tamiのブログ

このブログ・・・妄想ー空想大好きな私が、勝手に楽しんで・・・勝手に文字にしています。ボロボロですが(笑)

Me 4

2017-05-17 08:29:33 | 50on 『 ま~ 』
オープン……

各フロアに溢れる人達に笑み、出迎えるスタッフ…
一階は二重のドアになっていて、フロアの温度変化は少なくなっていた。
三人は出入口で立ち客を迎える。

建物の前に黒塗りの車が停まると、三人はそばへ行き出迎えた。
一人の老紳士が出て彼女達に笑み、店へ入っていった。

また二人の男女が出てくると彼女達は頭を下げて挨拶をした。
女性が彼女達を睨み付けていたが、男性が歩くと静かについていった。
全フロアを見てきた老紳士は秘書に耳うちする

「三人に話があると…上で話せますか?」
頷くと上の部屋へ通し呼びにいった。


「話があると呼ばれてる…」
紅は頷き各フロアに行って店を頼んだ。


ソファーに座る人達のそばに佇んだ彼女達に笑みで呟く。
「出だしは良さそうだな。これが一年続けば多少は大丈夫だろう」
「ですね(笑)」
「続く事を祈る」

「パリ店みたいに潰さなきゃ大丈夫でしょう…」
「アレはお前がミスったからじゃろ…」
「お父様…」
「違うか?深紅らが選んだスタッフを替えお前が弄った…半年後に行ったら、違ってたぞ…。
お前に経営力はないと知ったろ」
口は閉じろと言いたげに声にした人に苦笑いをする。

「ですが…」
「お前は馬鹿か(笑)知ってるくせに許可を出しおって…。けじめはつけんと、任せられん…」
隣にいた彼に呟くように言った。


「失礼いたします。…」
「来たか?(笑)言え…」
呼ばれていたろう人が来て、会釈して老紳士を眺めた。
「はい…失礼して読み上げます」
老紳士の顧問弁護士が書類を読み上げた。

「よって…この店舗は彼女達三人の共同名義とし会社から切り離す事にする。
また…ハイン氏の全株のうち、15パーセントを深紅様に、8パーセントを紅様と蒼様に譲渡し遺産として分け与える。以上でございます…」

「ん…切り離すはココだけだ(笑)この国で暮らしてよい」
「ありがとうございます…」
「まだ…礼を言うのは早い」
そう言われて彼を見つめた。

「これから数年は経営力を見極める。どちらに決めるかはお前らのでき次第(笑)。
理事らは了承した。□□国に店を出す。
深紅と共に行き成功させてみよ。協力しだいで上手く行くが…誤れば開店出来ないだろうな。

紫尹…足は引っ張るなよ(笑)お前のせいで店が出来なければ、お前に譲る遺産さえ消える(笑)
遺言にも書いたから心せい。良いか…二度目はない…(笑)何度目だったかな」

「お父様(怒)」
「まあよい。こやつを婿に選んだ褒美は出そう…。
ジホよ…不出来な娘で我慢しとるが…」

「互いに愛し結婚しました。幸せにします…」
「それを聞いて安心した。紫尹の言いなりではなく、己の力を信じ先をみよ。
お前の経営力と、深紅の物見が合わさればミスはない。
ライバルではない…よいか?」

「はい…期待に添えるよう頑張ります」
「ん(笑)紅と蒼…共に行き来し深紅を支えよ」
「行き来…」

「ココを拠点とし店を任す。紅は経営力がある(笑)。
ココを繁栄させよ。蒼は集客力の知恵が秀でておる(笑)。
何より三人なら機動力が上手い。

次のは春前から出向き選べ。見つかり次第始めよ。夏前にオープン出来るようにな…。
ある程度出来上がったら お前が行き、先に繋げ…
だから深紅、人を見る目があるお前が、店に相応しい人材を集めよ。彼がやり易いようにな…」

立ち上がり抱き締めた…
「深紅…彼女は出さん(笑)。邪魔はさせんよ。知らずにすまなかったな…」
「な、なにもしてないわ」
ムッとして言った彼女が睨む。

「紫尹よ…見張りはあるぞ!母親の声だけを聞くな。
言いなりじゃないか…。深紅と母親を引き離し、仕事をミスらせ…男まで」
怒りは抑えつつも、悟れと祈るような声音に変わった。
彼女は、バレてると黙ってしまった。

