tamiのブログ

このブログ・・・妄想ー空想大好きな私が、勝手に楽しんで・・・勝手に文字にしています。ボロボロですが(笑)

sibling 47

2017-02-13 20:17:23 | sibling
大きな籠に小袋を詰め込んで、各自の部屋へ運ぶ・・・空いたドアなら入り込む。
次の階段へ足を向けるルビーの姿に客間から眺めていた人達の会話が止まる。

『ルカ君! ぶっ飛ばしますよ!』
ルビーの叫び声に、笑ったルカが謝りながらバスルームへ消えていった。
『置いとくから着て出ましょう!
・・・あービックリした・・・』

一人呟くルビーの声に微かに笑う誰かの声もあった。

暫くすると今度は大きな籠にかさ張る程のタオルが詰め込まれていた。
少なくなっていたのはバスルームへ置いてきたのだと知る。

数枚の畳まれた服・・・リコの部屋へと入り込んだ。
下から呼ぶマチコの声・・・今行くと叫んで下りた。

『ほんとに平気?』
別の籠に入る洗濯物に笑うルビーもいた。
家政婦が帰る時間なのだ・・・

『大丈夫でーす(笑)。皆がいたから、掃除はパスしてるから』
『ここ空いたし干してこうか?』
『大丈夫(笑)お疲れさまでした。無理だったら上で一晩干しときます』
『(笑)そっちで大丈夫よ。取り込むのは私がしますね』
そう言って帰って行った。

確かに明日が楽だと思え、リビングの端にあった乾いた山の洗濯物に手をつけた。
後から洗った洗濯物に笑う・・・風があって良かったと・・・

素早く畳み・・・うたた寝をした。
陽射しの温かさに笑むルビーもいた・・・
そっと運ばれる・・・小さなノック・・・出てきた早瀬が苦笑いをした。

起きたカオルが、静かに運んで来たのだ・・・礼を言った早瀬に笑み返し静かに出て行く・・・笑って眺める優しい笑みに苦笑いをしたカオルだった。

撫でる優しい手に、目があったルビーは苦笑いをした。
『(笑)カオルが運んで来たぞ』
『お礼しなきゃだ(笑)。リビングの所は温かいから直ぐに眠くなっちゃう・・・』
小さな呟きに笑って口付けた早瀬に微笑んだ・・・

部屋から出た時に気づく・・・張り巡らされたシーツに微笑んだ。

下へ行ったルビーはカオルに礼をして・・・シーツを干した人達にも礼を言った。
カオルの友人達に感謝する・・・

ダイニングに大量の食材・・・そのメモに笑いキッチンへ入り込んだのだった。
その間に集まりを見せる人達・・・手を止めて挨拶をするルビーもいた。

それは初めての事だと思えた・・・母側の関係者だった・・・主要の場所に居る人達・・・ルビーが行けば必ず入る部屋の中に居た人達だったのだ。

招かれた人達は、母と楽し気に会話をしていた。
ダイニングとリビングの隙間に、居残った人達の場所を作る・・・
それはケイタ達やカオル達で・・・消防士チームは昼過ぎに帰って行った。

帰って来たナナ・・・ヘルプを頼んでいたマドカ・・・またかと驚いて眺めていたが、仕方ないとキッチンへ入り込んだ。

次々と出される料理に話も弾む・・・久しぶりに会う事務の人達は、グラスを片手にキッチンへ来てルビーと会話を楽しんだ。
それは数人の新人まで挨拶だと連れて来られていた事に笑うルビーもいた。

別の料理をダイニングテーブルにセットしていく・・・それはリコやイオリの為に・・・そして父の為だった。


キッチンで誰かと話す人に、苦笑いで返していたルビー・・・目があった早瀬に大丈夫と声にせずに微笑んだ。

誰かを探すルビーにも気づいた・・・暫くしてスッと背の高い一人が、ルビーへ執拗に声をかけて話していた人の肩を叩く。
『ん?社長?』
振り向き驚いた顔の彼に笑って眺めた。

『高階さん(笑)社長になったんですね、母がお世話になってます』
『いいえ(笑)。自宅が凄くて驚きました、息抜きは必要ですよ(笑)遊びにいらして下さいね。

君は会長のお嬢さんに無礼ですよ。よそ様のキッチンへ入り込むなんて(笑)・・・・それと、お嬢さんは既に婚約されてます(笑)。
必要以上に君は近すぎる・・・楽しく飲みたいなら戻りなさい』

『い、居るの?』
『(笑)はい、向こうで楽しまれて下さいね』
『 ・・・』
『行きなさい(笑)』
追い打ちをかけるように促した高階が、笑って彼を押し出したのだった。

『久しぶりに美味し料理をありがとうございます(笑)。
お弁当が懐かしいですね・・・』
懐かしいと話す高階に笑むと、彼の好物を皿へ盛り付けて手渡した。

『あー高階びいきだ(笑)』
『会長(笑)、頑張ってる褒美なんですから黙って下さい』
笑みで返した高階が、笑う母に言った。

『ルビー(笑)、高階に先月子供が産まれたわ』
『(笑)おめでとうございます』
『ありがとう(笑)』
『み、見るんですか?』
母が手を出していた事に気づき、高階は苦笑いをして携帯を出した。
待受に現れた可愛い寝姿に母と二人で微笑んだ。

