tamiのブログ

このブログ・・・妄想ー空想大好きな私が、勝手に楽しんで・・・勝手に文字にしています。ボロボロですが(笑)

ハロウィン2016 -3

2016-10-29 14:24:47 | イベント 関係の お話
ある日・・・

そっと額に手を乗せた兄と目が合った・・・・
『ほら、飲め・・・ゆっくりだかんな』
頷いた彼女が、抱き起こされ水を飲まされた。
汗を拭きと 甲斐甲斐しく世話をやく兄に笑み、また眠りについたのだった。

水分を取らずに寝ていた彼女・・・爆睡していても無理矢理起こし、水分補給をさせられていた。

『うつるよ・・・』
隣に寝ていた兄の耳元で囁いた彼女・・・彼女を眺め微笑むと額に手をあて熱の具合を確認していた。

『馬鹿は風邪引かねーんだ(笑)、何か食べれるか?』
聞かれ苦笑いして馬鹿じゃないとクビをふると、眠りについた。


チャイムがなりモニタを眺める・・・仕方ないと玄関へ行き招き入れた。
『わりー(笑)泊めてくれ・・・』
『飲み過ぎだろ・・・今日は絶対暴れんな!じゃないと追い出すからな』
怒りを抑え言うと、直ぐにキッチンへ入り込んだ。

小さな鍋で作っていたのは、粥だった・・・・
『ん?誰が食う? イチカ?』
『熱があんだよ・・・寝かせたいから騒ぐな・・・』
『あーヤベェ(笑)呼んじまったぞ・・・』
『誰だ・・・多くは無理だぞ・・・』
それは知る彼は携帯を出して電話をかけたのだった。

『あー俺(笑)ユキんとこは駄目だ、他は返せ』
そういうと直ぐに電話を切った彼に驚き眺めた。
『てめえ、誰を呼んでる?』
『だから断ってやったろ。来んのはハズキ達だけだ・・・』

『オミ・・・何かあったのか?』
様子が違う彼を眺め、火を止めて そばへ行く。
バレたと項垂れた彼をソファーに座らせた。

『話すか?』
『あー今は無理・・・抑えんので精一杯・・・・』
『水は?飲むか?』
『イチカの水(笑)、旨い水なら飲むぞ・・・』

笑いながら話した彼に、フユキがキッチンへ向かいグラスへ注ぐと彼の手へ掴ませ口へ運んでやった。
戸惑うオミへ飲ませる・・・・

『落ち着いたら話せ(笑)ちゃんと聞いてやんぞ・・・今は寝とけ』
フユキに言われ苦笑いをすると、静かに目を閉じた彼がいた。

『なぁ(笑)イチカの隣で寝ていいか?』
『駄目に決まってんだろ・・・余計に治んねーよ』
『静かに寝てーんだよな・・・』
残念そうに呟くオミは静かに目を閉じた。

『なんで お前はイチカの寝息で寝れんだよ・・・・魘されてねーが熱は下がってねえ。それに、お前の女じゃねーぞ?』
『だよな・・・不思議なんだよな・・・だけど爆睡してーんだ・・・』
言われたフユキは考えた・・・オミは、精神的に弱ると何故か妹のイチカの隣で眠りたがる。

『オミ、イチカがマメに起きてる(笑)それに皆が来んだろ?』
『あーだったな・・・』
ハァと ため息をしたフユキが話す
『これからイチカの飯を食わせろ(笑)いいか、無理には食わせんな』

『俺が食わせんのか?』
『(笑)食ったら寝んだぞ?』
『あー(笑)今より深くか・・・』
そうだとフユキが準備したトレイを持ちイチカの部屋へ入り込んだ。


『イチカー(笑)飯を食え』
布団を捲り準備をするオミに、抵抗もせずに力なく眺めていた。
『ん? ユキなら奴らの飯をな(笑)だから俺で我慢しろ』
座るオミに寄りかからせ、粥を冷ましながら口へ運んでやった。

大人しく食べるイチカが、食べる度にオミを眺めた。
『水がいい・・・』
『飯は? 食わねーと薬が無駄だぞ?』

『お兄ちゃんがいい・・・』
『後から来る。痛くて食べれねーのか?』
頷くイチカに笑み、仕方ないと口を拭いてやると、静かにベットに戻す・・・・すると寝始めたイチカだった。