「ジホよ…こんなでいいのか?」
苦笑いするジホに笑う。
「年内に一度、下見に行け。
さぁ帰るか…紅、幸せにな(笑)出来れば二人にも探せ…」
「はい…ありがとうございました…」

「じゃあな(笑)紅が一番しっかり者だ。頼んだぞ…深紅と友達でいてくれて助かったわい(笑)」
笑みながら出ていった人達…

彼女達が座りこんだ…
「大丈夫ですか?(笑)まだですよ。既に手続きは完了とはいえ」
「□□国ね…」
「はい成功すれば自由です。その間に探しておきます(笑)恐らく」
小声にした男は、そっと呟き彼女と連絡を取るような話し方だった。

「□□に…」
「はい(笑)います。会長が別に探していたようで…」
「守って下さり…」
「いいえ(笑)彼女に頼まれて居ましたから…」

「ありがとうございます。お願いします…守ってて下さい」
言葉につまる弁護士に微笑んだ。

「仕事上…完璧な貴方は会長には必要な存在で(笑)徹底してましたから…。
まして、自分で出した手前(笑)。何より お姉さんの母親がいます(笑)」

「いつから…」
「出て行った数日後に会いました(笑)助けてくれたと…。
見張りがつくから、人形として生きなさいと…。出ないと危ないから生きる力を蓄えてから逃げろと(笑)」

「子供の貴女に言ったのですか?(笑)」
「生きる術を(笑)。気づいたから武術を習わせ、外国語の家庭教師をと助言してくれたのでしょう?貴方が会長に…」

「最後の仕事になるように…」
「頑張ります(笑)」
「まだ…見張りはつきます。恐らく…」
「彼女ですね…」
「気をつけて…」
帰って行く弁護士に感謝した。


「下に行かなきゃ…」
「ん…メール入った、人数制限してるみたい。警備員じゃなくSPで正解(笑)頑張ろう…」
深紅が抱きついた。

「ありがとう…頑張るよ」
「私達が感謝してるよ。なかなか離れない私達に…会長が聞いたのよ。一生の友かって…」

「もちろんハイっていったら、大学の費用を出すから一緒に学べと脅されたわ(笑)。
守るは深紅の心と…出来るかと」

「だから頑張れた。貴女がいたから(笑)」
「私は助けて貰えた(笑)大学行きたくても親の経済力なかったから。
父は恩返しすればいいだろって。母は、なかなかないって(笑)一生の親友は出来ない。

あとで、ありがとうすればいいよって…。
だから深紅…ありがとう」
涙し抱きつく三人が笑う。

「力を合わせなきゃ…。会長の助けはない」
「そっちの見張りはないけど」
「紫尹さんと、おばさまね」
「あとにしよ(笑)」
三人は階段をかけ降りた…



シャッターが閉まると一階に集まったスタッフが拍手した。
「長かった…」
『ん…長かった(笑)お疲れさま』
レジを締めて各フロアのチーフ達が集まる。
各自の改善策を記入して帰って行った。



互いに気づく点があれば報告しあい毎日のようにレポートを出してくれた。

初めての休み前に親睦会としょうし近所の店を貸し切り招待した。
同席OKにしたので、身内や友人を連れてやってきていた。

楽しむスタッフに安堵し、飲み始めた。
奥に静かに飲んでいると、ミラが兄を連れてきた。

「すみません…たくさん呼んじゃいました…」
「気にしないで(笑)。おばさんは無理だった?」
「稼ぐ時期だから飲みに来てと」
「了解(笑)たくさん食べて」

「ここで飲んでいいか?」
満面の笑みで呟く。
「飲みたい?(笑)奥さんは?」
「知り合いがいて一緒だ…」
「仕方ない(笑)」
「よーし(笑)ウォッカだ!」
「あったの?」
「頼んだら瓶ごとよこしたぞ(笑)気がきく店だな…」
グラスにいれながら言った。

「カンパーイ(笑)」
「ありがとよ(笑)妹を頼むな」
互いに笑い飲み始めた姿に彼女達が呆れた。


いつの間にかセイがいた。
「あれ(笑)誰関係で入れた?」
「そりゃ紅だろ~」
「スタッフ関係だけよぉ…」
「構わん!(笑)ウォッカがない」
店員に頼む声に笑う。
『テキーラですか?大丈夫ですか?飲めます?』
『くださーい(笑)』
『これ旨いぞ(笑)』
『マジ?』
二人でツマミを食べて笑っている姿に皆も笑いだした。

