tamiのブログ

このブログ・・・妄想ー空想大好きな私が、勝手に楽しんで・・・勝手に文字にしています。ボロボロですが(笑)

sibling 35

2017-02-12 00:22:12 | sibling
妙な違和感・・・自分で触れた肌に・・・
『ん?』
そっとシャワーの下で違和感を感じた場所を眺めた・・・
『何で?』
『ん?』
『わっ・・・』

突然聞こえた声に驚いた・・・いつの間にか入り込んでいた彼の声・・・真っ赤な顔で背を向けるルビーを抱き締めた。
シャワーの音が違って聞こえる・・・それは自分の心臓の音と交じる気がするほどに・・・

『何の ん?』
『 ・・・こ、ココに・・・』
思わず指をさしたが、覗こうとした彼を止めたルビーだった・・・
『赤く・・・』
『(笑)愛した印。俺のだから触るなって印・・・誰にも見せるな(笑)、それと話もなし・・・』
『 ・・・』
『恥ずかしいだろ(笑)』
確かにと頷くルビーだった。

『ルビーを思う気持ちが出ただけだ(笑)、ルビーは?俺につける?』
『 ・・・どうやって?』
『 ・・・・』
するのかと驚いた早瀬が苦笑いをした。

『ルビーはいい(笑)、いつも俺にキスしてくれるなら十分・・・』
『 ・・・いつも?』
『(笑)おやすみ、お帰り、おはよう、会話の始まりに(笑)離れる時に』
『み、皆が・・・』
『いても(笑)』

『 ・・・・(笑)おはようは・・・した事あった・・・』
『いつ?』
『手、手を止めて・・・話すから・・・』
『(笑)いつ?』
『意地悪だから(笑)言わない』
『(笑)いつ?』
『 ・・・』
『ココでする?』
『え・・・』
体を洗いながら触れる早瀬の手があった・・・会話の中でも触れる・・・

『か、帰るんだよね?』
『帰る(笑)仕事は休みだけどな』
『あ、とっ泊まるって・・・』
連絡するのを忘れたと、ルビーが気づいた。
『タケルが言ったはず(笑)、だけど時間になったらココは出なきゃな』
『帰ろ(笑) ん・・・』
震えるルビーを支える手に掴まった。

『ヒ、ヒナタさん・・・』
『(笑)ごめん・・・触れた嬉しさでつい・・・』
『私で遊んで』
『ない(笑)愛してるから・・・時間は関係なく抱いてたい・・・
物凄く悩んでるんだぞ(笑)。出なきゃならなくて・・・』
『な、悩みは(笑)捨てて』

『 ・・・・ルビー(笑)、それはココでしてもいいという言葉になる』
『えっ・・・』
驚いた顔に笑み優しく口付けをした・・・離れ難く絡ませる早瀬もいた。
『ヒナ・・・タ・・・』
『(笑)ごめん、後の楽しみにする』
『 ・・・』
黙るルビーをシャワーで流す・・・それから自分へと・・・


なかなか出ない早瀬は笑っていた。
手を引くルビーを掴まえてはキスをした。
荷物を入り口へ運ぶ・・・

バタンと閉まる音・・・出るという声・・・それはドアを開いたから聞こえた・・・
ルビーと目があったナツキが苦笑いをしたが・・・引き込まれたようにドアの向こうに消えた・・・

『時間だってー』
やっと出れたナツキが引き戻された・・・・アハハと笑うルビーもだった。
完全に遊ばれている二人・・・気付くまでに時間をようした。


そして、偶然の瞬間が来た・・・早瀬とタケルは互いに苦笑いをする・・・
ナツキが伸ばした手を素早く掴むルビー・・・
ナツキは笑い、その場所から飛び出した・・・・繋がれた手に笑むルビーも走った。


エレベーターホールで息を整える二人が互いに見合い笑いあった。
『玩具みたいでした(笑)』
『ルビーも?』
『(笑)はい、遊ばれてましたね』
『子供扱いだ・・・』
『大人が子供に返ったら大変(笑)悪知恵は半端ない・・・』

