tamiのブログ

このブログ・・・妄想ー空想大好きな私が、勝手に楽しんで・・・勝手に文字にしています。ボロボロですが(笑)

ひなちゃんは! 14

2016-10-12 00:43:34 | ひなちゃん! 〈Rあり〉
《 パパのお家で遊ぶ! 》


週末・・・必ず泊まりにくるようになったヒナ。
緊急で仕事先にも一緒に出歩く事もあったが、それが楽しくて嬉しいヒナでもあった。

無理な時は泊まれないが、週末を楽しみにするヒナだった。

週末は確実に居ないヒナママ・・・ずっと当たり前で来ていたので気にもしていなかった。
塾に行かせられる事も少なくなり、喜んだヒナだった。

何より最近はルナが遊びに来る・・・
サクへ封筒を渡し、少し話をしている間にヒナはシュンと遊ぶ。

『それ何語?』
笑うだけのシュンに、へぇと相槌をして会話を成立させていた。

可笑しくて話どころではないサクが、優しい眼差しでヒナを見つめていた。

『見つかったか?』
『まだ(笑)』
『見つけたら?どうするって?』
『(笑)抜かりなく働かせて育てさせるでしょ・・・・親が一番(笑)』
『 ・・・・』
ポンポンと叩くルナに苦笑いをするサクだった。

『聞いたぞ(笑)、取り合えず安心だな・・・』
『ね(笑)前よりマシだわ』
『その辺の心配は多少減ったろ(笑)』
そうだと笑み頷くルナに笑み返した。

『パパはいつから、ルーちゃんとお友だち?』
『んー(笑)学校に行ってた頃?』
『一緒にお勉強して?』
『そうだ(笑)ヒナもしろよ』
『分かった(笑)』
笑うヒナは、シュンを優しく撫でる・・・嬉しいのか手足をばたつかせ声を出して笑うシュンにヒナが喜んだ。

『どこで(笑)お勉強したの?』
『ん?色んな場所だ(笑)、外国はな・・・ちゃんと勉強してたら怒られないんだ。
だから珈琲が飲めるカフェだったり、食事をするレストランだったり・・・学校の庭で宿題とか勉強をしてたんだぞ・・・』

『へぇ(笑)でも凄いね、食べながらお勉強出来るんだ!ヒナも頑張ろ』
『ヒナ?』
『ん?』
『ヒナは食べながらじゃないぞ?』
『なんで?』
『小学生は駄目だ(笑)』
『そうなんだぁ・・・・じゃ・・・いつ?』
『(笑)大学生かな』
『そっか(笑)頑張る』
体の前で握り締めた拳に力を込めて呟くヒナに微笑んだ。

『私は高校からだけどねぇ(笑)』
ハハハと笑うルナに笑み、二人で思い出していた。




やっと言葉を覚え入学したサクだった。
それでも言葉の壁は大きかった・・・戸惑いながらも授業を受けていく彼。

暫くして、ふと友達の中へ入らない女の子に気づいた。
誰かと会話をする事は少なかったのだ・・・

「君も留学したばかり?」
声をかけた自分を見上げ、笑み返した彼女。
「いいえ(笑)、貴方は途中からよね・・・優秀なんだ」
「言葉を覚えるのに半年かかった(笑)慣れるまで大変だな・・・・
ありがとう(笑)ゆっくり話してくれて・・・」

「(笑)いいえ」
「それは何を?」
トートバッグに詰まった本を眺め、ふと彼は聞いてみたのだ。
「調理関係の本(笑)」
「店を出すのか?」
「出したら面倒よ(笑)高く雇われるの・・・・」
笑う彼に、笑み返した彼女をみつめた。

「そいつ誰?」
歩いてくるゼンが声にした。
「クラスメイト(笑)」
「へぇ(笑)、ゼンだ・・・」
「 ・・・サクという(笑)」
手を出した彼へ笑み、握手する手が強くなった事に驚いた。

そのゼンの足を叩く彼女に驚き眺めていると、本を眺めている彼女の背から抱き込んで本を一緒に眺めた。

理解した彼は笑み、隣へ座ると彼らは話を始めるのだった。

経営を学ぶというゼンに驚いて、出版関係に夢を持つと聞き驚いたゼンにまた驚いた。

何度か会う内に打ち解けて、互いに遊ぶ事も多くなった。

課題が増えて、ようやく落ち着くとゼンを誘ったが・・・・
買い物をすませたサクはゼンの自宅へ向かった。

出れないゼンの代わりに、頼まれたモノを届けにきたのだ。
大きな家屋でセキュリティが凄かった事に驚いた・・・・
笑うゼンに荷物を渡すと、休んでいけと招かれた。

「ボンだったか(笑)」
サクの言葉に笑み、キッチンへ置くと珈琲を持ち戻ってきた。
「ありがとな(笑)、ルナが寝てるから出れなかったんだ」
「ん?一緒に?」
「ん?(笑)同じ部屋じゃないぞ」
笑うゼンに笑み返した。

「あいつは風邪だ(笑)移されないように閉じ込めてる・・・」
「下がったのか?」
「今朝は無かった(笑)、寝不足だろ・・・自分の管理がなってない」
「それ悪口?」
ルナが怠そうに出てきて、キッチンへ向かった。

