tamiのブログ

このブログ・・・妄想ー空想大好きな私が、勝手に楽しんで・・・勝手に文字にしています。ボロボロですが(笑)

two eye 12

2016-11-08 08:26:32 | two eye
大量の本は山ずみされて窓際に置かれていた。
ラジオから聞こえる声が邪魔にならない位の音で室内を包んでいた。

そっと様子見で帰って来たサクヤが、彼女を探す・・・
部屋の違和感はリビングの配置だと気づいた彼が安心したように苦笑いをした。

ソファーが窓の方へ向いて置いてあったのだ・・・・その端から彼女の足が見え、笑いながら近付く。

ソファーの前にあるテーブル・・・窓との間の床に寝そべって眠るアヤノがいた。
隣に寝そべり優しく彼女を抱き締めたサクヤ。
彼女の体へ足まで乗せて起こす・・・

『風邪を引くぞ(笑)』
『ん・・・・』
自分へ向き直させ彼女に笑むサクヤに笑み返し見つめるアヤノの笑み。
『様子を見にきたが(笑)大丈夫そうだな・・・』

『時々(笑)お祖父さんが来てくれてるから、色んな話をして時間潰ししてる。
もう店に行っていい?』
『ごめん、刑事まで張り付いてる・・・それでも安心とは思えない』

『そっか・・・・裏の図書館は?』
『んー・・・・日中なら(笑)、そのかわりレンの見張りは完璧にしてくれないとな・・・・』

「時々、知らない男を見かけてるって言ってくれない?」
『近所で? レンの知らない人?』
そうだと頷くレンに笑み、サクヤに聞いた事を言った。
理解したサクヤが携帯を手にして、部屋に入っていった。

『あれはヤバイの?』
「誰かを調べるんじゃ? そういえば(笑)このマンションに、他の兄貴達も住んでたんです。内緒ですよ」

サクヤに聞こえないのに、そっと小声で話すレンに微笑んだ。
『いつも、こんな状態?』
「(笑)だいたいは。
兄貴達は腕が良くて、他の人達よりも稼げるんです。
同じ系列に手も出さないけど、欲しがる人達もいて(笑)。
利用したくて別の組織が(笑)」

『あー(笑)いわゆる、ヘッドハンティングね』
そうだと笑い頷くレンに微笑んだ。
『もしかして、それでレンが?』
「残念ながら・・・・」
苦笑いをするレン・・・そうだったかと彼女は床へ寝転んだ。

「パ!パンツ!」
見えていると叫ぶレンに驚き、慌てて裾を下げるアヤノが笑いだした。
『それはレンが見たから隠したのか?』
サクヤの声音に驚いて、彼女は飛び起きレンは思いきり振り向いた。

『見せんな!』
『偶然だから・・・・気を付ける・・・というか私の服を取りに行きたい』
数のない彼女・・・かろうじて誰かが揃えてくれた下着と数枚の部屋着しか無かったのだ。
外へは彼の上着で隠していた・・・・彼女が着て来た服しか無かったのだ。

『ごめん、もう少し待てよ(笑)』
『レン・・・・本当は意地悪?』
「違いますよ、本当に駄目な状況なんです。わざと服を取りに行かせない訳じゃないですよぉ・・・・」
『絶対? 囲われてるんじゃなく?』

信じろよとサクヤが笑いながら、抱き込んで座りだした。
『そんな陳腐な悪戯はしない(笑)、俺なら下着も準備しない』
『えっ・・・・』「えっ!」
驚いてサクヤを眺める二人・・・・

『トモヤさんが持って来てくれて・・・・』
『あーだったな(笑)、余計な事しやがって・・・・
あれはな(笑)トモの女が買ってきてくれたんだとさ。
部屋着まで買いやがって・・・・』
小声で呟くサクヤ・・・本当に嫌そうに言った事に驚いた。

『 ・・・・シャツと下着だけでも逃げるよ・・・・』
ん?と驚いてアヤノを眺めるサクヤに微笑んだ・・・・

『だから私の服を下さい(笑)、今じゃなくていいから・・・マジだからね!』
言い切ったアヤノに頷くサクヤ・・・・分かったと仕方ないと呟く彼に微笑んだ。

『頑張って我慢しとけ(笑)出てくるからな』
笑み何度も頷くアヤノ・・・見送りとサクヤの後ろを歩く・・・・
振り向いたサクヤが彼女を抱き込んで口付けた・・・・より深く口付けるサクヤ・・・絡ませてベッドへ運ぶ。

