていく・・・後を追うようにあった唇は、手と分かれていく。

手だけが蠢くような肌を、呼び起こしていく・・・時に押さえ込み震え・・・力さえ少しだが加わり線を引くように流した。

ビクつきだした事に苦笑いをする・・・
『(笑)余裕だな』
『 ・・・』
声さえ出なくなってきた・・・息をするのが億劫になると、気づくレンが駄目だと脅す・・・

忍び込み少しずつ解放されていく自分を知った・・・追い込むように唇までが追う・・・漏れ出す吐息も吐き出せと促される・・・。

我慢出来ずに足を巻き付けた・・・
『まだだ(笑)』
『殺せ・・・』
『駄目だ(笑)』
やっと声にしたカグヤに言い返す・・・助け出すカグヤなのに・・・この時期だけは終わらせたくなる事を知る。

焦らし時間を稼ぐように想いを吐き出させる。
狙われ・・・焦らされ・・・身を捩るが、全身で触れ抑え込むレンに翻弄されていく。

イク寸前にとどめ、持続させていく・・・互いの瞬間を知るので余裕で狙えるのだ。
自分と同じ疼きが止まらない・・・これが同時に来れば楽なのにと、事の終わりに思う二人でもあった。

十分に待たせ落とすが、直ぐに向かわせ昂らせる。
繰り返される行為は、二人だけに向かう・・・二人だけにしか通用していない。

飛ばした昂りが残されたままに追い込むレンもいた。
可笑しくなりそうな行為だと思えても・・・それ以上に落とさなければ収まらない・・・

溢れた涙に口付ける・・・優しく包み抱き寄せる・・・弾くカグヤの身を抑え込む・・・
沈めたままに張り付かせた・・・十分な状態ならば、それだけでイケる事もある・・・

だから余韻さえ利用して互いを抱き込んで、自分の中までを静めたくてとどまる・・・
ふと思い出してベッドの端へ座り足でカグヤを押さえ込んだ。

苦笑いをしてカグヤも足を絡ませた・・・微かにビクつく互いに微笑んだ・・・肩に乗せ目を閉じて・・・
背と腰の中間でギュッと体は押さえ込まれている・・・それは互いにだ。
全てに触れた状態だった・・・

全部が終わらない疼き・・・体がついて行けず偶然にしていた姿勢で乗りきったのが始まりだった。

剥がしたくても体の疲れからか動けなかった時に以外と役立った。
耐えるように互いの肩越しに凭れ休ませていたのだ。

『ごめん・・・』
『(笑)これはハルトで出来たか?』
『無理だろうな・・・』
『痛みからなら・・・』
『記憶がないのに無理だ・・・』

『・・・俺にヒロとしろって言っといて、お前は逃げんのか?』
『この痛みは口に出来ない・・・自分さえ理由を知らないんだ・・・』
確かになと頷くレン・・・逃げ腰のカグヤに笑って、抑え込む場所をかえた。

『名前で反応するな(笑)』
『わりぃ(笑)エロい顔、思い出してた・・・』
ハハハと笑うレンはダイレクトに昂る自分に可笑しくなった・・・感じる自分に焦りカグヤが唸る・・・

フーと吐きこむカグヤに苦笑いをした。
グッと捉えて落としにかかるレンの笑みに新たに笑うカグヤだった・・・


全部を静める二人が優しくベッドへ埋もれ体を解放した。
息の荒さを静め整えるように自分の中の落ち着きを待った。
『帰るか?』
『レンは帰れ(笑)サンキュ・・・』

『・・・始まるか試さねーか?』
『 ・・・』
『今のお前らなら・・・大丈夫じゃないのか?』
『 ・・・』

『駄目だったらワンコールして家を出ろ・・・迎えに行くから』
『残されたヒロは?』
『(笑)それ込みの付き合いだろ・・・ヒロが必要だが・・・お前も助けたい。
カグヤもするだろ・・・ハルトを置いて俺の所へ来るだろ・・・』

