tamiのブログ

このブログ・・・妄想ー空想大好きな私が、勝手に楽しんで・・・勝手に文字にしています。ボロボロですが(笑)

ハロウィン2016 -2

2016-10-29 14:24:17 | イベント 関係の お話
『ジュース買ってくる(笑)』
ユメノは暇すぎて、ふと思い立つと駆け出して行った。

早く着いた二人は話をしながら待っていたのだ。
暇すぎて寝てしまったイチカだった。


物凄い数のバイク・・・・静かに境内へ行く彼を一人にした。
手前で 屯する人達・・・・そこへハズキ達もやっと辿り着いたが、行くなと仲間達が引き留め行くに行けなくなった。

誰も居ないはずの場所に眠る少女がいて驚いて立ち止まった。
ふと起き出した少女が、何処かへ視線を向けて それから彼を眺めた。

笑みを浮かべたイチカが手招きして、座る隣のスペースをトントンと叩いた事に驚いた。

『俺に座れってか?』
『(笑)はい』
『その場所の意味を知るのか?』
『はい(笑)お姉さんから伝言を預かりました・・・』
そう言って膝に乗せていた封筒に目を落とした。

苦笑いして隣に座った彼の制服のネクタイを締め直し微笑んだ。
『知り合いか?』
『少し・・・・・
来れなくなった、お姉さんの代わりにコレを・・・』
封筒を渡すイチカの手を眺めた。

そっと受け取り中味を取り出した・・・・開くと・・・メロディが流れた。
その音に気づく人達が、そっと静かに二人を見れる場所に近づいた。

走り込んできたユメノが、驚きながら音を立てて素早く止まった。
先に姉が居た事を知った・・・・誰だと囲まれ姉を呼ぶ・・・

驚いたトウコとカオルが、群がる仲間をかき分けて覗くと驚き身をまるくしたユメノがいた。
『早く助けてよぉ・・・・』
『何で居るのよ・・・』
『カオルさん?』
誰だと驚いている仲間に苦笑いして、トウコを見つめた。

『私の妹(笑)、あの子と親友なの』
『ん?オミといた?』
そうだと頷いたトウコに驚き、ユメノを眺めた。
囲まれた男たちから離れトウコに抱きついたユメノだった。



『約束を守りたくて・・・お兄さんに謝りたくて私が呼ばれました・・・』
『何でお前が?』
『お姉さんは、亡くなりました・・・・闘病していた病院で初めて会いました。
そして、この街で また・・・会いました・・・ずっと謝りたくて泣いてたんです。
嘘をついた事を・・・お兄さんに謝りたくて逝けません』

うつ向くオミ・・・・イチカが自分の肩をトントンと叩いた。
『少し貸してあげます(笑)』
フッと笑う彼が、そっとイチカの肩にもたれた・・・・
が、無理だった・・・倒れこんだイチカを引き起こしたが、笑うイチカは背を向けて足に手を置き出した・・・その意味を彼も知った。

『くそっ・・・・』
『汚ない言葉は駄目ですよ・・・お姉さんが怒ってます・・・』
小さな背に笑む彼は、イチカに抱き付いて顔をふせた・・・
肩の所へ額をのせたオミだった・・・・

『俺が怖くねーのか?』
『(笑)お兄ちゃんにも背中を貸しましたよ?
ずっと前に・・・お父さん達とサヨナラした日・・・・最後だって泣いてました。
見るなって言うから抱き締めたら、お兄ちゃんは背中でいいって(笑)同じように泣いてました。

悲しんであげて、サヨナラ出来たら元気になるといいました。
お兄さんも、ちゃんとサヨナラしないと お姉さんが天国に逝けません』

『何で死んだか知ってるのか?』
『病気だそうです・・・楽しい事しか思い出せないと行ってました(笑)』
『何で教えなかった?』
『(笑)検査して、そのまま入院して・・・・召されました。
教える時間さえ貰えなくて驚いてたそうです・・・

