tamiのブログ

このブログ・・・妄想ー空想大好きな私が、勝手に楽しんで・・・勝手に文字にしています。ボロボロですが(笑)

かぐや 10

2017-05-15 17:13:10 | かぐや < R >
今回はと店へ入り込むカグヤ・・・
カウンターで出された酒を飲む・・・味の変化にバーテンを睨んだ。
店長が謝り奥へ連れ行き指導した。

『ナツ・・・早いだろ、表へ出すな』
『失礼しました・・・ずっとバイトで雇ってました。今のような酒も作る事はなくて・・・大丈夫だったんですが』
夏川が謝りながら呟いた。

『ベテランでもチェックはするんだ・・・今の感じで出されたら気も滅入るし客は逃げる・・・暫く出すな』
平謝りの店長だった・・・
『無理なら入れ替える、考えとけ』
スッと押して彼を眺め、来店している客達を眺めた・・・

客が代わる代わる一つのブースへ座り声をかけては出ていく事が気になった。
暫くすると客が数人入り、オーダーしてはソコを伺うように眺めていた。


『ナツ、アレは?』
『あー飲みに入らした新客なんですが・・・酒が強くて誰も連れ出せずでして・・・
彼の分もオーダーして運ぶんで・・・すみません』
ホッといたのだと苦笑いをする店長に笑うカグヤだった。

暫く様子を眺めるカグヤだった。
また一人、客が入り込んできた・・・それはスカウトを生業にする高坂だった。

カグヤの隣へ座り、バーテンへ水を頼んだ。
支払ってから飲み込む彼が、眺めていたカグヤへ笑み返した。

『新たな(笑)商法か?』
『アレの事か?』
早く話せと楽し気に高坂を見返した・・・
『気づくの早すぎだろ(笑)
店から流れてココに辿り着く・・・噂が回ってんだよな・・・

先週は道向こうで彷徨いてた(笑)、今週から この辺の散策してるってさ・・・相手を探してんのに選んでるから相手にさせてくんねーって(笑)

だから酔わしてって、飲ませるが(笑)つえーから諦めんだとよ。
何もんだ?』

『新客だとさ(笑)、稼がせてくれてると店長が言ってた』
ハハハと笑う高坂だった。
『どっちを買う?』

『いーや(笑)買うんじゃなくて、アレが頼むらしいぞ。
全部断るから無駄な酒を奢ったって笑って他店に入ってる(笑)

そろそろ帰せよ・・・気付くと閉店まで動かねーらしい』
面倒くさそうに高坂を見返した。

『ホッとけ(笑)、金を落とすなら上客だからな大事にしねーと』
『(笑)入れ代わるぞ?』
『いいさ、ココはオーダーしないヤツは出すし居れねーよ』
『だからココなんだろうな(笑)』
『潤いは頻繁にないんだ(笑)。お前は早く稼げ・・・』

『カグヤが向こうの店で働けよ・・・』
『飲んでるだろ(笑)、暫く観察して楽しませて貰う・・・・
さっきはオウンの二番が来てたぞ(笑)』

『ん?本職に落ちない?目的は女か?』
『あー(笑)なら、リベラ辺りの女を使え。あれで無理なら何しに来てっかな(笑)』

『(笑)楽しみか?』
『当たり前だ(笑)。何のあさりで来たんだか・・・身に染みねーと彷徨いてくからな(笑)体験はさせてやれよ』
カグヤの言い方に笑う高坂が店を出ていった。

暫くして本当にリベラの女が二人やって来てカグヤに抱き付きながら頑張ると宣言して酒を頼み目的の場所へ座る。

運ぶと遠慮なく手にして乾杯と飲み込んだ・・・話ながら楽し気な様子に笑むカグヤだった。

それでも30分後・・・彼女達が苦笑いをしてカグヤの隣へ座った。
『無駄足か(笑)』
『扱う手は、手慣れてないと嫌なんだって(笑)何の事よ・・・意味分かんない』
『わよねぇ(笑)、カグヤさん・・・頑張ったのに魅力もないって言われてるみたいでヘコむわ・・・』

『(笑)営業スマイルだったぞ?』
『そう?(笑)美人さんだから、丁寧な物言いでくると思ったら違ったの・・・・残念』
確かに残念だと笑うが、彼女達はハァと項垂れて店を出ていった。

仕方ないとブースへ近寄るカグヤが彼を眺めた。
そっと水のボトルを差し出してジッと眺める・・・・慌てて探るように、礼を言って見返していた。

『誰かを買うならカウンターだろ、それが街のルールだ・・・
ここなら誰か一人でも入れろ、時間を潰させて貰えるぞ?』
『 ・・・・』
『そろそろ帰れ、足に来て歩けないんだろ(笑)』

『なんで・・・』
『(笑)強くて飲みやすいのしか、ココは出さない・・・時間はくれてやるから酒は飲まずに帰れよ』
そう言って立ち上がるが、直ぐにカグヤの手を掴んだ。

なんだと見下ろすカグヤだった。
『ん?・・・・』
新たな客の呟き・・・入り口に佇みフッと笑う男に言った。
『何を探す?』
『 ・・・・男だろ(笑)』
客が笑い席に座った・・・

『誰かを探してんだとさ(笑)。だから顔を見に来た・・・酒をくれ』
言われたカグヤがカウンターへ目を向けた・・・・了承した笑みで手を動かすバーテンだった。

『(笑)女は抱けたのか?』
『えっ?』
『(笑)少し前は華を探してたろ。最近は、この辺で彷徨いてる お前の噂で持ち上がってるぞ?』
『 ・・・・』
恥ずかしそうな顔になった男に驚いた・・・・

