tamiのブログ

このブログ・・・妄想ー空想大好きな私が、勝手に楽しんで・・・勝手に文字にしています。ボロボロですが(笑)

ハロウィン2016 -4

2016-10-29 14:25:15 | イベント 関係の お話
『口外はすんなよ・・・・』
真剣な眼差しだったオミ・・・
『ん?お前から話せんのか?』
『もしかして繋がるの? だからイッちゃんが恋しい?』
吹き出すカオルを叩くトウコが苦笑いをした。

『普通(笑)恋心でもないと、隣で眠らないでしょ?
私は寂しいとユメノの隣で安心が欲しくて寝るわ(笑)
いつか出るまでの誓いの為に抱きつく事もあるし・・・・

だけど、オミは疲れを取りたい時だけ寝てる(笑)、それはフユキもそうよね・・・・
イッちゃんは安心を求めてフユキに抱きつく(笑)それと同じ気がしてたのよね・・・』

『あー(笑)分かる。イチカちゃんも諦めて背中を貸してるし時々ため息をして頑張れって撫でてるし』
『あ?』
驚いたオミの声がもれた・・・

『爆睡してるから知らなかったろうけど(笑)イッちゃんは知ってたわ。
オミも疲れてるし、頑張る力をイチカから貰ってるから分けてやれって言って離さなかったし(笑)』

『そうよねぇ(笑)他は駄目って言うのにオミだけが抱き着けてたわよね・・・』
『あー』
確かにとカオルとハズキが呟いた。

『父親と繋がってた・・・・』
『ん?』
『母親が違う?』
『そうだ・・・・体が弱くて籍も繋げずに俺たちは産まれてた。
ユキを連れて出た母親が結婚してたんだ・・・』
『それで離れ離れ?』
『ちょっと違うな・・・・父親が離さなかったんだと思う。だからユキの生活費を出してたんだろ・・・』

『オミ(笑)少し違う・・・』
出て来たフユキが言いながら、そばに来た。
そっと水を飲んで隣に座るとオミに笑み返した。

『ババァ・・・・オミの祖母だ(笑)
あの人がオミを可愛がった・・・だから俺の母親は出たんだ』
『ババァは最初から息子だけだったぞ?』

『だな(笑)小さな頃は似てたんだとさ・・・・争いは大嫌いだったから、ババァに念書を書いて、俺にも手は出すなって書いて貰って家を出たんだとさ』
『聞いてたのか?』

『違う(笑)母親の手紙があった・・・
それにな、イチカも本当の妹だぞ(笑)出てから妊娠に気づいたらしい。
体調を崩した時に父さんに会って、事情を知っても結婚してくれたと書いてあった。

二人が死んで施設に入らされた頃に、お前の父親が迎えに来た。
保険から全部を親戚から取り戻してくれて二人で生活をしろと代理人として手続きをしてくれてんだ。

一緒にと言われたが、体の弱いイチカを罵って追い出そうとしたから嫌だった・・・・小さなイチカに向かって罵倒したババァに諦めて謝ってたさ。

イチカの事は言ってない、言うなって遺言だからな(笑)
ただ・・・・オミの事は書いてあった。

同じ歳で産まれた兄弟だから、出来るならイチカと会わせてやれと(笑)それで出来るなら助けて貰えとあった。
無理なら教えず友達になれともな・・・先にオミと会ってた事には驚いたがな・・・・』

『ん?話したのはユキが先だろ・・・』
『会話はな(笑)』
そうかと思い出すオミが苦笑いをした。

『親戚のちょっかいは増える(笑)イチカにまで来たら困るんだ早く剥がせよ・・・』
『脅してきたさ(笑)留学させんなら、跡を継いでやるぞって。
そしたら無くなった(笑)』
しめたと笑うオミにつられ、皆が安心したように微笑んだ。

