tamiのブログ

このブログ・・・妄想ー空想大好きな私が、勝手に楽しんで・・・勝手に文字にしています。ボロボロですが(笑)

ひなちゃんは! 20

2016-10-14 12:21:56 | ひなちゃん! 〈Rあり〉
《 考える・・・・》


両親の不思議な関係に、日々を考えるヒナがいた。
仲よく話し、3人で過ごせる事に嬉しかったが同じ家で寝る事はなかった。
互いに愛してるというが、いつも一緒に居る事もなかったのだ。

毎週末・・・ヒナはサクと過ごす為にサクの家へ泊りにいく。
いつかはユナが平日に泊りに行き3人で並んで寝る事も増えた。

病院で泊まりだと思っていたら、パパと一緒だったと教えてくれた。

友達が言う夫婦の姿と少し違う事に、不思議だったが ソレがユナとサクだとルナに言われた事でヒナの中で解決した。

それでも自分抜きだったと腹が立つ事で、二人に文句を言った。
大人の時間と子供の時間と説明し、何かにつけ大人だけの時間を作る両親だとヒナは諦めた。


ルナへの仕事も始まる・・・ユナ達も近いが、サクの口が緩む事もなかった。
より、やりとりは会わず サクは万が一を考えてメールだけに徹底した。

アドレスも先生としかなく、もしもの秘密の暗号もメールの中へ忍ばせていた。



久しぶりの休みだった・・・暇をもて余すゼンは、ルナを追って仕事場へ出向いた。
邪魔もせず、静かにルナの仕事姿を眺めた。

時間だとを置いて帰るが、ルナは必ず玄関でゼンを抱き締めキスをした。
それを止めずに離れないゼンに笑み、迎えに来たトウヤが苦笑いしながら連れ出していた。

ゼンにつく人達で、彼の危険度は知れた。
だからか より安全にと行動するルナもいた。

より危険度が近づくと、ソウが姿を見せる・・・それ以外は警護もしているだろうがルナへ姿をみせる事はなかった。

どんな場合でも、普通の暮らしをするルナだった。
買い物も外出もする・・・その時々で居場所を守るようにサトミへ依頼もする。

流れてくる情報で自分の行動を決めていたのだ。
ある日・・・・連絡の途絶えたルナに不審に思いサトミはカメラで探した。

皆へ連絡を入れながら、彼女の部下へ指示を出していくのだった。
気を抜きすぎたと反省しながらも、自分達の出来る全てを使いルナを探した。

連れ去られたルナの居場所を探るべく、総動員するゼン・・・
怒気のこもる声音で、今の状態を知る・・・・トップの兄貴達の行動で非常事態と気づいた。

事務所に息を切らしながらソウが仲間と駆け込んできた。
その中の一人が誰かの襟首を捕まえ引き摺りながら来たのだ。

『姐さんの地域担当のバイク便を、こいつはしてて・・・』
『姐さんを車に運ぶのを見たそうです』
『こいつは・・・』
驚いて声が出なくなった・・・・凄味をきかせたゼンが近付いて来ていたのだ。

それでも我慢するように手を握り締め話せという顔だった事に気づき、声を詰まらせながらも聞いた話を続けた。

ハルトはカズサへ連絡しサトミへも頼み込んだ。
次々と映像が入り込み、連れ去った者を絞りこんでいった。

『東へ出てて・・・』
『もう少しで詳細は出る』
『時間が惜しいだろ!』
話しながらゼンを見ると、ハルトとソウを連れゼンは飛び出して行った。

それは抜かりなく、知る人へ携帯をかけた。
『何でルナが巻き込まれてますか?
もしかして俺たちを利用してるんですか?』
『ボン・・・もしかして・・・』
またかと・・・声の主が、すまなそうに声にした事に苛立ちを覚えた。

イヤホンからの声に暫く考えてゼンは言葉にした。
『知る警察関係者へ連絡を取る事にします・・・いいですよね?』
『ボン・・・』
『おっちゃん・・・ごめん、無理だ。
ルナが居なくなる恐怖は耐えられない・・・・我慢にも限界はある』
謝りながら電話を切ると、直ぐに行動を決めて呟いた。