仕方ないとトレイを持ち部屋を出て行く・・・皆が来ていた。


ハズキ達が来るとフユキは苦笑いして静かにさせた。
自宅のように振る舞う・・・リビングで寛ぐハズキとカオルは、笑いを堪えながら大量に買い込んできたビールを飲んでいた。

カオルが数本残し、冷蔵庫へ運ぶ・・・
『ユキ(笑)飯と一緒に飲みてーから頼んだ』
『作ってるよ(笑)待っとけ』
『わりぃ(笑)』
いいやと口を引くフユキだった。

『オミは寝てんのか?』
『だ(笑)具合わりーんだよな・・・』
『イッちゃん?何?なんで?』
『風邪ひいてんだ(笑)飯も食うし薬も飲んでる。下がらねーなら病院に連れてくさ』
『 ・・・・・オミ、寝てるよな・・・隣』
『だな』

『 ・・・・死んでたんだ。探してた女が死んでた事を知ったからか?』
『 ・・・・だから隣で寝たかったのか』
オミの今を聞いて納得したフユキが苦笑いをした。
作っていたモノを皿へうつすと、カオルに持たせ彼は眠る二人を覗いた。

『ユキ・・・・オミはロリコンか?』
フッと鼻で笑うフユキ・・・嫌そうなカオルを押してリビングへ戻った。
『オミが言うには(笑)、イチカの隣は空気が澄んでて寝やすいんだとよ。
それは弱った時だけに通用するらしいぞ(笑)』

『へぇ(笑)。ま、ラッキーだよな・・一度眠れば起きねーし(笑)』
『ハズキ(笑)だから、ガキの隣はなんでだ?』
『知らねーよ(笑)』
『ユキ(笑)オミに取られんじゃね?』
『大丈夫だろ(笑)イチカは少し諦めてる・・・・
それより聞いてるか?オミの親・・・』
『あーそっちの疲れか(笑)、大学は行けそうだが嫌がらせは続いてるらしいぞ・・・』

『ユキ・・・・引っ越すか?』
『通うけど?』
『遠いだろ(笑)』
『転校はさせたくねーしな』
『どこまで世話すんだよ・・・』
苦笑いするフユキに呆れる彼らを眺めていたが・・・・

声がした気がしてフユキはイチカの部屋に行った。
泣きながらオミを離そうとするイチカに苦笑いをした。
『オミが看病してたんだ(笑)』
『熱い・・・お兄ちゃん・・・』

おでこに貼った冷えピタを変えて、仕方ないと抱き上げたフユキは自分の部屋に連れていく。
ギュッと抱き締めて静かに寝かせたフユキがいた。

何でだと起き出したオミの声に苦笑いをしてイチカを眺めた。
フユキの服を掴み眠る姿に苦笑いをする・・・・暫く一緒に寝ていたが静かに部屋を出たのだった。


『諦めろ(笑)』
『寝た?』
『駄目だ(笑)泣かせんな』
『オミ(笑)諦めろ、体調が戻ったらにしとけよ・・・』
ハァと飲み込んだオミに仕方ないと付き合うフユキ達だった。




見舞いに来たユメノは、睨まれた中で話をしていた。
フユキが部屋に入る事を禁止していたのだ。
トウコ達が笑いながら勉強をしていた。

受験の季節になったのだ・・・怠さのとれないイチカは体力が回復するまでと寝かされていた。
二人が一緒にいると、体を休ませる事なく喋り倒しイチカは疲れで爆睡する事もあった。

学校も行けず勉強も出遅れると、トウコに頼みユメノと距離を置いて勉強をしていたのだ。
それでもユメノが聞く事が多くトウコが驚いていた。

『フユキが教えてるの?』
『詰まった時はな(笑)殆どは自分で教科書を睨んで勉強してる』
『へぇ(笑)』
『ユキ・・・オミの留学は聞いてるか?』
『するって?』
『ん?聞いてたのか?』
『お前らには言ってねーのか?』
『あー(笑)ユキがオミの保護者だったのか・・・・』
ハハハと笑う彼らに、トウコ達が悲し気に微笑んだ。

『トウコ(笑)、お前も頑張れ・・・』
『遊んでたわりに出来がいいのね(笑)私は安全圏に入ってるけど?』
『暴れてても勉強は、時間があればしてたんだ。大学は遊ぶ最後の時間だろ?』
笑いながら話すカオルとハズキに、トウコとミチルが笑み返した。

『あー(笑)ユメノが寝落ちした』
呟くフユキの声に笑み、イチカの部屋を眺めた。
驚きながらタオルをかけたイチカが、フユキを見て微笑んだ。
そっと来たイチカが兄を見て呟く。