だから、お姉さんが悪い訳じゃないですよ?
そうそう、夢が叶う事を祈ってるねって言ってました(笑)
お友達には優しく、ちゃんと学校にも行って頑張れ!(笑)だそうです』
笑うオミにつられ、イチカまで笑う・・・・

『も少し貸せ!』
『はい(笑)』
互いに笑む姿に、離れて見ていた人達が驚いて眺めていた。

走り込んだユメノを引き留めるカオルに今度はユメノが驚いた。
大丈夫だからと抱きつき、トウコと目が合ったユメノが すまなそうに見返した。

『自分の兄貴と思っとけば?』
『ん?お姉ちゃんの彼氏が この人?』
そうだと頷いたトウコが、そっと見上げると悲しそうに友達を見守るように見ていた。

『イッちゃんが、あの お兄さんに伝言を持って来たんだ・・・
預かった言葉と一緒にカードを渡したいって・・・』
『ヤツの誕生日だからな・・・
姿を消す前に、あそこで会う約束をしてたんだ・・・・』
『会いたくて、知らないイッちゃんに伝えて欲しかったんだね・・・

あの お兄さん・・・・寝てない?』
様子の変な二人に皆も視線を向けた。

『ユメノの友達も寝てるんじゃない?』
『あ・・・・疲れて寝ちゃったかな・・・』
『そんなに体力ないのか?』
『ない・・・・体育ある日は大変(笑)・・・パタンって寝ちゃうから。
イッちゃんは保健室育ちなんだって(笑)
あーイッちゃんのお兄さんに連絡しなきゃ・・・・お姉ちゃん携帯貸して』
『ん・・・・』
ユメノが覚えた番号を入れて電話をした。

『もしもし(笑)ユメノです。
ごめんなさい・・・イッちゃんと内緒で○神社に来ちゃいました。
それで・・・境内でイッちゃんが寝ちゃってて・・・・
はい、そうです近所の・・・・』
切れた電話を驚きながら眺めていた・・・・


暫くして待っていたが・・・・入り口で揉める声や音がし始めた。
殴り殴られの音・・・・誰だという叫びまで聞こえた。

それでも仲間達の声しかしなかった・・・
一人が襟首を掴まれて案内して来た姿に驚いた。
その男を投げ捨てユメノを見つけると、素早く腕を掴み引き寄せてイチカが居る場所へ向かった。
何度も謝るユメノの頭を撫でて端に寄せ待てと言うと、イチカからオミを離した。

『イチカ?』
声をかけて覗き混むイチカの兄・・・
『お兄ちゃん?』
『何もされてないか?』
『大丈夫(笑)、お兄さんに・・・』
と振り向いたイチカが驚いた。

肘をつき驚いた顔をしていたオミが居たのだ。
ふいに起き出したオミ・・・フユキと互いに胸ぐらを掴み睨み合った。

『喧嘩はいけません!
ちょっと、この お兄さんに用事があって、それは悲しい事だったから背中を貸しただけですよ?
お兄ちゃん・・・今は離して下さい!大丈夫だから・・・・お兄ちゃんってば!』
二人の手を離そうと頑張るイチカに観念して手を弛める兄に笑み、オミに微笑んだ。

『さっき話した、お兄ちゃんです(笑)。私からの伝言は終わりです』
帰ろうと兄の手を繋ぐイチカだったが、動かないので見上げた。
『フユキ?』
『オミが何でココに?』
『こいつが妹か?』
『そうだ・・・手は出すなと言ったぞ?』
『してねーよ・・・な?』
『 ・・・・・』
『なんで黙んだよ・・・』

ふと兄を見上げるイチカだった。
小さな子供のように兄の体に手を回して見上げるイチカがいた。

目を合わせイチカに微笑んだ兄・・・
『同じ学校のヤツだ(笑)』
『お友達?』
『に(笑) なったばかりの』
『今日、遊ぶって言ってた?』
『そうだ(笑)』

『お兄ちゃんはバイク、乗れたの?』
『乗れんぞ?(笑)』
『乗りたい(笑)』
『じゃ帰ろう・・・』
『(笑)バイクで来たの?』
そうだと笑む姿に、笑み返すとオミに お辞儀をしてサヨナラを言った。