『父親がイチカを知った・・・』
『いつ?』
『イチカの先生から聞かされた。調べが正式に入ったから拒否も出来なかったと。
まぁ未成年だから仕方ねぇけどヤベェよな・・・』

『ん?だから揃えてくれたのか?』
『なんだ?』
何がだとハズキの言葉に苦笑いして、話を続けた。

『大学の近くにある屋敷を準備して住めと言われた。
友達と住んでもいいとさ・・・・だからフユキを調べたか聞いたんだ。
落ち込みながら謝った・・・皆で住めと言ってた・・・』

『俺にも言った。イチカと引っ越してもいいと。変わらず援助も続けると言った後の額は半端ねぇ・・・』
『二人分?』
『オミのは?』
フユキはオミに聞いた。

『貰ってるぞ・・・働ける歳までだからってババァから父親に、(笑)それから俺に振り込まれる。
だけど今回のは額は上がってた・・・不思議とイチカを守れって気がしたんだよな・・・・
言葉にしねーけど、兄弟じゃなくても親友が増えて良かったとかって勝手に喜んでた・・・今まで無かったのに・・・・』

『ババァは?』
『あー(笑)怪我してから世話は家政婦だけになって、会いにも行かねーから父親が少しマシになるだろってさ・・・』

『他の親戚とかは大丈夫なのか?』
『大人しいババァに、すり寄ってるから目は向いてねーよ(笑)
溜め込んで搾り取って置く・・・・何とか稼げる迄の繋ぎだ・・・
兄弟って知って軽くなったが、ユキが話してくんねーし弱いイチカは気になるしで迷ってたんだ・・・』

『(笑)話したくてか?』
『ハズキ(笑)一人っ子はつれーぞ?』
『そうなのか?兄弟が多いのも、つれーぞ?』
『あーそれは知る(笑)親を見たからな・・・・金に汚い大人を見すぎた・・・』

『良かったね(笑)、今思えばフユキとイッちゃんと会ってから無茶な事も無くなったし・・・』
『(笑)だよねぇ、喧嘩も無くなったから後は飲むなと思ってたわ』

『未成年だからか?』
『それもあるけど、変に大人過ぎて嫌だった・・・・
飲むから女は蔓延るし、連れてこいってウルサイし・・・』
『付き合ってるって何で言わなかった?』
確かにと彼らは彼女達を眺めた・・・・・

『普通の高校生じゃない人達に群がる女と一緒になりたくなかった(笑)本音を言えばね・・・』
『そうよね、付き合ってたの?って聞くのも億劫だったわ。
会いたい時に来ないし(笑)邪魔な時に来ては連れ回される私達は何?って思った』

『なんでだよ・・・・』
『あのねぇ、次の日は囲まれて脅されて大変だったのよ?
言ったら手足は私達に食い込んでた(笑)ちょー怖いのよ?』
自覚のない彼らに呆れ、深いため息をした。

『オミ(笑)貴女がイチカちゃんに近づいた時はユメノちゃんと二人で頑張って逃げてたわよ?』
『そうだった(笑)イッちゃんが言葉で任して逃げてたんだって』
『最後にお兄ちゃん達にバラすって脅して(笑)大人しくなった隙に逃げるのがコツよ?って・・・』
笑う彼女達に驚いていた。


自分が何故家に居るか分からずに、ユメノとイチカが出てきた・・・・
『お兄ちゃん、引っ越しは嫌だ・・・』
『ん?ユメノと一緒でもか?』
『だって私は中学生だし、家から出れない・・・お姉ちゃんは学生だから、待たなきゃ・・・』

『ん?ユメノ(笑)トウコは俺ん家で暮らすぞ?』
『だってぇ・・・・』
泣き出したユメノを優しく抱き締めたイチカがカオルを睨んだ。

『イチカちゃーん(笑)睨むなよー』
『意地悪言うから・・・・』
『想像は豊かに(笑)だろ?
皆は近場の大学に通う(笑)全員が同じ引っ越しの準備をしてる』
『それで気づけよ(笑)金が出せる俺ん家があんだぞ?』