『お兄ちゃん・・・私、養生出来る病院に入るよ・・・
そしたら大学は行きやすくなるよ?』
『気にすんな(笑)、最初だけ我慢してくれたら他の時間は今まで通りに居れるぞ?』

『(笑)我慢は出来るよ?だけど、倒れたら困る・・・・』
微笑んだフユキがイチカの頭を撫でて部屋へと連れて行った。

『イチカ(笑)今は何も考えんな・・・』
『お兄ちゃんの時間が・・・』
『前にも言ったろ(笑)イチカと一緒に頑張る事が俺の時間でもあるって・・・・
苦しくねーし(笑)イチカと居る時間も楽しいぞ?
友達も増えたし・・・・』

『だけど、怒られるよ?』
『それもイチカの前で言ったろ(笑)イチカの手は離さねーって。
ちゃんと大学は行くし文句は言わせねーから安心しとけ・・・』
『お兄ちゃん、ごめんね・・・』
大丈夫だと抱き寄せたフユキがいた。
泣きながら眠ったイチカだった。



『そろそろ話せ(笑)その深ーい状態は、話せば少しは軽くなんねーのか?』
『 ・・・どうだかな(笑)』
『なら、全員が合格して大学行きが決定して落ち着いたら聞き出そう(笑)ユメノが先を不安がってるし、私も頑張らないとね・・・』

『国立は確実に狙えんだろ?』
『そうよ(笑)バイトしまくって、お金を貯めて早くユメノと出なきゃ・・・』
それぞれに事情があるが、それを乗り越えるべく大人を利用して生きている仲間を、互いに励ましてきていた。

オミが来ると、互いにイチカを守るべく勉強に励ませた。
寝かせないように引き留め、時間を見て頑張る皆へ優しいフユキの眼差しが来る。

イチカと寝たいオミだけが、諦めたように勉強するのだった。


そして その時期に突入する・・・寝泊まりし集中する兄や姉達を静かに応援し、出来る事を二人で頑張るイチカとユメノだった。

それでも買い出しは日中だけになり、夕方になれば外出は禁止になった。
進級試験をパスしたイチカ達は、兄達を安心させ本当に安堵した兄達も頑張った。

ハロウィンもクリスマスも返上し、正月も無かった・・・・
街中の景色は日中だけになり、バレンタインも近づくと ようやく顔色も違ってきた兄達に安堵した。

イベントは学校だけの中ですませたユメノ達もいた。
なぜか今は一緒に暮らすユメノと帰ってきたイチカだった。

兄達が決めた事に違和感もないイチカ・・・・ユメノは姉から言われ、家の人達にはホッとされイチカの家で暮らし始めたのだ。

それでもユメノはイチカに合わせ、楽しい日々を過ごしたのだった。


そして・・・何故か・・・・
『ユメちゃんとお別れかな・・・』
『分からない・・・・』
フユキはイチカの荷を纏め始めた・・・カオルとトウコはユメノの荷を纏めたのだ。

理由を知らされない事で不安になり、二人はそっと家を飛び出したのだった。


慌てたのは兄達だった。
いつの間にか居ない二人に、焦るフユキがいた。
飛び出した彼の後を追うカオル・・・・ハズキとオミにも連絡が入り、仲間達で大捜索が始まった・・・


行く宛てもなく・・・・海辺で座り込む二人だった。
泣き疲れたユメノはイチカと寄り添って温めあった・・・・

『良かった・・・・』
二人を見つけたオミが呟き、皆へ連絡をしていたが、隣を走り出したフユキに驚いた。

ゆっくりと倒れ込む姿が見えたのだ。
オミも走りだした・・・・ユメノを抱き上げて、フユキが抱いたイチカを眺める。

『病院?家?』
『取り合えず家に戻ろう(笑)』
『イチカは大丈夫か?ユメノは疲れだろうが・・・・』
ユメノの様子を見ていたオミが、イチカを覗き見て聞いていた。
大丈夫という笑みで安堵して、二人はフユキが持ってきた上着を被せ海辺から離れた。


次々と戻ってきた彼らに礼を言い、トウコはミチルと食事を作った。
フユキは安心したようにイチカの隣で寝ていたのだ・・・

入り口で腕を組み眺めているオミに、皆は様子を探るように見ていた。
気づくオミは苦笑いをして皆が居た場所へ戻るとフゥと息をはき話を始めたのだった。
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