tamiのブログ

このブログ・・・妄想ー空想大好きな私が、勝手に楽しんで・・・勝手に文字にしています。ボロボロですが(笑)

かぐや 14

2017-05-18 01:01:31 | かぐや < R >
玄関に立たされ、ハルトの頭を撫でて笑うレンは出ていった。
苦笑いしかしないカグヤを眺め・・・室内をハルトは眺めた。
仕方ないと中へと促すカグヤに引かれ・・・部屋を眺めた。

家具へ埃をよけるのか大きな布が被さるようにあった。
寝室だろう場所は開け放たれ、同じように布がかけられていた。
静かに布を引く・・・大きめのベッドが現れた。

カグヤの過去だろう場所と思え不安そうにカグヤを見つめた。
フゥと息をはくとハルトの手を繋ぎバスルームへ連れていかれた。

全部を確認すべくソコへ一人置かれたハルトは浴槽の縁へ座り項垂れた。
自分を抱き込んでも震えが止まらない・・・

いつの間にか来ていたカグヤは何も着ていなかった・・・驚いて見返すハルトに笑って呟く・・・
『着たまま入るの?(笑)帰りはどうする?』
確かにと笑う・・・暫く出していた事で湯気が籠り始め栓をした。


『あー残念だ(笑)』
『ん?』
服を脱いできたハルトが何だと呟く。
『タオルはあったが(笑)それだけしかない・・・涙も汚れもシャワーだけで流すしかない・・・』
アハハと笑うハルトを引いて、優しく飛び出した湯へ浸る。
擦るように触れた手に笑うハルト・・・それはカグヤにも触れた・・・


湯船で向き合い静かに自分を見ていたカグヤに笑み返した。
『街の明かりで・・・さ・・・思い出したんだ・・・
車のライトに照らされてた・・・スローでさ・・・流れてく姿で・・・
だけど一瞬でカグヤの顔が見えて・・・会いたくなって・・・だけど俺は動けなくて・・・

行っても入れない・・・自分の場所が無くなったから怖くて・・・ヒロにあたりそうで・・・悲しんでるヒロの目が怖くなって・・・

声が聞こえて・・・嬉しかった(笑)』

スーっと目の前に 移動したハルトはカグヤを抱き締めた。
自分の足の下へカグヤが伸ばした事で余裕が出たハルトは、より近くへ移動して抱き締めた。

肩から鎖骨へ口付けるカグヤに笑み、それは受けとるとジッと耐えた。
腰から回ったカグヤの手に笑う・・・微かな違和感・・・片方しかない手・・・背にあるカグヤの手に力が入る・・・それと同時に自分へ触れた手に気づく・・・
小さな漏れた声が響いた・・・

口付け絡まり始めると答えるように離さずに求めた。
飛び起きた気がしたが、カグヤのせいだと唇が笑う・・・
いつしか両手になった・・・引き寄せた間に挟まる自分・・・笑って遊ぶカグヤに照れながら笑み返した。

そっと耐えるように近づく・・・カグヤへ伸ばしてないと焦るが、優しく目を合わせ微笑んだカグヤ・・・小さな唸りで抱き返した。

愛しさが勝った・・・馴染むようにと祈りカグヤを押さえ込んだハルトだった・・・
新たな唸りで謝るハルト・・・それは昂りが増したからだった。

繋がったままに・・・互いの肩で話をする・・・それは全てハルトの過去・・・当時の想いを吐き出していく声だけ静かに聞くカグヤだった。

『カグヤ・・・』
『ん?』
『話せるカグヤの過去は・・・ある?』
『 ・・・』
悲し気な笑みに見えたハルトは、笑み返して抱き締めた。
『(笑)いいよ、二度と聞かない・・・』
背から撫で上げて首で止める、ハルトは そっとカグヤを引いて口付けた・・・

