tamiのブログ

このブログ・・・妄想ー空想大好きな私が、勝手に楽しんで・・・勝手に文字にしています。ボロボロですが(笑)

羽 8

2016-10-31 10:49:57 | 50on 羽

マンションの一階に大量の荷物が届く…。
それはテナントの端にあるが、段ボールが積まれていった。外から眺めるトキネ…
中に入ると仕分けを始めた。エミルもやってきて二人で始めた。

『手伝うか?』
カズサが入ってきて声をかけた。
『じゃ(笑)頼みたい。箱の伝票にある番号…これ(笑)番号ごとに固めて欲しいの…』
指をさして、頼んだ。

『凄い重労働だな…』
呟くミヌは彼女達をみた。
音楽をかけながら忙しなく片付けている。
『次がくる前に頼みたいんだな』
笑み二人をみて外を眺めた。
『あー(笑)二人も頼むわ』
ドアから顔を出してトキネが声をかけた。

止まる事なく移動する。


『お届けでーす(笑)。エミル、今回から、こっち?』
『そう(笑)向こうに内緒にして…分かった?』
『了解(笑)じゃ…右からなー』
番号順に置いていった…。
『サンキュー(笑)』
『偉い(笑)』

『トキネ…腕が強くなったか?(笑)』
『た、多少…』
『私語はいい…運んで(笑)』
手際よく運ばれチェックしながら伝票をチェックした。

『ハルは?まだ戻らない?』
『なんで?』
『飲みに行くぞって言ってたんだ…。約束忘れてるかな…』
『ヨ、ヨンジュ(笑)伝えとくね…サンキュ』
『おう(笑)まぁいいや、俺から電話するし…じゃなー』
ドアの閉まる小さな音が彼女達には緊張と恐怖さえ覚えた。

苦笑いし打合せするかの如く無視を決め込んだ。
もくもくと動くシユンをみて、安堵した二人。

「助かった…ヘッドホンしてた」
「聞いてたらヤバかった?」
「ついでに二人の怪しい目が痛い気がする…」
「気にしない…信じてないって事か(笑)やきもち?」
ひゃぁ~とヒソヒソと話、片づけを始めた。

『トキちゃーん(笑)昼どーするかってぇお婆ちゃんが』
入ってきて驚くアズ…
『満杯だね(笑)…あっカナちゃん帰ってたよ。また出るらしいけど(笑)』

『お弁当買ってきてくれない?これしないと明日困るし…』
『何個? あっ…皆いたね。飲み物はお茶?水?』
『水でいい?エミル…暑い』
『了解~』
とクーラーのスイッチを入れた。
『アズもいる?お婆ちゃんも全員分でいい…』
『いつもの?』
『いいよ(笑)任すから』


アズが来るまでに片しまくる。
『ミンホさーん(笑)上がったら?…また出るって言うし』
『たぶん出たろ(笑)』
『仮眠?チェンジかも。少しなら…顔を見に(笑)』
なかなか行かない彼に諦めた彼女達…

「何の為に帰って来るのか気づいてないのね…」
まさかとトキネを見つめるエミルは外に出て

「彼は諦めた?」
「まさか…」
「喧嘩した?」
疑いの目でエミルをみた。

「おっ(笑)ごめん行くね~」
「カナ、気をつけて(笑)半分届いてるから…」
「23は開けないで(笑)秘密だから…気をつけてよぉ」
「どこ?」
「インドぉ(笑)」
手をふりタクシーに乗り込んだカナを見送った。


買ってきた弁当を手渡しながら言った。
『お疲れさま(笑)ありがとう…。はい…。お婆ちゃん家で食べていいって』
ミヌの手を止めて顔を見たが…直ぐに離したトキネがいた。

エミルと目を合わせたトキネと悲しく笑いあった。
「集中だ(笑)」
「こっちだけに…」
「気持ちを持って行かれないように…」
「がんばろ…」

スウがきて手伝ってくれた。

夕方から、トラックが入ると確認しながら運び出していた。
出ていく彼らに気づいたが見ないようにした。
色々な業者が搬入しに来ては、運んでいくのだった。


やっと終わり部屋に戻ると、トキネは認証を解除した…。
「何も…」
エミルは呟く。

エレベーターをロックし…携帯の電源まで落とすと ため息をした。
「皆の部屋に風を入れよう…」
4つのドアを開け放ち、窓も少しあけた。
エミルの携帯がなった。
息をはき彼女は電話にでた。

