tamiのブログ

このブログ・・・妄想ー空想大好きな私が、勝手に楽しんで・・・勝手に文字にしています。ボロボロですが(笑)

exceed 23 -end-

2017-03-07 12:38:55 | exceed
優しく靡く・・・温かな風はハズキを撫でて行く。
通り過ぎていく景色に笑みを浮かべ、時々触れる手の温かさに苦笑いをした。


『何で下?』
砂浜へ腰を下ろすハズキに笑み呟いた。
『(笑)自分の居場所を知る為に・・・あの時の想いは必要ないと思えたし』
『懐かしくて悲しんでた?』

『不安だった・・・だけど明るくなる光りで思い出してた・・・
ノリトも本当は皆の場所に居るかもって・・・なら私が交ざりに行けばいいと思えたから・・・』

『その思いが手?』
それは、どの時か気づいたハズキが苦笑いをする・・・

『あの中で・・・貴方の声がした(笑)。あの騒音の中だったのに・・・
私には音の無い場所なだけだった・・・お祖母ちゃんは居ないと・・・なら一緒にって。
その時に聞こえたの・・・貴方まで巻き込む怖さが生まれて・・・自分を後回しにしたの』

『ベルトを使って良かった・・・
普通に乗せてたらヤバいって、無意識に出してた・・・』
『ありがとう・・・』
彼女の笑みをジッと見つめたライン・・・そっと彼女の頬へ手を伸ばす・・・

見つめあったままに微笑んだハズキの目から離さなかったラインだった。
ホッとした笑み・・・頬から首へ・・・優しく引いて抱き寄せたライン・・・

『確かめたのね(笑)』
肩にのる彼女に頷く・・・
『笑顔と呼べる顔でも・・・目は違った・・・いつも心で笑って無かったろ。
どーしても気になって・・・目が離せなかった・・・本当に笑う瞬間もあったが・・・殆んどな(笑)
今は真実と思えたから嬉しかっただけだ』

『心配する顔しか見てなかったわ・・・何でバレるか不思議だった(笑)
気配がする時・・・私を確認する貴方だったと知ったから』

『逃げたろ(笑)、それも危険な場所へ行く決断を早めた理由な気がして怖かった。

だけどな・・・社長が笑って言ったんだ。自分を安定させて笑って、お帰りって言える自分になれってな(笑)
だから来た仕事は慎重に・・・終われば会えると誓ってたんだ』

『私は不安だった・・・怪我をしたらと怖かった・・・
タナセが・・・(笑)なら防ぐ方法は?って呟いた・・・何に違和感があるか聞いたって答えたらハンドルって・・・
なら貴方の安全な場所ならって(笑)専門家に聞いてホッとした自分を笑ったわ、タナセまでホッとしてた』

『(笑)サンキュ』
『知識は数多く(笑)。いつかの役に立つからと祖母から出されてたけど・・・それが今は糧になってた(笑)』
『ラッキーだな(笑)』
そうだと頷くハズキ・・・


『何もない俺だけど(笑)、ハズキのそばに居ていいか?
ダリアのツーじゃなく・・・その重りを外したハズキの隣にいたい・・・
笑う顔だけ見てたいから・・・』
『一瞬で戻るのよ? それは負担にならないの?』

『んーない(笑)。俺の前に来たら、全部を置いて来てくれるだろ?
一人のハズキとして・・・笑顔を見せてくれるか?』
そっと頷くハズキにホッとしたのか、より抱き締めた彼の手に微笑んだ。

『俺さ・・・今、気付いたけど携帯の番号・・・ハズキの・・・知らないんだよな・・・』
『あれ?私の携帯に入ってた・・・』
何でと考えるハズキ・・・

『タナ・・・セ?・・・』
『ほら(笑)出てきたぞ』
呟くハズキに笑み、遥か先の水平線を二人で眺めた。
笑みが浮かんだ頬へキスをして、彼女を引き寄せた。

『あったかい・・・』
目映さで笑みを浮かべたハズキに微笑んだラインだった・・・そっと彼女が触れた自分の指先を優しく絡ませたラインだった。


背から抱き込んで、水平線から切り離されていく陽射しに微笑んだ。
彼女の肩へ凭れ笑みを浮かべたライン・・・共に・・・その瞬間に笑みが重なる・・・

ハズキの笑みに気づくと優しく包み返してキスを落とした・・・




スッと出された写真に驚いて、了を眺めるハズキ・・・
柔らかな朝日を浴びて微笑んだ二人の姿があった・・・
『今頃(笑)彼もナナから貰ってるはずだ・・・』

『了さんも いたの?』
『俺はホテルの部屋から眺めてただけだ(笑)。撮りに行ったのはラースさんだけどね』
『ナオミさんを部屋に残して?』
『隣に居たろ(笑)。少し離れた場所で二人で眺めてたのは気づけたし』
『 ・・・』

『ハズキの笑みはノリトごと幸せなんだと思えよ(笑)。
皆が安心するし、先で待ってくれてるだろ・・・
ちゃんと報告しないとヤバい(笑)。だから頑張れ、俺も頑張るから』
そうだったと微笑んだハズキだった・・・

遊びに来ていたリヒトは、ノリトと楽し気に庭で話をしていた。
穏やかな笑みに微笑んだハズキ・・・皆の笑顔を思い浮かべた。

いつの間にか、自分の温かさに気づく・・・ヒューと鳴った口笛に気づくと庭で二人揃ってハズキを見ていたのだと知った。
そっと体を返したラインに笑み返した・・・


吹き込んだ風はカーテンを激しく揺らす・・・元の場所へ戻されたカーテン・・・
『あれは襲いに?』
『ん?そーなの?ヤバい?リヒト!それはヤバいの?』

『 ・・・(笑)違う。二人が幸せって意味だ・・・』
『(笑)そっか、なら助けに行かなくていいね』
『ラインさんの姿を近場で見たなら、ハズキちゃんは安心(笑)』
『(笑)分かった。近寄らない・・・邪魔したら可哀想だもんね』
『だな(笑)』


二人の笑い声が微かに聞こえた・・・それは本当の穏やかな日常の一部に交ざれた事だと思えた。

優しく口付けを落とすライン・・・包まれた安心・・・祖母の笑み・・・優しい笑みは、いつしかラインの笑みへ代わり始めた。

絡み付かれても穏やかさは自分から離れなかった事にホッとしたハズキだった。
『(笑)戻れたか?』

包まれた中で照れながら頷く・・・記憶を飛ばした事さえ、気づくのかと笑み返した。
ありがとう・・・彼へ伸ばした手に触れる彼の唇に微笑んだ・・・

『預けてい?』
『俺んだろ・・・』
『(笑)そうだった・・・ただいま』
『(笑)お帰り・・・』
互いの近さで囁く声音は、暖かな中へ少しずつ ・・・優しく浸り、沈むように入り込んでいったのだった・・・


-end-


終わったぁ(笑)
2017・2

また数話で止まり3ヶ月も放置していた事に気づくtami・・・
どーしよ、こーしよ・・・数度の放置を諦めてたけど頑張りました。

題もまだ・・・名付けてもない・・・だけどENDへ持ち込めた嬉しさは半端ないかも!

思いの外、楽しくて、思いの外・・・ENDを探した空想でした・・・残りへ・・・頑張ろ!

※完了!
お付き合い下さり、ありがとうございました。-tami-
2017・3 やっとだ・・・

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