「冷えた水なら入れといたぞ(笑)」
「サンキュ(笑)、これなに?」
カウンターにあるモノを眺めるルナが言った・・・確認して冷蔵庫や戸棚にしまう彼女だった。
「今日は休めよ・・・」
「連絡はした・・・お休みー」

大量に飲み込んで部屋に戻るルナを眺めゼンを眺めた。
「結婚してる?」
「(笑)してない」
「そう見えるぞ(笑)」
「そうなるからな・・・・」

「・・・・聞いていいか?」
「いいぞ、聞いて驚くな(笑)」
「 ・・・・」
「なんだ(笑)」
「親・・・・ゼンもルナも若い・・・二人はいないのか?」
「血の繋がる親なら居るぞ(笑)、俺も・・・ルナもな・・・
俺たちは家出中だ(笑)」

「留学の費用は?」
「出してるぞ?」
ん?と暫く考えて、話の先を変えたサク・・・
「ルナが未成年って聞いたが・・・身元保証とか大丈夫だったのか?」
「普通に作れたぞ?飛んでも追いに来ない親だっただけだ(笑)
サクは心配してくれてんのか?」

「一つ間違ったら犯罪者になるだろ・・・・せっかく留学してんのに」
「だな(笑)、戻れば捕まるかな・・・」
「ゼン・・・・」
「サク・・・・」
彼の迷うような顔を眺め、話し難い事なのだと感じた。

「ゼン(笑)いつかでいいぞ、今は卒業するのが先だ。
俺は少しクリアしたぞ・・・」
切り替えた話に笑むと、ゼンが笑み返した顔に微笑んだ。

「俺は出して卒業は確定(笑)」
「良かったな(笑)こっちの会社に就職か?」
「会社なら就職はしてるぞ(笑)これでも社長だ・・・」
「マジ?」
笑みを浮かべ頷くゼンに、笑い出したサクだった。

「俺はどうするかな・・・・」
「大手を狙うのか?」
「卒業次第で就職は出来る・・・出版社だからな・・・行きたいが、戻れと会社を見つけて待つ親も居るんだよな」
「(笑)どっちにしても夢は叶ってるな・・・」

「ルナは?」
「決めてない(笑)、あちこちのキッチンに入り込んでる」
「そうえいば(笑)店は出さないって言ってたな・・・何でだ?」

「 ・・・・・俺のせいかな、一ヶ所に長く止まれなくなるから・・・」
「 ・・・・・・言い難い話に繋がるか?」
小さく何度も頷くゼン目は悲し気だった。

「(笑)それでも楽しそうにルナは笑ってるぞ?
何かしてても、お前に繋がる事がルナには安心する場所なんだろ・・・」
だからルナは気にしていないだろと言った。

「それでいいと思うか?」
「(笑)泣いてないだろ・・・ゼンが迷うとルナも迷うんじゃないのか?
もしかして(笑)ルナが泣くとゼンも泣いてんのか?」
「 ・・・・・」
「マジか・・・・」
答えなかったゼンの様子に、驚いた・・・・一心同体だと思えたのだ。

「ゼン(笑)前にルナから聞いた事がある・・・・」
「何を?」
「同じ場所に同じ心があるなら、共に生きれる(笑)
それがゼンかと聞いたら、笑って頷いてた・・・・そういう事だろ?」
ハァと息をはくゼンに笑み返した。

「お前らは可愛いな(笑)」
「ままごとじゃ ねえぞ(笑)」
「知ってる(笑)気がする。
深い底まで、お前らは繋がってるんだ・・・迷うな(笑)」
静かに笑み頷くゼンだった。


それが続いている二人に、久しぶりに再会した時、何故かホッとした自分がいた。


あの時・・・・何気に読ませて貰った小説に二人をダブらせた。
ひたすら生きる為に頑張る主人公だった。
誰にでも向ける優しい表現の仕方に感心し、本にしたいとルナに泣きついて出版したのだ。

あれがあって自分の地位があがり、やりこなすルナがいて・・・職にも難なく遣ってこれていたサクだったのだ。

不思議な出逢いでユナと過ごし、ヒナは産まれた。
ルナが好きだったからと、自分へ何度も問うたが・・・・恋愛感情はルナに向かなかった。

ゼンにも問われたが・・・はっきり区別し、親友以上に思えないと自分でも確認した。

それは今も続いている。愛する気持ちは、ルナには家族のような温かさだったのだ。
ユナには また違う愛しい愛だと感じた。

『(笑)どこに飛んでるの?』
『ルナが寝込んだ時(笑)』
『 ・・・・風邪?初めて家に来た?』
『そうだ(笑)ゼンと話した時の事が懐かしいな・・・・』
『そうなんだ(笑)私はパーティの頃だと思ったわ。顔が緩んでるし』

思い出したのだろう、苦笑いしながら互いを眺めたのだった。


『大丈夫だな(笑)昔も・・・・今も』
『変わらず(笑)』
『そうしてくれ(笑)二人の為に』
彼の笑みに口をひくルナだった。
ジャンル:
モブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« ひなちゃんは! 13 | トップ | ひなちゃんは! 15 »

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。