『本当に飲む気?』
『おっ(笑)ジナ。こいつが深紅だ、ゆういつ酒飲みに付き合ってくれてる(笑)』
言われて彼女を見た女性は、すまなそうに・・・それでも笑みで返した。

『ありがとう…(笑)飲み過ぎに気をつけて…本当に延々と飲むのよ…誰もついていけなくて…』
『同等だから大丈夫だ(笑)ジナは飲むなよ』
『ジュース飲んでるわ(笑)』
『話は?出来たか?』

『してるよ(笑)久しぶりだし、楽しいわ…。友人が包装専門に回れたと喜んでて…感謝してました。
専門職だから、なかなか仕事がって悩んでて…』
『カンさんかな…ハン』
『カンです(笑)』

『凄いですよね…あの手は半端ない(笑)なんでも可愛く包まれてくの…』
『私達が感謝ですよ。お客様に上手く対応してくれるから』

会話を楽しむ彼女に微笑んで
『可愛いだろ』と深紅をみた。
「か…わいい…(笑)」
『だからジナが可愛いんだ!』
バシッっと彼を叩き、真っ赤になった。

『恥ずかしい…』
『あーこいつは言葉を知らん』
『叫んだら皆に聞こえるわよ』
『正直者だからな(笑)構わん』
意味不明で目が点になっていた彼女に笑う。

『飲むぞぉ(笑)』
『おー(笑)。旨い、食べたら?』
何だとジナをみた。
『貴女が食べて。(笑)しっかり栄養つけないと倒れるわよ』
蒼が訳してくれて笑みを浮かべた。

『ありがとう(笑)』
『友達と…話す………』
紅をみて訳せと微笑んだ。
「友達と話すなら、置いていけば?って伝えて(笑)飲んでるしって…」
と笑うと通訳して話した。
『ありがとう…』
そう言って行くジナを捕まえた。

『なんだよ…』
『久しぶりだから話がしたかったからぁ…』
呟く彼女を解放しながら笑み返した。
『終わったら来いよ(笑)』
と見送った人に苦笑いをする。

笑いだす深紅に気付き声にした。
『お前も好きな人が出来たら分かるぞ(笑)。一緒にいたいもんだ』
『へぇ…』
『わかるのか?』
『か?』
『あっ…適当だったな(笑)』
グラスに満杯にし乾杯した。

深紅の携帯が光り…携帯を持って外に出た。
「準備は?」
「出来ました。出発は…」
「明後日の昼に…いいか?」
「はい(笑)大丈夫です」

「口を出さず…すまなかった」
「いいえ(笑)姉さんも一緒に行きませんか?…気分転換になるかと思って…」
「聞いてみるが…深紅は平気なのか?」
「分かりませんが…和解はしたいです…」

「今回はパスしよう…重要だから次の機会に」
「…じゃ明後日に(笑)」
「あぁ…試されるが…」
「はいライバルじゃなくチームですね…」
「頑張ろう…」
「はい…」
店先のベンチに座る深紅…
ライトアップされた店を眺めみていた。

「会えて良かった(笑)」
言いながら隣に座った人を眺める。
「仕事?」
「本業が明日からな…暫く会えないから今日こそって(笑)ウロついてみたんだ…」

「長い?」
「1週間かな(笑)。寂しいか?」
「蒼に言っとく(笑)」
「ハクも確かに一緒だが…。店が賑やかだな…」
「スタッフと親睦会してんの(笑)。おっさん飲み放題だから、すっごい飲んでる」

「俺たちは?」
「ミラが気づかなかった(笑)」
「ヤツめ(笑)」
「ハクは?帰った?(笑)」
「明日出発だしな(笑)。じゃな…顔もみたし(笑)土産買ってきてやる…」

「水中カメラ持ってる?」
「撮ってこいって?」
笑みながら頷く彼女に苦笑いだ。
「使えたらな…(笑)ごめん」
そう言って抱き締めた。

「なんでごめん?」
腕の中で呟く彼女に微笑んで見つめた。
「抱きつかれたから(笑)。元気の充電完了…」
「(笑)互いに?」
「かもな…じゃな、店頑張れ」
と帰って行った。


『イズミか?…帰ったか(笑)仕事だしな…』
顔を覗かせて呟く人に彼女が笑った。
『一緒、行く?』
『今回はな(笑)三人で出したから大丈夫なんだ』

『へぇ…』
間を置いた返事…
『分からんだろ(笑)』
『飲む(笑)』
『ごまかしたかぁ…(笑)』
と二人は店内へ入った。
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