『不安は取れた?』
自分を心配していた顔に、嬉しくて大丈夫と微笑んだ。

『 ・・・(笑)パーティで、私はナツキって変身したんです。
だから簡単に引き剥がせました(笑)、タケル君を利用しますって人だらけ・・・それは嫌だって怖くて・・・冗談じゃないって(笑)取るなって頑張りました』

『(笑)ファイン?』
『あれは(笑)大人の女性で・・・タケル君を助ける誰かの分身・・・でした。
同じ香水で身を隠して(笑) ナツキさんと知って嬉しくて・・・時々、タケル君の服に付けてたの』
『 ・・・』

『ごめんなさい、早くに言えば良かった・・・
(笑)パーティが減ったから・・・大丈夫か不安で・・・』
そうかと苦笑いをしたナツキは、ルビーを優しく抱き締めた。

『ごめんね・・・』
『(笑)違いますよ、ありがとうでいいです』
『ありがとう(笑)大好きだよ』
『私もー(笑)。遊びに行こ!』
『出かけられる?』
『(笑)ナツキさん居るから平気』

『じゃないよな(笑)俺は?』
『俺はタケル君と休んで下さい(笑)』
『(笑)ナツキを返せ』
『やだ(笑)リコちゃんと私の優しいお兄さんだから』
『離せ(笑)』
『(笑)やだー』

『ルビー(笑)キスする?』
『しない』
『する・・・』
『き、聞きたいかも・・・』
『聞かれたし(笑)』
途端に顔を赤くしたルビーからチュッと可愛い音がした。
項垂れたルビーに笑ってナツキが優しく撫でたが・・・

『ファインは消した(笑)ナツキはそっち』
引き離した早瀬は笑うタケルへ預けボタンを押して荷を手にした。
フッと袋をタケルへ笑って手渡すとルビーを抱き込むのだった。

『それ・・・』
『ファインの脱け殻(笑)』
ルビーの呟きに笑って見つめたナツキだった。




無言の威圧・・・正座をする三人・・・彼らは有無もなく道場へ連れて来られたのだった。
ルビーも静かに・・・彼らも近くに正座をして項垂れた。

シンと静まる・・・
何も言わない父・・・丁寧に頭をさげるルビーが呟く。
『お父さん、ごめんなさい。
皆は私の不安を早く取る為に一緒に過ごしてくれてました』
『ルビーに身代わりをさせたから、結果的にこうなったんだろ!』

『自分から言いました。
・・・・悪口は嫌いですが・・・』
間を置いて そう言ったルビーは父を眺めて話をした。

『タケル君の・・・病院の方たちは、互いを利用し、誰かを利用して地位を上げているような気がしました。

抜き出た者を囲う為に、自分の娘や知る子を差し出し 結婚という鎖で縛り付けて・・・

利用されたくないタケル君が可哀想です。利用したい者の中で、頑張って腕をあげたのに・・・
それを取りたくて自分から言ってパーティに行きました』
『ルビー?』
話し方も表情も違う娘に驚いた。

『ずっと・・・私を守ってくれてた中で頑張って来たから、私が出来る事はタケル君にしたいと思います』
『パーティか?』
『その一つです。裏でタケル君を操ろうとする人と引き離す為です』

『結婚相手を?』
『必要ないと聞いたからです。
お父さん・・・大人のタケル君の気持ちは無視ですか?』
『親だからだ(笑)。ルビーは大人になったな』

『ありがとうございます(笑)。
昔からお父さんは私達は私達が幸せと思える道へ進めと言いました(笑)だから迷わずに進んでます。

タケル君は今を大事に楽しんで進んでます・・・幸せと思えるから。
私もです(笑)だからお父さんの子供だけど・・・大人として・・・』

『なんでナツキまで?』
『お父さん(笑)今度はナツキさんですか?』
苦笑いして頷く父に言った。

『パーティの後に食べに行く約束をしてたんです(笑)
待ち合わせに来ないから連絡をくれて合流しました。
早瀬さんはタケル君が呼びました・・・あの人が居て怖くなったから、私の為に・・・不安を取る為に・・・』

『あの人?』
『同僚の・・・』
『・・・あー、ヤツは居たのか?』
居たと頷くルビーが下を向いた。

『変装した女性に恋してたみたいで・・・』
『ブッ飛ばしに』
『駄目です! 話をして謝ってくれたので信じようと思います・・・』
膝の上で握り締めたルビーの手があった・・・