聞くなという気がした・・・それはカグヤには辛い事なのだと・・・そしてレンの事も・・・それでも そばにと、勝手に想うだけだと笑う・・・

触れた唇が笑む・・・正解かと気持ちを切り離すハルトだった・・・気持ちが伝わったのか、身で答えたカグヤは愛しい存在と改めなくても変わらないと思えた自分を知った。

自分だけのカグヤになった事は気づけた。
それは寒い日でもドアは閉じなかったからだ・・・さすがに拾ってきた事もあるが直ぐにリビングへ戻すようになった。

自分が入れば閉じる・・・カグヤ自身で・・・構わずに寝泊まりしていく誰かは居なくなった気もする。

時々・・・気弱な誰かを拾ってくる・・・部屋へ連れ込みバスルームへ籠り身綺麗にして自分で帰れと放置する。
それはハルト自身が可哀想だと、居場所を作ってやった。

投げ出すほどの人・・・それはハルトに謝るようにドアを閉じた・・・
手当てまでされ、呼ばれて部屋へ連れていく・・・
直ぐに戻りカグヤを抱いて誰かを消した・・・

ダルさはハルトだとすり替える・・・全部を消して新たに襲う・・・
が、結局は襲われ果てていくハルトだった・・・そのままに寝込むカグヤもいた。

それでもレンの存在だけは違った・・・だけどヒロがいる・・・事の終わりは必ず部屋から出す・・・来た以上にふらつくがタクシーにまで乗せる事もあった。


そして今回も・・・
回数が増える事に自分が奈落の底へ落とされそうで・・・それは同じだろうヒロに会いたくて来てしまう。
何度も謝るヒロに苦笑いをして気分を変えて話題をそらした。

夕焼けに綺麗だと二人で眺めたが・・・沸き起こった不安は取れずに、どうしようもなく解放してしまった。
ヒロには申し訳ない気持ちが溢れるが・・・病院に行くよりはマシだと気分を出した。

不意に真っ赤な夕日が目に止まり・・・それは事故の記憶へ素早くかわった。
言い様のない不安と恐怖が襲う・・・カグヤに会いたくても場所はないのだと思いしると余計に飛び出せず体まで動けなくなった。

目の前にまた現れたカグヤにホッとした自分を知った・・・



そっと覗き込むカグヤ・・・それは悲し気な笑みでもあった・・・また嫌な記憶を呼んだ自分に気づかれたのだと思えた。

『これは誰の?』
カグヤの胸へ運ばれた自分の手・・・・繋げたままに呟くカグヤだった。

『俺の・・・ 誰かに取られるんじゃなくて貸してるだけだ・・・
カグヤは俺だけの居場所だから。絶対に取り返せる・・・』
『信じてい?』
『捨てないでよ?』

『 ・・・ハルトの中に自分が居るのに何で捨てる?』
そうだったとカグヤにホッとした・・・

『ハルトを愛した・・・以外に伸びた手に心はない・・・
ハルが来なければ、私は出れない・・・隠してもいい・・・時々でもいい・・・温まりたいから連れてこい・・・

巻かれたモノを剥ぎ取れるのはハルトしかいない・・・溺れる前に連れ出せ・・・』

一つ一つの言葉がハルトへ染み込んでいく気がした。
自分だけのカグヤだと聞こえた嬉しさが身にしみた。

小さな唸りに笑い優しく抱く・・・揺れる中で浸り重なる肌に吸い付くように浸る。
耐えながら口付ける・・・優しく自分を呼んだカグヤの声に微笑んだ・・・


果てたのに離さないハルトに苦笑いをして、身を預けたカグヤ・・・荒さが取れず動く身で揺れているカグヤに微笑んだ。
話を繋げたくて離したくないハルトを知るから、拒否もしないカグヤに嬉しさが勝つ。

主導権を取れば全部をくれるカグヤもいた・・・事の終わりは取られる・・・気持ち良すぎて動けなくなるから・・・それで一緒に落ちてくれるカグヤだから幸せだと思う。

『カグヤが喜んでる気がする(笑)』
『だろうな(笑)ハルがあったかい・・・それが心地良い・・・』
『カグヤが離すな(笑)そう言ってる・・・カグヤの体で知るから・・・物凄く嬉しくなる・・・』
『あー(笑)足りないと言え』
『 ・・・』
真っ赤な顔のハルトに口付けたカグヤだった。