『出ないで待ってろよ(笑)』
頷くアヤノにキスをしながら話すサクヤに笑み返した。




トモヤから連絡が入り、入り口の紙袋を受けとれと言われた。
レンが確認してアヤノは素早く取り・・・女性が居たが笑み返しドアを閉めた。

トモヤの彼女だと思い感謝した・・・さっそく準備してくれた服に着替えるのだった。

『可愛い人だったね(笑)』
「俺も初めて会いました(笑)
それより、服のサイズを知って・・・・あーナオト兄貴だ」
『何?』
思い出すように話すレンに教えてと言った。

「不思議なんすけど(笑)ナオト兄貴とレント兄貴は見ただけで女のサイズを当てられるんです(笑)」
『凄いね(笑)特技だ・・・』
笑いながら言ったアヤノに微笑んで眺めた。

トモヤに礼をとメールしてリビングへ戻ったが、客だというチャイムが部屋に響いた。
モニターに写る女性は、さっきの人だとレンを見て微笑んだ。

扉を少し開ける・・・・
『サイズは大丈夫だったか心配になって・・・・』
そう言った女性に笑み返した。

『ありがとう(笑)貴女がトモヤさんの?』
『 ・・・はい(笑)会わずにって言われてたけど、友達が帰ったから内緒で聞きに来ちゃいました。
友達と選んだけど本当に大丈夫? それと靴(笑)渡しそびれて・・・』

申し無さげに笑む女性に、笑むと補助錠を外し新たな紙袋へアヤノは手を伸ばした。



鳴り止まない携帯・・・・とはいえ音は出ず光っていた事で不安になり、レンが玄関を見るとアヤノが居なかった。

連れ去られそうなアヤノの上着のポケットが光る・・・・
予備の携帯と気づくレンは焦りを抑えアヤノと一緒に出るのだった。

駐車場でもう一人の女性が眠らされていた。
アヤノと同じように捕まったのだと顔を歪ませた。

アヤノを拐う手助けをした女性は、泣きながら腕を捕まれていたが 別の車から子供が出て来た事で理由を知った。

ママと叫び・・・泣きながら女性へ抱きつく子供を謝りながら抱き返した。
言うなと何度も殴られ脅される女性は震えながら頷き、ようやく解放されたのだった。

車は走り出した・・・・・




映像を眺めながら考える・・・震えるトモヤも我慢して眺めていた。


トモヤが携帯を眺め、不審に思った彼は彼女へ連絡をした。
会わずに言われた部屋の前に置いてきたと言った。

電話の途中で呼び鈴がなり、友人だと言って電話は切れた。

トモヤがサクヤに話しメールを見せると、直ぐにアヤノへ連絡を入れたのだ。
繋がらず仲間と向かう間もサクヤとトモヤは携帯へかけ続けた。

繋がらないアヤノの携帯・・・予備へもかけるが不在を告げた。
トモヤの方は電源が落とされた・・・アナウンスに項垂れる・・・

争った形跡もなく、サクヤの部屋のドアに挟まる靴に目を止めた。

明らかに連れ去られたと思える状況だった。
防犯カメラをチェックし、状況を知ったのだ・・・・

『フユキ・・・・アヤノの兄貴にレンを探して貰え。レントは映像を全部に流して追え。
トモヤ・・・・兄貴んとこでも ぶっ潰すぞ! ナオト(笑)戦争の準備だ!』

『一応、おっちゃんには連絡いれんぞ(笑)使おうぜ!』
『おう(笑)、下は全部に弾除け着せろ』
『準備しといて正解(笑)』
ナオトが呟きながら出ていった。

拳を握りしめるトモヤの背を叩く。
『手を出されたんだ(笑)返すよな』
『当たり前だ!』
そう言うと一斉に部屋を出ていった。


タケルが長を訪ねる・・・・
『知っておる(笑)無事だから安心せい』
「移動しててな・・・場所がはっきりせんのよ(笑)」
『浮遊する護りは半端ないな(笑)』
「サクヤの怒りを沈めんと・・・手違いが起きる(笑)」