『お兄ちゃん・・・・ココ、売ったの?』
『いや?(笑)貸して金を貰うぞ?』
『今と同じでユメちゃんと一緒に暮らせる?』
『転校するけど二人はいいか?
本校に入れる手続きをしようと思ったんだが・・・・駄目か?』
『転校かぁ・・・・私と二人でココでは駄目ですか?』
『駄目です!』『駄目だ!』
トウコとフユキが拒否した。


『お兄ちゃんは何で聞くの?』
『あー(笑)取り合えず?』
『なら聞かないで説明してくれたら不安じゃないのに・・・・先生に言っちゃった・・・・泊めて下さいって』
『その男の信用はしてない。イチカ!許さねーぞ!』

『だって、頼る人は先生しか知らなかったもん。ユメちゃん家も無理だしクラスの子も駄目だったし・・・
寮の先生は保護者を連れて来いって・・・・・だけど家を出ちゃったから出来ないし・・・・』

『酷い!』
『みんな嫌い!』
『えっ!イチカ?』
焦るフユキがイチカを引き寄せ抱き込んだ。
嫌いという口を手で塞ぎ目を合わせるフユキ・・・・

『泣くぞ・・・』
もごもごと言うイチカが驚いて、フユキの頬を触る・・・・
『急に決めたから言うのを後回しにしたんだ。話ながら準備をしてたからイチカは聞いてると思ってた。聞いてなかったんだな・・・・』
頷くイチカに苦笑いをするフユキ・・・

『ずっと一緒だ(笑)、どんな行動でもイチカと一緒が前提だから ちゃんと覚えとけ・・・・いいな』
何度も頷くイチカに笑み、フユキに抱きついた。
肩からオミに微笑んだイチカが呟く。

『オミくんが、お兄ちゃん?』
驚くフユキとオミ・・・・動けないフユキの背を撫でて、しっかり抱き付いたままでオミを眺めた。

『亡くなった お父さんの お手紙に書いてありました。
本当に迷って・・・悲しかったら読んでいい手紙があったんです(笑)

お母さんと喧嘩して、お兄ちゃんに怒られた日に(笑)お父さんと夜の散歩に行きました。
ケーキを食べてる間にお父さんは手紙を書いてて・・・
家に戻った時に見せてくれたんです(笑)』
『何を?』

『お父さんの大事な箱です(笑)
中には沢山の番号が入った手紙がありました(笑)順番に開けるんだよって・・・・貰ったんです。
お父さんからのラブレターを・・・・凄く悲しい時に一つ読みなさいって(笑)
オミ君の事は一番最後の手紙にありました(笑)
イチカには、もう一人のお兄さんが居て必ず お兄ちゃんが見つけるから会いに行きなさいって(笑)

イチカを助けてくれる兄が居るんだよって書いてありました。
事情があって一緒に暮らしてないけど、イチカにも大事な兄だからねって(笑)

拒否されたら抱き締めてから、サヨナラしなさいって(笑)事も書いてました。だから、もしかしてって(笑)本当に お兄ちゃんでしたか?』

そっとオミの頬に手を伸ばすイチカに笑み返した。

『お兄ちゃん(笑)間違い? お父さんの勘違い?』
フユキを眺めると目を潤ませた兄に驚いた・・・・
『悲しい? ・・・・泣かないで・・・』
ギュッと抱き込んだフユキに驚きながらオミを見ていたイチカだった。

戸惑いながらオミとフユキを交互に眺めるイチカをトウコが引き剥がした。
『もう中学生だし(笑)、いくら兄貴でも抱き付く事は少し・・・恥ずかしい事でもあるんだよ?
小さな子供じゃないから、(笑)ちゃんと話すなら目を合わせて向き合って話しましょう!いい?』

