tamiのブログ

このブログ・・・妄想ー空想大好きな私が、勝手に楽しんで・・・勝手に文字にしています。ボロボロですが(笑)

ひなちゃんは! 23

2016-10-15 08:06:05 | ひなちゃん! 〈Rあり〉
《 本のとりこ・・・》


絵本から始まった・・・・少しずつ増えていく児童書。
それは次第にヒナの学年よりも上になってきた事にユナが驚いた。

『なんで?』
『誰かから借りた本らしいわ・・・読んでて幸せなんだって(笑)』
『あれ・・・・小説よね・・・』
分厚いハード本を持つヒナは、微かに笑みながら読んでいた。

そっと覗けば、難しい漢字にはカナが振ってあった。
『誰に借りたの?』
『先生(笑)、皆が読めるようにカナを振ったんだって・・・』
『どんな話?』

『んー・・・・頑張る話?
えっとね・・・・主人公の子に、色んな悲しい事が起きるの。
それは苦しくて悲しい事でもあるんだけど、全部に諦めて全部に頑張るんだって。

受・・・・受け入れて自分の願いを叶える為に頑張るんだって。
少しずつお友達も出来るけど、一緒に助けたり励ましたり(笑)皆で頑張るって感じ?
なんかね・・・・優しい気がする(笑)』

『へぇ(笑)』
『(笑)外国にも行ったよ?楽しんで悲しんで頑張って・・・・忙しいの(笑)
生きる為の戦いだよって優しく、お友達を助けるんだよ・・・・』
そう言って本の世界へ入り込んでしまった・・・・

自分から・・・ドキッと音が飛び出た気がした・・・・
生きる為の先・・・
ふいに甦るルナの声音・・・・自分の生きる先を見つけ進んで行ったのだ。

『ヒナママ?』
『ん?』
ヒナへ振り向くと悲し気に自分を見ているヒナに驚いた・・・・そこで初めて自分が泣いていた事に気づいた。
そっと抱き締めたユナを見上げ、様子を眺めていた子に微笑んだ。

『悲しいの?』
『(笑)違うの・・・・生きる為の戦い。
ママも昔、その言葉を聞いた事があるの(笑)
自分を生かす為に行く(笑)頑張ったのかなーって思えたわ・・・』

『そっか(笑) 優しい人達に出逢えてるといいね・・・』
ヒナの笑みで心まで温かくなった気がしたユナだった。





『今回は頼むから出るな・・・』
いつにも増して不安が取れないゼン達に驚いた彼女達だった。
納得しない敵対組織の下が、挑むようにきてきるのだ。

知り合いの刑事達へ情報を流し様子を伺ってもいた。
今までも それをすり抜ける事はあったので、気にしないルナに不安だったのだ。

『仕事部屋で籠ってようか?』
『溜まりだした?』
『(笑)けっこう・・・・だけど行かなくてもコレで出きるしね・・・』
ノートパソコンをつつき笑う彼女に、すまなそうに見つめたのだ。

『ここで仕事したらバレるよな・・・』
『出入りするしね(笑)』
『やだよな・・・・』
『これだけはね・・・・(笑)』
ふと、思い出したように笑むルナ・・・・窓辺にゼンを連れていき外を眺めた。

『似た作りのマンションを見て(笑)』
ルナの呟きに、どれだと探すゼンがいた。
『んー(笑)目の前・・・・』
そっとゼンの体の向きを直し、顔を直しと場所を示した。

『赤のヤツの真後ろ?』
『そのタワーに秘密の部屋があったの(笑)ラン達もサクも知らないわ。
知ってるのは私とゼン(笑)貴方だけよ・・・・・・教えて損したかな(笑)』
笑う彼女を抱き締めて、ルナの頭にのせながらマンションを眺め考えていた。

『仕事部屋を替えたんだろ(笑)』
『正解(笑)維持費も何故か安かったわ・・・
取り合えず一ヶ月(笑)行くけど・・・・ゼンは大丈夫?』
『ソウを・・・・』
『いいえ(笑)仕事部屋でトップシークレット!
じゃなきゃ今迄、隠し通してきた意味がなくなるわ(笑)』