『ん?警察を利用すると聞いてないのか?』
「(笑)連絡はしたようじゃ・・・」
『タケルよ(笑)ちゃんと気を鎮めさせてから場所を教えなさい』

『 ・・・・焦りが向かわせております。レンを宥めるのに精一杯で・・・・今は気配もなく・・・』
『大丈夫だろ(笑)アヤノから離れん・・・今は落ち着きを取り戻したようだ・・・』

『分かるのですか?』
「わしがな(笑)」
目を閉じていた人に驚いて眺めていた。

『同じ護りは主と繋がるが(笑)護り同士も繋がりは出来る。
お前も早く仕上げろ(笑)つまらなくて遊んどるぞ』
『放浪癖が抜けず迷っておりました・・・・』
『向こうは苛立って遊びに出とるんだぞ?』


「俺の出番だろ?(笑)」
笑いながら入り込んで現れたセイに苦笑いをした。
「レンは大丈夫だ(笑)俺に気づいて笑ってだぞ。知らせろとさ・・・」

『なんで・・・』
「レンと話した日に俺も会って話してからの付き合いだ(笑)
やつも出るのが大好きで、兄貴のけつを追ってたんだ。
タケル(笑)しつけが足らねーぞ」

『本当にいいのか?』
「逝くより楽しーだろ(笑)お前が思うより楽しんでるぞ。
まールールに縛られんのは拒否りたいがな(笑)ちょっくら出てくんな」
フッと消えたセイに苦笑いをした。

『幼馴染みだ(笑)気心もある。信じて繋げばよい・・・・』
笑み頷くタケルが目を閉じた・・・・
「セイ(笑)サンキュ・・・・」
祈るようにセイの姿を思い出す・・・・笑みで返すセイに苦笑いをした。

『くっ・・・・・』
一気に怠さが彼を襲った・・・・
『体力が足りんな(笑)』
『これほど鍛えて・・・・』
「わりぃわりぃ(笑)わしが教えてたんじゃ・・・」

『一言下さい・・・今、繋げずとも出来たでしょう・・・』
「出来んよ(笑)タケル、お前から着かず離れずでセイが護りをみせておったからの」
ハァと項垂れるタケルに呆れ、二人はジッと眺めていたのだった。



やっと戻ったタケルは連絡を入れる・・・・すまなそうな互いの笑みに、微かな笑いでごまかした二人だった。
寝そべるタケルの隣に、同じようにセイは寝ころんだ。

「お前がいて、まっとうに死ねた(笑)妹を守れて嬉しかったぞ・・・
親ごと援助してんだろ・・・ありがとな」
『不安だろ・・・』
「今更かよ! 大丈夫だから先へ行け!助けてやる(笑)」
『あー(笑)頼んだ・・・・』

「距離が伸びねーから体力つけろよ(笑)力もな!レンに負けたくねー」
『ん?』
「ヤツは殴れる・・・俺は少ししか出来ねーぞ?何でだ?」

『悪い(笑)俺が止めてた・・・気がする』
「大丈夫だ(笑)自分よりもヤバい気がしたら逃げてたしな。
早く解放しとけよ(笑)マジでヤベー時は逃げらんねーだろ」
『そーする(笑)』
フッと自分に触れたタケルに驚いた・・・・

「そんな気ねーぞ(笑)」
ハハハと笑うセイに笑み返した。
『これで解放すんだよ、年下なら可愛い可愛いって出来んのにな(笑)』

「ん?お前がレンに力を貸してたのか?撫でてたろ・・・・
てか、馬鹿じゃねーの?誰がタケルを護んのよ・・・」
馬鹿だ阿呆だと文句を言いながら、レンと比べるセイに苦笑いをした。

『力はセーブしてくれよ・・・』
「ジジィに聞いてるから分かるさ(笑)さっき、やり過ぎて今は伸びてんだろ・・・悪かったな」

互いに笑むと静かに眠りにつかせた長・・・・
此方の二人は楽し気に、寝転ぶ二人を話のツマミに笑いあった。
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