『はい(笑)、でも不安だらけよ・・・』
『じゃ(笑)私が抱き締めてあけるけど?』
『ユメちゃんのお姉さんだよ?』
『大事な妹の親友も私には、大事な妹みたいだしね(笑)一緒に抱き着くわ』
笑うユメノとイチカを抱いたトウコに微笑んだ二人だったが、勢いよく引き離されてオミとフユキの間に座らされたイチカがいた。

イチカの手には、それぞれの兄の手が繋がれていた。
『中学生だから大丈夫に・・・』
『ならない!』『なんねーよ!』
『 ・・・・』
驚いたままに二人を眺め、トウコを眺め・・・・皆を眺めた。

『困った・・・』
思わず呟くイチカの言葉にハズキが吹き出して笑い転げた。
それはミチルを抱き込んで笑っていた・・・・カオルが諦めろとトウコに抱き付いて呟くがユメノが取られまいと手を離させて抱き付いた。

『駄目!今は私の!』
だよねーと・・・可愛いと抱き込むトウコに、笑いながら二人を抱き込んだカオルだった。

ジッとイチカに笑み見つめたフユキが呟く。
『花を書いた箱は、父さんから貰ってたのか・・・・』
『そう(笑)お兄ちゃんは聞いてるとお母さんから貰ってたでしょ?』

『あれはノートだぞ?そもそも、母さんが料理のレシピを書いてただけだし・・・』
『お父さんは、お兄ちゃんに大事な事を書いて見せてるんだよって言ってたよ?
だから読んじゃ駄目って・・・』

『それは働いてたから俺に教えてくれてて・・・・』
『お母さんとの交換日記でしょ?いいなって言ったから、お父さんが楽しくなるように お手紙の箱を準備してくれたんだもん(笑)

悲しい事が会った時に思い出してって、お父さんが楽しかった事を書いて増やしてたって言ってた(笑)』

『それ・・・読んでいいか?』
『駄目(笑)二人の秘密だもん』
『俺の事を書いてある手紙・・・それは読ませろ・・・』
『駄目!イチカのだから無理!
それに頼む言い方じゃ有りません』
そういうと素早く立ち上がり部屋に戻って行った。

がらんとした部屋にケースが広がる・・・・残りをしまうと静かに閉めて、大事なモノを抱えるように被さった。

『お父さん(笑)お兄ちゃんが探してくれて会えたよ。良かったね・・・拒否されなかったから・・・

でも喧嘩はしたかなぁ・・・・今は仲良しだから大丈夫だね(笑)
お友達のお兄さんは、お兄ちゃんになりました・・・・
大変(笑)お兄ちゃんと・・・・・お兄さんでいっか(笑)』
笑いながら写真に向かって話すイチカがいた。

『お母さん(笑)お兄ちゃんは頑張りました。誉めて下さいね!
イチカは頑張ります(笑)置いてかれないように・・・・』

『捨てねーぞ?(笑)ユキは兄貴でもねーしな。
大丈夫だから、お前は強くなれ(笑)で、今は寝かせろよな・・・』
『重いです・・・・』
そう言うと、抱き込んで床へ倒れたオミに驚いた・・・・

『赤ちゃんじゃないので・・・・お・・・お兄さん?』
『なんか他人みてーだから、名前にしとけよ・・・』
『じゃオミ君でいい?』
『 ・・・・・』
寝込んだのだろう答えない背中の兄に呆れ、見ていたフユキに苦笑いをした。

『お兄ちゃん(笑)』
『いいから、そう呼べ(笑)』
『明日、引っ越すの?』
そうだと頷くフユキ・・・タオルを持ってきたユメノはイチカと分けて隣に寝そべった。

『離れないね(笑)』
『不安なんです(笑)私という妹が出来ちゃったから・・・・』
『イッちゃん私も不安・・・』
『だよね・・・・新しい学校だもん』
『そうだね・・・学校だけが不安だらけだ・・・』
ギュッと手を握りあうイチカとユメノの呟きだった・・・・
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