それは優しく揺らぎながら・・・巡らせる手に言葉が出なくなった。
ざわつきは自分だけでないと知った・・・唇が手についていく・・・

呼べばカグヤが戻る・・・腕を引かれ起こしたが・・・より張り付いた事で互いに声が漏れた。

目の前から消えないのはカグヤだけと知る・・・必ず見つめ返すカグヤと知る・・・ならば自分もカグヤの前で待てる自信は出来た気がした。

熱さに包まれたカグヤにキスを落とす・・・仰け反り始め身へ落とす・・・震え弾いてもキスを落として応えた。
より沈んだ中で互いの心をも繋いでいると感じる・・・

追い込むようにカグヤへ自分を落とす度に跳ねる・・・カグヤの心を少しずつ埋めれた幸せに浸るハルトだった。

その瞬間を知る・・・そしてハルトもまた連れ出された・・・
弾けた自分に照れ・・・熱さの消えないままに口付けて抱き締めた。
外の明るさに気づくと、深みへ互いを誘うように ともに落ちていった。



気づけば外は夕暮れの終わりを告げていた事に気づいた・・・
キスをして起こしたのはカグヤだと気づくと笑み返して抱き締めた。

『流して帰ろう(笑)』
『ここの・・・』
『明日来る(笑)』
何だとカグヤが出した携帯の画面を見つめるとレンからのメールだった。

-明日開くぞ、見せたくないなら今日中に出ろよ-

それは業務連絡のような文字だけだった。
苦笑いをした二人は早々に・・・
『ハル・・・』
『(笑)ごめん・・・』
歩けずに耐えたハルトにカグヤが呟いた・・・

『カグヤの愛が足に張り付いてて』
照れながら言ったハルトに、手を伸ばし 出した足を撫で上げた。
『元気出た(笑)』
『足にすがりついてたな(笑)胸に戻したから歩け』
ハルトを通り過ぎて胸へ止まるカグヤの手に頷いたハルトだった・・・

『ん?出しきってない?』
『触ったからだろ(笑)』
変わり始めた自分に苦笑いしかない・・・
『(笑)我慢しとけ』
シャワーの下へ入る二人だった。



帰り道で・・・
『(笑)長めの丈は予想して?』
歩きながら不意に触れるカグヤの手を止めたハルトは指まで絡めて自分へ来る手を防いだ。

『カグヤのせいだろ』
『待てる?出す?』
『やだよ・・・外ではヤバい』
スッと上着まで隠すハルトの姿に笑って、素早く足を進ませた。
『 ・・・』

『ん?抱くぞ?』
『うっ・・・』
唸り体を震わせたハルトに驚いた。
優しく背を撫でるカグヤの手に、静かに姿勢を戻して押し黙った・・・

『ごめん、ふざけ過ぎた・・・』
『何か気持ち悪い(笑)早く戻ろ』
急ぎ足に変わるハルトに、苦笑いをしてカグヤは歩いた。
『俺、こんなに もたなかったかな・・・』
歩きながら声にしたハルトに微笑んだカグヤだった・・・



ようやくカグヤの部屋に入り込む・・・脱ぎ出して入り込んだハルト・・・カグヤが背から回り手を添えた事に驚いた。
拭い取るような張り付きに焦り壁へ手をついて耐えた。

滑りが良くなった事でカグヤが離れず・・・ハルトは預けてしまった。
忍び込む事に焦るが、逃げもしたくないハルト・・・
足が広がる・・・それはカグヤの足が仕向けていた・・・自分を支える事で精一杯になった・・・

手へ向かう痺れは、全身へ巡り走り出した・・・熱さが増す息さえ溢れた。
カグヤまでが向かう・・・狙われ耐えるハルト・・・熱く反り出す自分・・・息を静かに吐き荒さを逃がした・・・