それを纏めハルトも誰かへ指示を出していった。
そして・・・ゼンは助けを請うた・・・それは一般人として・・・・



銃までが飛び交う中に落とされていたと、目覚めたルナが気づき様子を伺った。
気絶し寝かされていたからか、拘束されていなかった事に安堵し脱け出した。

廃屋のビルは少し手直されて使われていた。
閉じ込められている人達もいて、全ての部屋の鍵を壊しながら逃げていた。

男女問わず飛び出てくる人達の多さに驚いた。
見るからに薬を打たれた痕がある人達さえ、よろけながらも逃げる気力だけで歩き出した。

解放される人達は、様子を伺いながら建物から出始めた。
見張りは数人だった事が幸運だったのだ・・・・

それも束の間・・・・表には大量に集まりをみせ、睨みをきかせ待ち構える人達がいた。

来るのは敵だろうと思えた・・・それが自分の助けになる人達なら有り難いとさえルナは思えた。

逃げ出した事がバレ・・・・指示を出していく男を眺めた。
少しずつ隠れるように近づく人達も見え・・・真新しい道を威張るように入り込んで来た車に気付くと、その人達は身を潜めた。

大量に入り込む車の数は恐ろしくなるほどに増え・・・・・出迎える男たちの数も反対側から沸いて出るように集まってきた。

どこを視ても逃げ場はなかったと、隠れ様子を眺めるルナ・・・・
我慢出来ずに飛び出していく人達へ、銃から放たれたモノが人を選ばずに食い込んでいった。

恐怖で出れなかった人達は項垂れ・・・銃を向けながら近づく男達へ降参していった。

諦めの中・・・逃げ暴れるモノへ男達の拳が食い込む・・・その恐怖で身動き一つ出来なくなった者もいたのだった。

安堵した息がルナの後ろで聞こえ、彼女が振り向くとソウが顔を強張らせ素早く身を潜めた。

良かったと安堵したソウに笑み返す・・・
『まだ逃げてない(笑)気は抜かないで・・・・』

そう言った途端に外では、怒涛の如く低い声が聞こえ争う音が響いてきた。
それは聞いた事もない声や、聞いた事もない音だった。

慌て逃げ惑う人達に恐怖が纏わりついた瞬間だった。



丈の長い草原のような中を、出来上がっている道をひた走る二人・・・ソウは何かを細工しながら走っていた。

『ガキぃ(笑)女連れでどこに行くんだ?』
驚いて立ち止まるソウはルナを自分の後ろへ隠した。
静かに手にした糸を引く・・・・唸りをあげている小さな機械をぶら下げた。

ビィーという激しい音が数ヵ所から鳴り響きだした。
防犯ブザーのけたたましい音が辺りへ響かせたのだ。
驚いた男が振り向く・・・・同時にルナはソウの腕を掴むと走り出した。

鳴り響く銃声・・・・・ソウが捕まり、よろけたルナを支える男が笑いだした。
吟味するような眼差しで、上から下へ品定めする・・・・
『おっと(笑)わりぃな・・・ガキ狙いだったが当たっちまったか・・・』

驚いたソウは男の手を払い、ルナを眺め怪我の度合いを確認した。
『お前の姉ちゃんか(笑)、大丈夫だ・・・大事にもてなしてやるよ』
笑いながらルナへ腕をのばすが、男の手を払いソウと少し離れ睨んだ。


『いい顔だな(笑)』
たまんねぇとソウを殴り飛ばし、にやついた顔でルナを眺めた。

警察車両の音・・・・想像するだけの数が乗り込んできた。
サイレンは鳴り響き、一目散に散らばり始める・・・・
車両から警官は現れず・・・逃げ出した方面から警官がこれみよがしに沸いて出てきたのだった。