『 ・・・ならルビーが一時間の正座をしとけ』
『師匠!』『とうさん!』
『はい・・・』
叫んだ彼らに構わずに娘を見つめていた、ルビーを眺め辛そうに耐えて言ったと知った。

『同居のルールは守るんだ・・・帰らなければ心配はする。
無事かと不安で眠れない・・・大人になっても親は変わらずに心配はするんだ・・・
今回は連絡を忘れたルビーが責任を取れ』
『はい』

『俺が巻き込んだし・・・
ルビーと帰ったら、ルビーの状態をみて心配はさせたくなくて・・・泊まらせたんだ』
『 ・・・お前はパーティで遅いと伝えてたろ。ルビーはしてなかった。
ナツキはルールを半分しか教えてなかった。だから今回は見逃す。
ヒナタは住んでない・・・今の正座で見逃す』

そう言って離れたが、直ぐに戻り端へ毛布を敷くとルビーをソコへ促し彼らは出した。
目の前に胡座をかいて腕をくみ静かに待った。
背を伸ばし精神を澄ませていくルビーの気配に笑み、父もまた無へ落とした。


向かい合うように、ジッと佇む二人を眺めた。
『ルビーは慣れてるか?』
『あー無理かも・・・久しぶりの俺がヤバかった』
タケルと早瀬が呟いた。

ナツキも耐えながらルビーを見守っていたが・・・そっと入り込み近場へ座ると同じように自分を無へ追いやった。
二人も入り・・・目を閉じた二人・・・


父が苦笑いをする。
これ見よがしにルビーの守りに入る三人・・・それぞれが、自分の出来る事で助ける・・・それは嬉しくもあり寂しくもあった。

一度も声を出した事はなかった。
誰かの罰は泣きそうになりながら我慢して近場で見守っていたルビー。
無言で励ますルビーだったのだ・・・今回は違う・・・

ルビーだけを注意すべき事に、付け加えたように三人にしたのだ。
初めて指摘し声にした・・・そして自分の気持ちを話した・・・三人を守るべく声にした。


いつもの倍だった・・・寒い季節だ・・・罰を緩めたらルビーは父とはいえ軽蔑する・・・嫌われたくなかった。
毛布はせめてもの償いのように持ち込んだ。

冷え込む・・・微動だにしなかった事に驚いた・・・・いつの間にか成長したルビーに嬉しさと寂しさと・・・色んな思いが駆け巡った気がした。


どれだけ過ぎたのか・・・
『残り30・・・』
普通に呟いた自分に項垂れた・・・バカ正直に呟いた事に、自分に苦笑いをした。


スッと離れ・・・ジッと皆を見守った。
・・・・タケルと早瀬の様子に違和感がおき・・・何だと観察するように見つめた。
早瀬はルビーの様子を伺う・・・タケルは・・・・そして大丈夫と言いたげな笑み、タケルを気遣う笑みと気づいた。

そっとルビーへ目を向ける・・・ナツキへ向ける優しい眼差し・・・タケルへ・・・そして早瀬へ・・・
その表情で分かる・・・ずっと見てきた娘の眼差しだから・・・

大事にしたいという想いはナツキへと向けられていた。それはタケルにもあった。
二人を想うルビー・・・
-ただ一人の人を愛する人になりたい-

幸せと思える道へ・・・たった一人の人を愛す・・・それが二人なのだと気づいた。
性別でもなく・・・人を・・・娘の眼差し・・・そう言った顔は優しさに溢れていた。

悲しむ事もなく兄を受け入れた・・・いち早くナツキを気遣うルビーだった。
それが幸せならと受け入れていた・・・
自分よりも遥かに大人へ成長していた事に、思わず笑みが浮かぶ。

穏やかな顔は彼がした・・・親の自分ではなく他人の男に・・・

『取られた・・・』
それはそれは小さな囁きだった・・・ふと自分を抱く・・・それは自分が愛する妻だった。
少し悲しげで・・・それでも優しさに溢れ始めた笑みになった。