『 ・・・・ゼン(笑)、不安が増したのはなぜ?』
『 ・・・・』
『今迄もあったのに・・・・大丈夫(笑)同じよ・・・どうしても消えなかったら呼んで・・・必ずくるから・・・

・・・・・・それか・・・・寝室でしようかな(笑)、ゼンは鍵をつけてくれない? 閉まれば勝手にロックするやつ(笑)』
『いや、離れた・・・・』
方が今回はいいと急に思え呟いたのだ。

『ゼン(笑)、今まで回避出来たんだから同じようにしない?
ジンクスじゃないけど、なんでか不安になる・・・・』
ハァと項垂れルナを見つめ考えこんだ。

『完全に切り離せたと・・・俺たちの危機回避の気持ちが切れたかな・・・・』
『(笑)望んだ先でもあるでしょ・・・・それに(笑)体験もしてるし・・・』

『ルナ・・・・(笑)俺を襲え・・・』
『忘れるくらい?(笑)』
『(笑)そうだ・・・』
『我慢出来るの?』
『 ・・・・』
そうだったと思わず迷うゼン・・・・彼女に触れたくなると我慢出来ず、ルナを追いかける。

襲えと言いながら、襲ってしまう事が殆どだったのだ。
彼の迷いに呆れ、可笑しくて笑う彼女がジッと見つめていた。

うつ向き考えるので、彼女が覗き込むようにクビを傾げゼンを笑みながら待っていたのだ。

より安全な事は、どれだと考える・・・・ そっと離れた彼女はベッドへ戻ると、静かに眠り始めるのだった。


背後に寝そべるゼンは、眠り込んだ彼女を覗くが そっと抱き込んだ。
彼女の首の隙間へ手を入れ身を引くと掌は彼女を包み脇の下へ滑りこんだ。

未だに分からないゼンの手の場所・・・挟まれた状態が好きなのだろうと勝手な想像をするが聞いた事はなかった。

何時ものように手を滑らせ挟むゼンに笑み、眠りへ落とす・・・・
ゼンの囁き・・・・ちゃんと聞きたくて耳をすませた・・・・・
『平気よ(笑)負担になってない・・・・ゼンが私に謝る事が負担になるわ』
『起きてたのか?』

『(笑)ゼンが必要なら私は従う・・・・私が必要なら(笑)貴方が居てくれるわよね・・・・
同じよ・・・・心も一緒だから平気なんだよ? 忙しくて忘れてた?』
そうだったと笑むゼンは、振り向いて話していた彼女に笑み返した。

彼女を倒し改めて抱き寄せるゼンへ腕を回して寄り添った。
優しく背を撫で大丈夫と声にしないで話すルナ・・・・それは祈りのようでもあり穏やかな中で眠り始めたのだった。



彼女達は固まる事なく、それぞれの・・・・仕事場から出ないサトミ、海外へ飛び出したノンとランだった。
ハルト達が相談し決めたのだが・・・・ルナだけは動かなかった。

妙な違和感があると二人は話し出す・・・そこへソウまで強引に加わり話をするようになった。
より回避する事にハルト達は安堵した。


今まで見た事もない姿のルナが部屋から出てきた事にゼンが驚いた・・・
『ごめーん(笑)溢れる仕事を片してくるわ。顔は知られてるから(笑)尾行はいらない』
『駄目だ!』『駄目です!』

ゼンとソウが同時に叫んだ・・・
『いつもの私?(笑)』
『 ・・・・』
声に出来ず首だけをふる二人・・・・
『(笑)非常階段を少し下りてから、エレベーターで出るわ。
離れたら連絡して電源は落とす(笑)信じて祈って・・・』