『あ、ユメちゃんは?
お兄ちゃん(笑)バイクはまた今度にね、ユメちゃんと帰るね』
『えっ・・・一緒に帰るぞ?』
『だってお友達と遊ぶんでしょ? 一人で帰れるし(笑)大丈夫よ』
じゃーねと笑うイチカが手をふると、ユメノと手を繋ぎ帰っていく。

『イチカー!車に気を付けろー!』
『はーい!』
楽し気に帰るイチカに笑むと、オミに手をあげイチカの後に続いた。
ハズキが引き止めて声をかける。

『遊ぼーぜ(笑)』
『また今度な(笑)イチカの飯を作んねーと』
『お前が?』
そうだと頷く彼に笑み返した。

『フユキー(笑)イチカの許可は貰ったろ。遊ぼーぜ(笑)』
『オミ(笑)俺は言ったよな。優先順位は崩さねーぞ』
『じゃ俺にも食わせろ(笑)昼飯食ってねーし』
『全部はいれねーよ。イチカが疲れるだろ・・・』

『あー(笑)泊りに行ってもいいか?』
『騒がねーか?』
『し、しない・・・』
『たぶんじゃ追い出すぞ・・・ボコってからな』
『イチカに見られんじゃん』
『名前は呼ぶな。イチカは大事な妹だかんな。
ボコりは出してからに決まってんだろ(笑)』
呆れたように眺めるオミ・・・連絡するというと皆で神社を後にしたのだった。


その夜・・・・本当に泊りにきたオミとハズキとカオル・・・・

最初に会った3人だけで やって来たのだった。
出来たばかりの真新しいマンションだった・・・・・

テーブルに買ってきたビールやツマミを置くと見学とばかりに室内を歩き回った。
ラップをしたままの皿を並べるフユキに驚きながら観察していた。


『手料理か(笑)いつからだ?』
『(笑)10年になるかな・・・』
『イチカから聞いたぞ(笑)同じように背中を貸すと言った・・・・』
『誰かが死んだのか?』
苦笑いしつつ、そうだと頷くオミを そっと笑み返した。

『ユキ・・・・何でドアを開けといてる?』
キッチンからグラスを持ってきたカオルが聞いてきた。
『(笑)イチカの安心・・・・俺が居なくなると思ってたからな。
今は大丈夫だが(笑)癖は抜けてないんだ。入んなよ!』

話していた彼らの声に気づいたイチカが起き出して、座っていたフユキの隣に座り皆を笑み眺めていたが・・・力なくソファーに滑り込んで眠ってしまった。

笑むフユキが、そっとタオルケットをかけて皿のラップを外していった。


話ながら飲み、あらゆる話をしていたがハズキ達が眠くなり床へ眠り込んだ。
オミと話すフユキ・・・・水やジュースに変えたフユキに苦笑いして一緒に飲みながら話を続けた。

『イチカは特殊か?何で見る?』
『知らん(笑)特別な時だけだ・・・頻繁に見てもない。
心配しないように秘密にしてるから、俺が知ってる事は黙っとけよ(笑)』

『(笑)囲うなら女にしろよ』
『いらねーよ(笑)イチカだけだ』
『お前・・・・女・・・・』
『じゃねーよ(笑)恋愛対象じゃねーぞ? 今は守りてーだけだし(笑)』

『保護者って、いねーのか?』
『金を出す親なら居る(笑)』
『ん?イチカは父親達って言ったぞ?』
苦笑いして、それ以上は話さないフユキに笑み、その話は止めたのだった。


それからは何かと泊りに来る人達に呆れながらも、楽しい時間は過ぎて行った。
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