銃声がした・・・・ルナとソウを狙う男が、撃つぞと威嚇したのだ。
今度は二人へ銃口が向き始めた。

痛みを堪えたルナの手に力が入るが、ソウの手へ流れ落ちたルナの血に唇を噛み締めて守るようにルナの前へ佇んだ。

引き金に伸びた手・・・・笑み逃げるぞと呟きながら近づいてきたが、その動きと同時に後退りながら離れたソウだった。

ルナ達に気づいた刑事が叫びながら走り込んできた・・・何だと彼女達から視線が反れた隙に草むらへソウが走り込んだ。

男は怒り銃を両手で構えた・・・・撃ち込む音・・・次のソレが空へ向き・・・唸りながら男は手を押さえ 地へ倒れた。

取り押さえる刑事が草むらを探し声をかけた。
防犯ブザーが鳴り響く・・・・驚きながら刑事が草むらへ入り込んだ。

ルナを守るように倒れ、意識を飛ばしそうになりながらも泣いていたソウを見つけた。

『撃たれてるのか?大丈夫だ・・・もうすぐゼンも来るぞ・・・』
優しい声音がソウを安心させたのか、ルナを眺め笑みを浮かべた・・・

遠退く中でゼン達の姿が見えた事に安堵し、笑みながら意識を手放したソウだった。



痛みが襲い目覚めたルナ・・・心配顔のゼンと目が合い笑み返した。
『ゼン・・・ソウが・・・』
撃たれたソウは無事だったか確認したいルナに笑み、反対側へ指をさして微笑んだ。

眠るソウが見え安堵したルナだった。
『ごめんな・・・・』
ゼンの呟き・・・・ソコへ声を挟む彼女がいた。

『ほんとよぉ・・・・この子に感謝しなさい(笑)
ルナ!さっそく生きて会えたわ(笑)』
『ごめん・・・・』
『いいえ! だけどね、彼が退院するのは構わないけど、この子と貴女の早期退院の許可は出せない。

気にするなら面会はせず、家で待ってなさい!
確実に治してから、隠して退院させるから・・・・いいわね!』

『 ・・・・・・』
『冗談じゃない・・・怪我は怪我よ!』
『だけど・・・・』
『残念だけど警官が張り付いてるわ(笑)当分は警備をつけるんですって。
一般人を巻き込んだ罪は罰しないとね・・・・貴方は静かに隠れて出入りしなさい!』

『あ、ありがとうございます・・・』
『いいえ。こっちは秘密にしてある。だから早く治して・・・・心臓が止まるかと思った・・・・
生きててくれて、ありがとう・・・』
言いながらルナの手を握り締めたユナだった。

起き上がりユナを抱き締めたルナに笑み病室を出ていった。



『姐さん! がっ!・・・・』
叫び飛び起きたソウ・・・・その間に激しい痛みが彼を襲い息が苦しくなった。

ハァハァと息を調え・・・痛む場所を押さえながら、辺りを眺めたソウと目が合った。

突然叫んだソウに驚いていたルナは、ベッドからおりてソウのそばへ行くと優しく抱き締めて礼を言った。
大丈夫だったと確信したのか、安堵したソウが泣き出した。

やっと目覚めたソウに笑むランは、カズサへ連絡した。
ノンが病室へ入り込み、笑みながらソウの頭を撫でた。

『ソウも無事で良かった(笑)
ルナを守ってくれて、ありがとう・・・ソウも生きててくれて、ありがとねー(笑)』

『あ、あのっ・・・・』
思わぬ出来事に驚きながら焦るソウに、彼女達は驚いた。
なんでと言いたげの彼女達・・・・ソウと組んでいるトオルが ため息をした。

『姐さん・・・・それ以上、ソウに触らないで下さい・・・俺たちの寿命が縮む気がするんす・・・』
『なんでよ・・・』
『姐さん(笑)、俺たちの大事な姐さんが守れて・・・ソウは喜んでます。
それで十分・・・・抱きつかれた所を見られたら俺たちは兄貴・・・社長に申し訳ないっすよ・・・・(笑)』

『私を逃がす為に怪我をしたのよ?無事で嬉しいのに・・・・』
『それは俺たちですよ(笑)、社長の笑う姿見たさに頑張れるんすから』
『抱き付いて安心したいのよ?』
『ラン姐さん・・・・有り難いですけど、遠慮しときます。
家の社長もソレは怒りますよ?』

『俺?』
『あっ?』
突然の声に驚き、身を硬直させたトオル・・・・・
『おー(笑)ソウ! 頑張ったな・・・出来れば早く走れ(笑)
逃げきってから鳴らすはずだったろ・・・・・』
『はい(笑)ヤツが早かったんです・・・・・すみません・・・』