『どこに?』
ソウが聞くが、仕事部屋としか言わずにルナは出ていってしまった。
ゼンが追わないので、ジッと我慢して彼を眺めていた。

いつにも増して不安な顔のゼンに、ソウが余計に怖くなった。
それに気づいたゼンは苦笑いしてソウの頭を撫でた。

『信じろ(笑)、捕まっても用があるのは俺たちへだ・・・・
トウヤ達に言っとくから、お前は いつもの行動をしとけよ(笑)
向こうに違和感は与えるな!』

ゼンの言葉に頷く・・・・自分の言動が二人を危険に晒すのだと昔、聞いた事があった。
そして二人を信じろとも・・・・

大きく深呼吸をするソウは、学校だとゼンに言うと二人の自宅を後にしたのだった。


ルナからの電話は仕事部屋からだった事に安堵した・・・
『ゼン(笑)愛してるわ・・・・』
『(笑)知ってる・・・』
『大丈夫だから、頑張って(笑)
ちゃんと待ってるね・・・』
『二週間たったら電源は入れろ(笑)絶対に・・・』
『ん(笑)了解!』
『じゃーな(笑)』

笑みを浮かべたゼンから電話を切った・・・これも前からだったと思い出すルナだった。


マンションから眺める・・・・ゼンが居るはずの場所を眺めた。
それから静かに机へ向かうと、彼女は仕事に集中するのだった。


ハルト達が焦る・・・・ソウに聞いたルナが見当たらなかったのだ。
本当に視覚をついて出たのだろうと話はついたが、ゼンへ言うべきか悩んだ。

一週間も過ぎた頃に・・・迷うようにハルトはゼンへ話をした。
苦笑いしかないゼンだった。
『(笑)どれがルナだか分からなかったか・・・上手く化けたんだな』
『最後の仕事か?』
皆にも言わない仕事を、そう言っていたのだ。

『(笑)そうだ、それだけはルナは誰にも内緒にしてる。
表立ってくるとヤバい(笑)、本当なら逆に守れる気はするが何故か嫌だと拒否る・・・』
『(笑)俺らにも言わねーよな・・・』
『だな(笑)』
『何でか聞いたか?』

『自分だからと最初の頃は言ってたな(笑)・・・』
それ以上言わないゼンに苦笑いするハルト。
『なら安全な場所に確実に居るんだな?』
『あー居る(笑)仕事部屋から電話を寄越したからな・・・
大量に買い込んで(笑)籠るとさ』

ならいいと笑むと、二人は仕事へ戻るのだった。



疲れた体を押してゼンの家へ上がり込んだ・・・それぞれの場所で体を休めるように身を置いた。

チャイムがなり、ソウが確認しながら出るとルナの友人と知るサクだった事に驚いた・・・
戸惑いつつも、ドアをあけると台車に乗せたダンボールが山積みされていた。

玄関に入り込みソウへ中身を教えると、満面の笑みで そっと運び出した。
手際よく準備を始めるソウを、皆は不思議そうに眺めた。

温め直すと部屋に流れる旨い匂いに気づきトオル達は手伝い始めた。
サクは笑いながら入り込み、ボトルをテーブルに置いた。

『久しぶりだ(笑)全部に一人で入って来たから大丈夫だと思うぞ。
なんでかな・・・・足に使われた気がするな(笑)』

『これを何処で?』
『yours(笑)差し入れだ。どうせ簡単に済ませてたんだろ・・・』
苦笑いするゼンに笑み、ハルト達と静かに飲み始めるサクだった。

先に食べさせソウ達を返すと、のんびりと食べながら飲んでいた。
『知ってたか?(笑)その店・・・』
『(笑)知らん!』
『あなたのもの(笑)、そういう意味だそうだ。
テイクアウト専門だが(笑)店でも食べられる』
『へぇ(笑)』

『あー(笑)だから、やつらに弁当みたいに渡してたのか?』
『夜食用と言われてな(笑)』
『ん?』
『誰から?』
『 ・・・これ、ルナが作る味だろ?』
ゼンの呟きに皆が考えては食し確認していた。

『店・・・・出したのか?』
『ルナか?』
『 ・・・・』
彼らは驚き過ぎて声にならなかった。
『お前らは怠けてるのか?(笑)、サーチ不足だそ・・・』
サクの呟きに苦笑いしながらも考えていた。

『サトミがたまに持ち帰りして食べさせられてたんだよな・・・』
『あー俺はコレを・・・ん?なんで部屋にあった?』
『ノンが?ソウか?』
彼らの呟きは静かに始まった。

『警察署の隣にオープンしてな(笑)、ゼンはヤツから聞いてないのか?』
『ソウスケ?』
笑み頷くサクだった・・・・
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