『いっぱい笑えますように(笑)』
画面を撫で呟くルビーに笑み返した二人だった。


母が見送る・・・ルビーと眺め、手まで振るルビーもいた・・・それは高階を含め初期の人達にだけ・・・
秘書から上がった人や、より腕をふるい母を助けてくれた事が嬉しかったからだ。

『籍を繋げたいなら構わないわ(笑)、先に子供が出来ても・・・
ルビーは大人になりました・・・ヒナタに任せて預けなさいね』
『ん?』

『お父さんと新しく友人としてに交ざった人達から(笑)可愛いルビーを嫁にって話が増えたらしいわ』
『断ってよ』
『(笑)してる。結婚間近って伝えてる・・・それでもね・・・』
『 ・・・怖い』

『ん、追い込まれるルビーを見たくもない。
だから今日・・・正式に話を切り出して断った。話を濁した人達にまで(笑)、落ち着いてから式をあげる予定だからって・・・一緒に暮らしてる事も』

『ありがと(笑)』
『(笑)それでも無理なお父さんの立場も気づいてあげてね・・・』
『それ、道場に手が伸びるって事?』
答えずに苦笑いをした母に、抱き着いたルビーだった。
小さな謝る声に笑み優しく撫でられた背は温かさが増した。

『直ぐにヒナタにも言ったけど(笑)、大袈裟な状態にもしたくないって言ってたの』
『ヒナタさんも追い込まれてるの?だから不安そうな顔になる?』
『 ・・・・(笑)』
気付いていたのかと笑む母・・・

『話してみるね(笑)頑張るから心配しないで・・・』
『頑張る事でもない(笑)、自分達のやり方を通してくれる?
(笑)それが一番幸せって思えるから・・・いい?無理な式をあげなくていい。
ヒナタと公に出なくていい・・・もちろん二人だけの式でも(笑)皆は喜んでお祝いもするわ。
一つだけ(笑)。ヒナタと笑える人達には、ちゃんと報告はしなさい』

『はい(笑)』
『(笑)ん』
母は優しく肩を抱いて家へと入り込んだのだった。


片付けを済ませたルビー・・・皆が帰ったが、和んだ場所の温かさは残ると思えた。
優しい温かさに笑みながら、乾かした髪を撫でながら部屋へと戻るルビーだった・・・


ベッドに入り込むと、優しい手がルビーへ触れた・・・声にしなくても分かる彼に微笑んだルビーもいた。
少しずつ・・・彼が今・・不安なのだと気づき、ルビーは優しく包んだ。

巡る手に震え落とされた唇に跳ねる・・・彼の不安を取りたいルビーもいた。

大丈夫と囁かれている気がした・・・急かされ・・・ルビーを引き留めたいと思える早瀬だった・・・
手荒になりそうな自分に耐える・・・それでも自分へ向けるルビーを知って、心まで・・・深い場所まで彼女と繋がっていると思えた。

全部の確認・・・復習と思える自分に苦笑いまでしたが、ルビーの反応に煽りを受けて昂りを抑えた。
自分だけに向ける全て・・・誰にも見せない笑み・・・自分しか知らない言動・・・・それは他の人達へ完全に拒否した態度で余計に確信した。

誰かに繋がろうと、自分と離すなと言いそうな勢いもあった。
キッチンで見た姿に笑む・・・触れそうな手は、近場の熱さで笑って謝り抵抗していた。

誰かを探しながらも、自分に大丈夫と笑みを浮かべたルビーだった。
それが男の上司と知って苦笑いをした・・・同僚が笑って肩を組む。
心配させていたのかと苦笑いで返したのは早瀬だった。

自分を呼ぶ彼女の声音・・・吐き出す熱さとともに呼ばれた名に笑みを浮かべた。
優しく絡ませた口付けに、彼女の唇は微笑んだ事を知った。

想いを奥へと沈ませる・・・それは絡まり二人が微笑んだ・・・重ねた肌や互いの想いが寄り添う・・・
より温かな場所へ二人は落ちていった。


力尽き怠さが心地好くなった・・・全てが軽くなった気がして彼女にキスをする。
繋ぐ手・・・指先を絡ませたルビーを身へ引き寄せて抱き締めた。

『(笑)ルビー・・・』
『はい(笑)』
『 ・・・(笑)』
『了解です(笑)、ここに居させてくれるなら・・・私は幸せで(笑)笑っていけるから大丈夫よ』
早瀬の胸に手をあてて話したルビーだった・・・知っていたのかと思えた彼女の唇に触れる。

『無理して・・・』
『(笑)ない。不思議と大丈夫って、変なんだけど・・・
(笑)ヒナタが離れても・・・私の中は貴方で埋まってるから平気だって(笑)思えちゃう位に・・・変なの』

『(笑)狂うな』
『いいの(笑)ヒナタにだけだから・・・
余計に優しくなれる・・・(笑)温かくなって想いが増えてくから・・・』

だから平気と迷わずに声にしたルビーを抱く・・・本当の彼女なのだと思えた・・・
この強さも自分だけに向けられていた事を知る早瀬・・・自分の笑みに照れた彼女に口付ける・・・笑みに替えた唇に彼女の想いとともに絡ませたのだった。


バタバタと慌ただしく流されていく日々の呉伊川家の表札に新たな名が刻まれた。
変わったのはソレだけだった・・・
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