『お前・・・』
『扱い慣れた手が欲しいんだとさ、捨てに来たんだろ?』
カグヤに言われて余計に赤くなりながらも黙って頷く彼・・・

『初心者用の店を教えるか?』
『はい・・・・』
それはそれは小さな声と頷きに男が笑った・・・
『俺が抱くか?』
跳ねたように体をビクつかせて、レンを眺めた顔も驚いていた。

運ばれたトレイからカグヤが受け取るとレンへ渡す・・・
『全部の勉強をするなら適任だろうな(笑)』
笑いながらカグヤは戻っていった・・・

『で、出来ますか?』
『ん?本当に経験もないのか?』
『はい・・・・接し方さえ億劫で、今迄拒否してきたのですが・・・
いつまでも自分で処理する事に疑問が・・・・

それに本当の自分も知りたくて・・・だけど怖さが勝ってしまって・・・
それでも怖さが取れないならと・・・』
ココへと来たと声に出来なかった・・・

『んー俺よりまずは店だな(笑)。
女を抱けたら分かる・・・・男が良かったと思えば行けばいい』
スッと店名の入る名刺を差し出した・・・

『今のカグヤが扱う店だ、そしてこれが後から行く店(笑)
後悔したくないなら店から始めろ、外の連中には我慢させとくから今日と明日の連れ去りはない(笑)
まずは今日、ココへ行け』
一枚を指差してつつくレンだった・・・


外へ出ると本当に誰にも声はかけられなくなっていた事にホッとした・・・
観察はされていたが、近付く人達は居なかった・・・

探し出して店へ震える体を押して入り込んだ・・・
薄暗い照明が不安を煽る・・・それでも面と向かって顔を付き合わせる作りでもなくホッとした。

受付を済ませる・・・少し先のドアが開いた・・・誘われるように入り込む。

『な、何を・・・』
不意に目隠しをされた彼が呟く・・・
『この方が貴方の為なの(笑)。恥ずかしくない・・・誰でもイケるわ』
そっと身の世話をするように、何を自分へしているのか声をかけては触れてきた事に安心して任せた。
脱がされていく自分に緊張する・・・

『全部脱げたらお風呂で洗うからね(笑)綺麗にしてからベッドへ・・・
大丈夫よ、貴方へ触れるけど力は抜いて下さる?』
『 ・・・・君は』
『(笑)ココで名は必要ないの。自分を捨てる場所で・・・最初の一歩を体験する場所なだけ・・・
それを先に進ませるのが私の仕事よ』

『嫌じゃない?』
『そ?(笑)始めてさんに触れる幸せ?』
『えっ・・・・』

ウフフと笑う声で冗談かと苦笑いで返した・・・誰かに現れる恥ずかしさ・・・湯へ浸る事で体は温まるが、今更ながらに酒が利いてきた・・・

どこもかしこも触れてくる・・・小さな跳ねた体に少しずつ慣れた気もした。
幅の狭いベッドだった・・・
『暴れたら落ちるわよ?』

楽し気に話す彼女の声に笑み返した・・・加湿されているのか、シューという音が近い・・・
『(笑)さてと、始めるわね』
『お、お願いします・・・』
『(笑)はい』

頼まれて驚いたのだろう声だった気がした。
全身へ巡る手でマッサージのようだと知る・・・それでも少しずつベッドの半分が持ち上がって来た事に気づいた。

『背は終わったしね(笑)しやすいようになの。いいから集中してて・・・』
柔らかな声音が耳元でした。
肌がザワつきだし小さな唸りで、体は震えてくる・・・疼くような誰かに触れたい自分と思えた・・・

『(笑)いい感じ』
小さな囁きと同時に自分へ触れ始めた事で、静かな昂りは始まった・・・優しく撫でられる足・・・彼女自身で閉じないような状態だと思えた・・・

『引き出してくから一人増えるわよ?』
『なんで?』
『全身で感じて(笑)』
そうかと頷く彼・・・・その瞬間に脇から胸へ触れてくる新たな手を知った。

その手は上がり撫で上げられて行く・・・両手が頭の上で交差させられ、増えた何かが体へ張り付いた。

『これ・・・何をつけてる?』
『ジェル(笑)、互いに優しい手助けをしてくれるわ・・・』
『はぁっ!』

昂りが増す・・・手以外の熱さを感じ意識がソコへ集まる気がした。
手を動かしそうだった・・・静かに触れる手がベッドの端を掴めと触れていた。

ギュッと握り締める・・・・頬からクビへ巡る手・・・肩から胸へ・・・
焦れったい・・・そう思えてしまう・・・少しずつ戻されベッドの角度が変わる・・・余計に露になった自分と分かる・・・辺りだけを狙い打ちされたように触れていた。

求めても身が浮き出しても押さえられ塞き止められる・・・荒い息は自分だけだと知る・・・
漏れる吐息が、自分を余計に煽っていた・・・張り付き絡む・・・自分じゃない姿を想像する・・・昂りが激しくなり一瞬で弾けとんだ・・・・

呼吸の荒さは無視され、続く手だった・・・熱さが止まらなくなった。
数度目で自分の意識は手放していた・・・

時間だと店から出された彼・・・自分の身に起きた感覚は振り返してくるようで焦った。
笑って近寄る人を眺めた・・・・

『続けて行くか?(笑)、それこそ簡単に落ちて考えを誤る気もするがな・・・』
『怠さが抜けません・・・無理だと思います・・・』
『そうか?(笑)残念だ・・・出口まで送るから歩け・・・』

『すみません・・・』
『何故謝る?』
『関係ないのに世話になったようで・・・・迷惑・・・』
『(笑)いいや、大丈夫だから試しとけよ』
言われて照れたように笑む彼がいた・・・

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