『(笑)ばあさんになった私でも、愛せる?』
小さな囁き・・・それは代わりないと頷いた。
『白髪が出来ても(笑)、貴方は私の終わりを供にしてくれる?』
『パートナーだからな(笑)、かわんねーぞ・・・』

『供に生きれる人を近寄せた私は、(笑)物凄く幸せ』
『俺もだ(笑)。苦しさも辛さも・・・一緒なら先へ進めると、お前となら出来ると思えたし(笑)本当に生きて来れた』
『だから(笑)』
『(笑)さっき知った。
迷わずに養子にする(笑)いいか・・・』
『いいわ(笑)』

『(笑)離れずに生きて行けるなら、片目は閉じる事にする。
二人の笑みが見れるようにな・・・室内限定にしとく(笑)リコが居るし』
『リコは気づいてた(笑)』
『 ・・・』
『ルビーと同じよ(笑)。口にしないだけ・・・優しい一人と受け止めてた』
『(笑)ありがてーな』
『そうね(笑)、それよりルビーがヤバいわよ』

『残り10分もあんだ・・・くそっ!』
辛さが隠せずに妻を抱き込んで顔を埋めて呟いた。
優しく背を撫でられた事に苦笑いをしたのだった。

スッと離した妻に驚いた・・・手を引き入り込む・・・腕時計をつつき苦笑いをしていた。
『やーねー(笑)お父さんの時計が狂ってるわよ・・・何年使ってたかしら。
ほら、足を解放しなさい(笑)』
そっと皆を楽にさせる母に驚いて見返した。

『お母さん・・・ごめんなさい・・・』
『ん・・・頑張りました・・・崩せる?』
『無理・・・久しぶりだから固まって』
そっと寝かせようとしたが・・・バタンと倒れこんだ・・・

誰もが助けれず床へ転がり、身動きさえ出来ずにいた。
そっと足を擦りながら早瀬にルビーを頼むと、今度はナツキに近寄った。

『昔・・・名はいらないと言ったナツキの言葉・・・あれは今も同じ?』
『 ・・・・』
『苦しくて・・・名字を呼ばれた辛さは剥がれた?』
『 ・・・・』
押し黙り身動きもせずに眺めるナツキだった。

師匠がそばに腰を下ろす・・・前の話だと思い出し二人を眺めた。
『そうだ(笑)、お前に昔 言ったよな。俺の息子になれと・・・それで少し楽になるナツキなら構わないと。
手続きしてもいいか?』
『 ・・・師匠』
『呼び名を変えろ(笑)』
『おじさん・・・』

『 (笑)父さん、そして私を母さんと呼びなさい』
『 ・・・』
『ナツキも幸せな中に交ぜたかった俺の気持ちを無駄にすんな。
気持ちを軽くしたルカと、(笑)タケルの気持ちを無駄にすんな・・・
今のルビーを、これからも助けろ・・・』

優しい眼差しに、ナツキは涙を溢した・・・
『話は通してある・・・とっくの昔にな』
『は、話したく・・・』
『(笑)知ってる、だから私達が会って話してた・・・二人に会って』
『す、すみません・・・』

『(笑)だいぶ立つが連絡も来てない、ナツキは成人した。
だから自分をも自由に出来る。
辛さはタケルに剥がして貰え(笑)、足りないならルビーと話せ』
笑ってナツキの髪を撫でた二人の笑みで、涙は止まらなかった。

『始めるからな・・・必要な時はナツキを呼ぶ(笑)。だから安心して今の生活を続けろ。
道場を担う一人になれ・・・いいか』
柔らかな笑みは自分に注がれた事を知った。

今の生活を続けていいと言った二人の言葉が身へ染み込んだ。
良かったと思わず抱き締めたタケル・・・驚いたナツキに笑む・・・
邪魔と引き剥がすルビーは、ふらつきながらナツキを抱き締めた。

『シンちゃんに報告しよ(笑)、一緒に来てないって怒ってるし』
『ん?いつから?』
『(笑)昔!道場の帰り道で一緒に行ってくれてた・・・』

誰も何も言えなかった・・・本当に影でルビーを支えてくれていた一人だと初めて知った。
穏やかな眼差し・・・本当の兄弟のような気がした両親だった。

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