『そうだけど・・・』
『食い止めは俺らにしか理解出来ないだろ・・・無理な時だけになってる気もするし・・・』
『 ・・・せっかく』
『 ・・・運良く見つけれた(笑)。無理なら次を期待するしかねーよな・・・
俺もカグヤも(笑)こんなだし』
そうだなと悲し気な笑みで口を引く・・・

『あー俺も泊まるかな(笑)』
『動けない・・・』
『だよな(笑)』
頷く互いの顔に笑み、布団の中へ入り込むと深く眠りへ吸い込まれていった。


繋がらない携帯に悲し気に見つめる・・・電話や携帯メールを繰り返し眺めるレンに気づいた。
そして買い物帰りに辛そうなカグヤと会った・・・謝りのキスと気づく。

ハルトが耐えて待つ辛さを知った・・・何より今、自分に来ない連絡でカグヤと一緒なのか分からなかった。

少しずつ夜が明けていくが、本当に一緒なのだと思え助けているのだとベッドへ寝そべったヒロだった。



少し前に・・・ヒロからの電話でカグヤの様子が可笑しかったが大丈夫だったか連絡をくれた。

戻らないカグヤを待つ・・・匂いを嗅ぎなからカグヤのベッドに潜り込み静かに待った。

ハルトは気付いていた・・・レンにもあるようにカグヤにも落ちていく時期がある事を。

容赦なく耐える・・・それは外で抱いてくる回数も増え・・・消している そばから襲い込まれ、執拗な触れや、より昂らせる張り付きは長くなる・・・。

レンほどに捨てる事はないカグヤだが、助けよりも増える事が 今の頃に起こる。
痛みまで耐える・・・傷さえないのに、押さえ込み体を震わせて耐える。

大丈夫だと撫でたいのに、巻き込む不安なのか自分から離れる季節といっていい。

傷をつけないようにか、いつもより距離をおくカグヤに苛立ち求めると失敗したと思えるほどにイカされる。

体が軋むほどに果てる・・・辛くはない心の奥底で満たされない自分もいると気づく。

傷をつけられても自分なら優しく抱き返せると思えた・・・カグヤだけを深く愛せると思うのに、頼らないカグヤに腹もたつ。

レンじゃなく自分が先に気づき剥がしてやりたかったのにと項垂れた。
大丈夫と祈る・・・優しい笑みで戻ったなら、その瞬間から匂いを替えて抱いて寝ようと誓った。


いつの間にか眠り込んでいた自分・・・陽射しが眩しいのに温かさは無かった事にガッカリしたハルトだった。
それが真上になった気もするが、ベッドから出る気にもなれず、ひたすら眠り込んだハルトだった。


深く眠るカグヤを抱いて、深夜にレンが連れてきた。
悲し気な笑みで迎えたハルトは、カグヤを見つめた。
黙ったままに立ち去るレンだった・・・カグヤを抱いて寝ようと思えた。

香りが違う・・・ジッと見つめていたが震える手を押さえながらカグヤとバスルームへ入り込んだ。

優しく洗う・・・寝ているので我慢するハルト・・・刻まれたモノで改めて耐えられた自分にホッとした。
何となく気付けた理由・・・レンが剥がした印・・・自分が刻みたかった印だ・・・


ようやくベッドへ戻して、包むようにカグヤを抱いて眠った。
穏やかな寝息にホッとする・・・同じ香りに安心した・・・腕に入り込むカグヤの腕が回された。

無意識の動きと分かるが、ハルトには嬉しくて疲れないように抱き 眠りに入り込んでいった。


目覚めたカグヤ・・・ベッドサイドに置かれた水を飲み込んだ・・・喉を潤し息がつけた自分を知った。

気付けは丸一日も寝ていた事に自分で驚いた・・・ホテルだった部屋は、自分の部屋になっていた事に笑みレンに感謝した。

張られたメモを読む・・・口を引いて笑むカグヤ・・・また潜り込んで寝始めたのだった。

いつの間にか暗さが部屋を包む・・・端の照明で室内を照らしていただけだった。

背から抱き込んで寝ていたハルトの手に戸惑った・・・その場所に。
無意識の手なのだろうがと、 苦笑いをする・・・柔らかな寝息に誘われたカグヤだった・・・
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