『もしもし? 今?いない…全部居なくて半日立つとロックされるの…(笑)。ごめん…打合せだからまたね』

『ごめん…』
『大丈夫…』
『なんだと思う?あの態度は何だろう』
『最初は大丈夫だったよね?』
『ヨンジュから?』
『既に静かだった…』
『あ…バレたかも。あの箱の周辺にいたから…』
『箱は開いてなかったわよ。業者前で開けるのに』

『…エミル…面倒だ(笑)止めよ。駄目だ…支障が出たら嫌』
『そうだ(笑)』
彼女は部屋に戻るとシートを持ってきてシェードを広げた。
床に寝そべり笑う。

『一番気持ち良いかも(笑)』
『ん(笑)』
二人は静かな時間を過ごした。



フロアに搬入している彼に聞く…
『彼女達は?』
『仕事じゃ?』
『何で鍵を?』
『預かってるからだ…邪魔だから離れてくれ。こっちは時間で動いてる。
話はするが動きの邪魔はしないでくれ(怒)。早く運べよ…次がある』
三人で運び込みチェックをして、鍵を閉めて走り去った。

その日の夕方に、トラックをみた彼らが覗いた。
ポールに品を出しながらかけ、話をしていた。
途切れない客に驚きロビーのベンチに座り見ていたのだった。

「ハルヒ…この番号全て?」
頷く彼女を確認し、車と行き来する。


シユンから電話だ。
『どうた?…分かった。じゃ』
二人がミンホを見つめると首をふった。
ため息だ…
『明日も頑張ろう…』
そう、カズサが言い帰っていった。

『ミンホ…終わりか?』
『ミヌ…諦めるな。俺達の一年が無駄になる。明日は同じ問屋へ向かおう…頭を下げて行こう…』

『トキネ達はもっと辛かったんだろうな…。国内だけじゃなかったんだ…態度が変わる瞬間ってあるんだな』
『連絡してるか?』
『してない…』
『なんでだ…』
『愚痴をこぼしそうだからだ…格好わりぃだろ』

『言っても…たぶん大丈夫だろ。本当に彼女を愛してるなら、格好悪くても…全部のミヌを見せろよ。
離れたら…戻らないかもしれないぞ…』
ミヌは携帯を出したが…なかなか通話ボタンを押せずにいた。
ミンホがボタンを押した…驚き彼を見ている。

彼の知る着信音が後ろから聞こえてきて彼は振り向いた。
エミルがトキネを隣に座らせるとミンホと中へ入って言った。


ミンホがエレベーターから出ると声をかけた。
『ミンホさんはカナと会いたくないの?…』
と彼に聞く。
『ほんの少しでも顔が見たくて戻るの…知ってた?』
悲しく見ているエミルを見つめた。

『男は常に好きな人の前では…』
『私達はいらないのよ…格好よさなんて。心の支えが欲しいだけなの…。残念よ…』

行った後に、言い様のない罪悪感が押し寄せてきた。
電話をかけるが…繋がらなかった。ふと気づきメールをしたミンホは祈った。

翌朝に眺めた携帯には…返信はなかったのだった…。


シユンがハルの部屋に入るとリビングに寝そべった。
彼女がいた場所に身を置いたのだ…目を閉じて両手を広げて力を抜いた。

バスルームから出た彼女に驚いたシユンだったが、床をトン!と軽く叩き微笑んだ。
笑みながら隣に寝そべり、髪を拭く。

『いつ?』
いつの間にか居た彼女に驚いたのだ。
『少し前に(笑)』
『帰る連絡してくれたら…』
『また行くの…(笑)。暖まって流して気分転換してみたら?』
『崩れてく…皆をとめたい。だが壊れそうで無理強いも出来ない。
ハルヒ…お前達は強いな…』

彼を見つめる…息をはき起き出して床にマットをひきバスタオルをひいた。
トレイに何かを乗せて そばに置くと彼に微笑んだ。

『シユン様(笑) 服を脱いでココに寝て…。大丈夫(笑)襲わない』
彼を うつ伏せにしてマッサージを始めた。いつの間にか、回りにアロマの蝋燭があり火が灯っていた。
暖かな手が体の疲れを流しているのだろうか…