『カグヤ・・・』
『(笑)頑張れ』
それしか言わないと、ヤバいと離すが離れずに追い込まれて・・・それは間もなく終えた・・・

小刻みに震えが沸く・・・倒れないようにと支えるだけで精一杯だった。
味わう間はない・・・温かなシャワーの後に、いつもの香りが漂い始めた。

笑みながら自分に伸びたカグヤの手に添えて洗う・・・笑うハルトに微笑んだカグヤも自分の髪を洗い始めた。

流す間に自分の体を洗うハルト・・・髪を纏めた事に笑み、今度はカグヤを洗う・・・新たなソープの香りで余計に嬉しくなった。

ピンと添い上げたカグヤの手・・・苦笑いしかない・・・それが本音だ・・・
触れそうで触れない近さ・・・自分が作った印に嬉しくもあり、新たにつけようとカグヤの体を眺めながら考えていたのだ。

そのカグヤの指先で余計に煽るのだと思い出してもいた。
『心地良い疲れは(笑)俺にも幸せだし・・・カグヤも(笑)同じと分かるし』

呟くハルトに笑ってシャワーで泡を流すカグヤに笑み返した。


ベッドへ潜り身を張り付けるように重ねて抱き締めた。
その状態でもカグヤだけと放っていたハルトだった・・・笑うカグヤが揺らして遊ぶ・・・照れもカグヤだけ・・・

それでも我慢出来ずにカグヤを押さえたハルトが沈ませた。
より温まりソープの香りに互いに見つめ微笑んだ。

抱き込んで弾ませる・・・ベッドを味方につけてカグヤへ口付けた。
ぶらつく足を絡ませた・・・傾くほどに落ちるカグヤを引き寄せ、笑みながら落としていったのだった。

波打つように震えたカグヤを抱き込む・・・優しく包むと静かに布団を引いた。



目覚めたカグヤ・・・サラリとしていた自分に驚いて穏やかな寝息をしていたハルトにキスをした。
まだ明けきらない空を眺めるカグヤ・・・満たされた中で眠れた自分に苦笑いをした。

そっと身へ重なり指まで絡ませたハルトに振り向く・・・無意識にした事だと笑み静かに枕へ戻したカグヤ。

ハルトが先に進めたのだろうと思えた・・・いつものように辛く飛び起きない今回で気づいた。

今までは、少しでも思い出すと必ず飛び起きて抱きついていた。
それは寝た日でさえ・・・今回は完全に口にした・・・だから忘れろと願って抱いていた・・・ハルトの望むままに受け入れて。

壊れる怖さを余計に味わった気がしたカグヤだった。
深く自分に入り込んだハルト・・・取り出せない場所まで浸りに来るハルト・・・出したくないと気づいてからは、全部が大丈夫になった気がした。

受け入れる自分は構うなとハルト自身が、静かに忍び込むように入り込んだ。
最初は剥がしてやりたかったはずが、落ちていたのは自分で・・・拾ったのはハルトだと思えた。

あまりに優しくて、カグヤの全部を囲っていた事に気づいた・・・苦痛さえ沸かず大丈夫かと探るが、それさえ弾き自分へ走り込んできたハルトだった。

『ハルを愛してる(笑)頼むから離すな・・・』
小さなカグヤの囁き・・・
『俺がカグヤを愛してるんだぞ、祈るなよ・・・嫌だと剥がしても無理だ(笑)絶対に離れない・・・』
寝ながら呟いたハルトに苦笑いをした・・・

『寝入って呟いてもカグヤの声は聞こえてる(笑)
消しに来る不安も残ってるけど頑張れる自信はある(笑)完璧に消してやるからな!覚悟しとけ・・・』

怠さで動けないと分かったハルトは、苦笑いをしてカグヤを抱き込んだ・・・素早い寝息に笑み返したカグヤだった。
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