『ルナ!(笑)離れろ・・・・』
戸口にいたゼンの呟きは、皆を驚かせた・・・いつもなら怒気のおびた声音が聞こえるはずだった。

皆で見舞いに来ていたのだ。
その驚いた顔に、笑いながらルナのベッドに寝そべり眠り始めたのはゼンだった。

ソウの背を撫でると、目が合い大丈夫というソウに笑み返すとベッドに戻りゼンに微笑んだ。
心配して眠れなかったゼンに気づき、肩から優しく下へ撫で始めた。

血流を流すかのように優しく、ゆっくりと擦るように手を巡らせた。
寝入るゼンに笑むカズサ・・・・今度は足を擦った。

背中を優しく擦りゼンの顔を覗くと、完全に眠りに入った事に皆が驚いた。
布団を被せ隣に眠るルナは、そっとゼンへ手を回し一緒に眠るのだった。

ルナの寝かたが気になり、ランが覗きこむ・・・・背に額をつけて寝ているのだった。
『安心出来るね(笑)』
『ん・・・・・・』
小さな小さな囁き・・・・口をひき笑むランは、そっと離れた。



表の仕事が増え、忙がしく動かされるゼン・・・・ルナ達の退院の日も行けず、纏めた休みを奪い取り仕事に精を出した。

社長どうしの話も順調に進みハルトが安堵したが・・・・
『結婚してないと聞いたが(笑)』
『(笑)心配させてましたか?』
『いや・・・・』

『(笑)結婚はしてませんが、一生を共に生きる女と暮らしてますよ。
誰に聞いたか知りませんが(笑)お気遣いなく・・・』
『全員か?』
『はい(笑)昔を知り、表へ出してくれた女性でもあります』

『(笑)常にそばにか・・・』
『はい(笑)俺たちが追い掛ける事もあるほど・・・・』
『残念だ(笑)』
『我らではなく、違う方へチャンスを回して下さい』

『 ・・・・・(笑)なぜ、結婚しない?』
『してもしなくても関係ありませんので・・・』
『女性なら・・・・』
『(笑)一般で暮らしていたなら・・・そう思うのでしょうね・・・
籍をわざわざ繋げずとも、全てに心から繋がっているので(笑)気にしません』

『君も?』
隣に控えたハルトに聞いたのだ。
『はい(笑)期待に添えず申し訳ありませんが・・・・
中へ入り込み(笑)共に生きてきました・・・・誰かと代える気も全く(笑)、お気遣い ありがとうございます。』
完全に拒否る二人に苦笑いをした・・・・

『まいったな(笑)娘を紹介する事が出来なくなった・・・・』
『(笑)もっと娘さんを大事にする方は他にもおりますから』
それを探せと言いたげに笑み、ハルトは抜かりなく答えながら時間だとゼン促しその場を後にした。


『ゼンの親父か?』
『後で探ってやる・・・・未だに離す気か? ハルト・・・・ぶっ潰せると思うか?』
『ゼン?』
『ムカつき過ぎて、置いとけねぇ・・・また話が出たら乗り込むからな』

会わずとも何かと引き離そうとする父親に呆れ、相手にしなかったゼン。
切り離した今は、客を装い遠回しに今回のように話を切り出された。

毎回の如く素早く話を切り、手出し無用と知らしめる彼らだった。

初めはランから始まった・・・・ランの親へ遥か届かないと思えるほどに遠回しに縁談をくんだ。

諦めたランが見合いをするが、丁寧に断り・・・引きつる母親と すまなそうな父親を庇いつつ相手を交わした。

妙な違和感に気づくルナはサトミに頼み調べて貰うと・・・・ランの親の方へ根回ししたのはゼンの父親だった事に驚いた。

ゼンを囲むハルト達をも抱き込む為に自分達を離したくてしていると予想した。

案の定・・・今度はノンとサトミに持ち上がった。
同時にきたが、なんだかんだと日を改めて貰い丁重に断ったのだ。

間を置かず繰り返す・・・・そして、とうとうゼンの父親からルナは内緒だと呼び出された。

昔に会ったゼンの父親とは違う気がしたルナだった。
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