足までと思ったが…体が暖まりだして気持ち良かった。
仰向けになり、まるで手で血液を流し体の中を巡らせているように暖めたオイルで包まれていった。
体が終わり、腕を取られ肩からマッサージされていく…

少し厚いバスタオルをかけられた彼は眠っていた…。



目覚めた彼に微笑んだハル。
『(笑)ちゃんとシャワー浴びてよね。服が大変な事になる…』
『苦しい時は…一緒にいる(笑)。色々な話をして…それぞれの好きな場所に一緒行って…。
そばにいるの(笑) 皆の好きな場所…知ってた?貴方は…彼らを どの位知ってた?(笑)』

顔を覗く彼女の首に手を回しキスをしてジッと見つめる。
『行くわね(笑)私達は貴方達に負けないように頑張ろうって誓ったの。
私は貴方がいてくれるから頑張れる(笑)。シユンは?』
頬にキスをして家を出ていった。




エレベーターから降りたカナとハルは、廊下で佇む二人に笑いだした。
「おかえり(笑)換気しといたわ」
「なんでいた?(笑)」
「(笑)届いたのは、先へ振ったわ。なんだか疲れた…」

「こっちも終了(笑)」
「カナ…彼は」
「取り合ってない(笑)怖いから…私からは無理。
だけど気になるし…仕方ないから一日一枚、写真を撮って送ってたわ」

「返信は?」
「来てるけど(笑)返してない」
「ハルは?」
「私からはない(笑)というか出れない」
「同じかぁ…私達も返してない。来るけど…ガッカリしたくないからかな」

「トキネは部屋まで入れてないわよ(笑)」
「だって怖いから…。気持ちの整理がつけやすいように…」
「準備してるの?」
ため息だった…。

「また…私達はでるから…一緒に行く?気分転換に」
「行く(笑)カナはヨーロッパ方面?…美術館行きたい」
「じゃエミルは私と…カナとでもいいわよ(笑)行きたい方で」
「寂しいじゃなーい(笑)。ここじゃないなら平気よ」
「じゃ準備だエミル。私は一旦帰ってきただけ(笑)」
「大変ね…」
「トキネ(笑)貴方もよ」
驚いた二人は部屋にかけこんだ…


姿が見えない彼女達が気になり、スウに聞いてみた。
『あのですね…だいの大人が、どこに行こうが俺には関係ないし。
今は大変なんですよ…学校行きながらバイトして(笑)。
アズも辞めて学校中心にしたので忙しいんです』
『行き先も知らないのか?』
スウが彼らを見つめた。

『あのですね…。
会社…回してます? シャインは最近、隣と切り離しましたよ…。
ティールの噂は広がって母体まで響いてきてるらしいです。知ってました?』
彼らに言い…眺めていた。

『姉は、バイヤーですが…関係ない情報も探り調べてましたよ?
皆の会社と関係ない情報も、役にたちますよね…。
急に転がってチャンスがくる。だから、いつかの為に動くと…。
〔ため息だ…〕

姉達を…幸せにしてくれるんですか? 姉達は売り手や買い手、両方に挟まれどん底に落ちました。
だから三人から仕事を切り離してハルヒ一人が飛んでました。

辛くて一度……、外国で自分を捨てました…そのくらい、キツかったみたいです。
それからです。何をしても離れてても四人は繋がり共有してます。

だから…今なら…姉達の手を離して下さい。
どこかで…小さな希望をもってるから連絡するんです。
貴方達に、ありますよね連絡…返さないと思うけど。
写真…、姉達の一日の中の一枚です。
その日の…幸せの一枚なんです。

ホッとした瞬間だったり…嬉しかったり…息を抜けた時の場所だったり…そんな一枚です。
俺も貰いましたから…小さな事だけど、辛くない一瞬があるから 見る場所を変えろって言われました。

貴方がたと辛さは共有して欲しくない…(怒) 無理なら手を離して下さい…。
俺が幸せを探してやりますから心配なく…』
睨むと部屋へ入っていった。
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